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ドラッカー18の教え 第9回
2017-11-22 20:47
産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/ 12月号連載記事■責任を負わなければ権限は無い。危機においてこそリーダーの真価が問われる ●古代では暴力と恐怖による支配が当たり前だった 人間社会が始まった時から、常に権力者は存在しました。秦の始皇帝、アレクサンダー大王、カエサル(シーザー)、ナポレオン等々数限りありません。彼らはほぼ例外なく、本来外敵から自国を守るはずの軍隊を国民に向け、「暴力とそれに伴う恐怖」で人々を支配しました。今から考えればひどい話ですが、古代社会から近代の初期に至るまでは「法の支配」などという考えも確立されず、権力者が権力と恐怖で人民を操るのはごく当たり前のことだったのです。 しかし、近代に入ってからは、すくなくとも先進国では、「法の支配」が優勢となります。どのような権力者でも、まったく人民を無視した政治を行うことは不可能にな -
孫子の投資法 敵を知り己を知る その5
2014-06-25 14:28本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧ください。 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482■戦争のことをよく知らないのに、軍隊を直接指揮しようとしてはならない ◎国王に対して将軍とは助け役であり、親密であればある程良い成果を出せる。 助け役と主君のコミニュケーションがうまくいかなければ国家は弱くなる。 そこで、国王は軍事に関して次のことに注意しなければならない。 1)戦争のことをよく知らないのに、軍隊を直接指揮しようとしてはならない。 2)戦争のことをよく知らないのに、将軍と一緒に軍隊を動かそうとしてはならない。兵隊はどちらの指示に従うか迷うことになる。 3)実戦のことも分からないのに、最前線で軍隊の指揮を行おうとしてはならない。兵士は迷い疑うことになる。 ウォーレン・バフェットが傘下の企業(バークシャー・グループ)を、マネジメント
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