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記事 47件
  • 今後の投資戦略?

    2019-06-29 02:23  
     ユーロ市場の景気悪化懸念が広がっています。 先日は国内の欧州系メーカーで働く知り合いが下記のように言っていました。「確かに欧州の景気が悪いらしく、本社がかなりのリストラを進めている」「それほど悪くない米国や日本法人でも、間も無く大がかりのリストラがありそうだとの話が出てきている」 たださえテロの続発や政治の混乱も加わり、欧州圏の景気実態が悪化してきているにも関わらず、米中貿易戦争の影響も大きくなり、ECBも景気刺激策や金利の引き下げと言った事柄にも言及し始めました。ドイツの長期金利も2014年8月に1%を割ってから低迷しており、最近では-0.3辺りを行ったり来たりです。 軽薄を地で行くマヌケ米国大統領は思慮分別が無く、気分次第であちこちを攻撃していますので手が付けられません。自分で景気を悪くしておいて「利下げしろ!」ですから、呆れます。そして中国やロシアはその混乱に乗じて、あの手この手で
  • 為替市場動向~G20待ち?動きづらい~

    2019-06-27 16:11  
     週末、月末、四半期末、海外ベースでは半期末が重なり、節目ならではの取引も多かったと見られます。さらには、今週末のG20開催、特に米中首脳の会談の行方が注目されるところから、今週は動きづらい感があります。 先週注目を集めた米国の金融政策決定のための6月FOMC。 すでに市場では、年内の利下げ確率100%。2度の利下げを織り込む中で行われる中、当局の利下げへの決意を確認した結果となりました。直近の金利予想は、7月に0.25%下げる見方が約8割、0.5%下げの見方をするエコノミストが約2割、9月には現在よりも0.50%は利下げされ政策金利であるFF金利が1.75%-2%になるだろうとみるエコノミストは7割となっています。 米国の利下げが期待から現実的になってきたことを株式市場は好感はしてきたものの、昨日、パウエルFRB議長が外交委員会で行った講演中に触れた”経済の下振れリスクが強まった”とする
  • 山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」【6/24第14号レポート配信! 収益構造構築が得意な好業績企業を分析!】

    2019-06-26 22:12  
     個人投資家向け高品質企業レポートを好評配信中! 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。【6/25第14号レポート配信! 収益構造構築が得意な好業績企業を分析!】 今週掲載の銘柄は、既存業界に新たな切り口で参入し、巧みに収益を上げる仕組み作りが得意な好業績企業をピックアップ。新規事業の伸長と海外進出の進展で今後の高業績維持が期待されます。 レポートでは保守的に業績予想をしているが、もう少し楽観的に理論株価を想定出来ると監修の山本氏が評しています。深掘りレポートをぜひお読み下さい。
     グロースとは成長株のこと。 山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株にフォーカス。銘柄を発掘し、その内容を詳細にレポートします。 毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。 毎回山本潤氏の監修コメントも入り、中長期のファンダメンタルズ投資家には最
  • 有料メルマガライブラリから(295)「強いファンダメンタルズの企業を選び押し目買いを狙う」

    2019-06-26 22:10  
     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「強いファンダメンタルズの企業を選び押し目買いを狙う」= (有料メルマガ第436回・2017/6/13配信号)※2017年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。(前略) このように人気のある優待があると、業績とは異なる優待の魅力というカタリストで、上げ続けていく企業もあります。 長く投資していると株価の上昇のメリットを全て手に入れることができます。 したがって、ある銘柄に投資する(=個別の戦闘行為を行う)場合にも、その株に投資する目的と、どのくらいの期間投資するかを決めてから実際の投資を実行
  • 書評:武士道

    2019-06-26 22:08  
    書評:武士道   新渡戸稲造 著、ちくま新書   https://amzn.to/2N8NjVt 本書において、武士道と騎士道が比較されているが、確かになるほどと思う部分がある。 特に、両者とも封建制度における「御恩と奉公」という一種の「社会契約」(文書によらない社会慣習法)に基づいて成立している点に注目したい。 武士も騎士も、社会契約により領地(国家)を守るために自己犠牲を払うことを当然とし、その基礎の上に、「名誉を重んじる」あるいは「死を恐れない」というような精神的規範が形成された。 封建制というと、いかにも古臭くて抑圧的に思われがちであるが、実のところ全く逆である。 例えば、欧州においては、絶対王政のもと、国民は農奴などの牛や豚(あるいは奴隷)と同じ扱いを受ける人々が大半であった。 そのような権力者が国民を蹂躙する中で、絶対権力に抵抗するかのように成立したのが封建制度である。 絶対王
  • 小説「株仲間のぼやき(その1)」

