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株の玉手箱 自動運転が一段と進む2020年
2020-02-20 15:20道路交通法改正により4輪車両の自動運転はレベル2からレベル3にシフトする。早々と手を挙げた日産ではプロパイロット2.0に進化し、追い越し機能が搭載される。日産の資料では車両側が追い越しを提案し、ドライバーがスイッチを押すことで車線変更が開始されるシステム。確かに便利そうだが