    2019-06-26 22:07  
     東京の晴海には株好きな仲間が集まって、ワイワイと賑やかな集まりをする場所があるらしい。 トリトン株同好会というこの集まりには株投資のベテランから初心者まで約20人のメンバーがいて、月1回の懇親会ではお酒を酌み交わしながらお互いに持っている株を披露しているとのこと。 先週もまたこの集まりがあったらしい。会長「この間、買った株はまた下がったけど、安いよな。でも本当によく下がってくるな。」 この会の会長はいわゆるバリュー銘柄が好きで、延べ40余りの銘柄に投資しているようだが、その多くはバリュー銘柄とのことだ。与太「会長、下がっているって、何買ったの?」会長「岡山の建設コンサルタント会社、ウエスコホールディングス(6091)は親しくしているアナリストの意見に従って決算で配当が取れる7月を目標にコツコツ安いところ拾って上がってきた。でもその調子でこのアナリストが言う別の中堅ゼネコン株を安いと思って
  • 時価総額上位を見るか下位を見るか

    2019-06-26 22:03  
     最新号の会社四季報では日本の株式市場には3739社の企業が上場しているようですが、皆さんはその中からどんな銘柄を対象にして売買されていますか。 株式市場での企業の評価は株価という具体的な数値で様々になされていますが、そうした株価だけを多くの投資家の皆さんは考えて取り組まれているものと思います。 そうした株価と発行済み株式数の掛け算が時価総額。以下の数式ですぐに出て参ります。 発行済み株式数(除自己株)×株価=時価総額 市場全体の時価総額は現在、およそ600兆円ですが、このうち日本最大の時価総額となっている企業は皆さんよくご存知のトヨタ(7203)で約22兆円となっています。 トヨタのグループ企業にはデンソー(6902)や豊田自動織機(6201)、アイシン精機(7259)、豊田通商(8015)といった時価総額が1兆円を超える企業が数多くあり、それらを合わせたら日本の株式市場の5%はトヨタで
  • 【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第246号配信中!!

    2019-06-25 00:05  
    月曜日の億の近道で、20年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」通算246号が6月24日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。【動きのあった2銘柄をはじめ、個別銘柄情報満載!!】【6/24 第246号では】■相場の視点■好決算見通しを発表した多摩川HD(6838)■戻り歩調を辿る日本管理センター(3276)■活躍銘柄コメント(2銘柄)■個別銘柄ショートコメント(9銘柄) → ご案内ページ http://www.honohfm.com/
  • 大魔神のアンテナ 市場は乱高下しているが、面白さは十分にある相場

    2019-06-25 00:04  
     5月初め・5月末「トランプ大統領」の2度の発言により、世界的に株式市場は下落。日経平均も4月高値2万2362円から6月安値2万236円まで下げ、値幅でも一か月余りで2000円超の下落を示現した。 昨年から「トランプ大統領」が世界の株価を操作しているようです。 そのような相場にあっても、個々の銘柄は上昇を維持しつつ新値を更新する銘柄がある。どんな時でも相場は相場なりに生きているものです。 この6月4日下値から20日までに21491円まで戻り、値幅でも1200円ほどの回復を示した。これは米国株式の上昇がけん引しているが、戻るきっかけも「トランプ大統領」の発言によるところが大きい。 その為、各国の株式市場の状況は市場参加者が減少し、債券市場に市場の資金が流入、株式市場は閑散とした動きになってしまっている。 無論、欧米の金融当局の景気減速懸念に対する警戒感から、金融政策で景気浮揚策を考え始めたこ
  • 市場潮流

    2019-06-25 00:01  
     今週(6月17~21日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で141円75銭上昇し(率にして0.7%の上昇)、2万1258円64銭で取引を終えました。3週連続の上昇です。 米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が金融緩和に積極的なスタンスを示したことや、28日(金)から大阪で始まるG20で、米国トランプ大統領と中国習近平国家主席が会談する見通しとなったことなどを好感し、世界的に株高が進行。 ただ、FRBの利下げスタンスに対し、日銀の緩和余地は限られるとの見方から、円高が進行。日本株の上値を抑えるとなりました。 来週も円高傾向は続くとみられ、日本株の伸び悩みは続くと予想します。 しかし、FRBが金融緩和に動けば、日銀も何らかの追加緩和を実施すると見込まれます。安倍内閣も、消費増税後の景気失速を防ぐためのさらなる景気対策を策定する方向に動くでしょう。 これらが株式相場の下値を支え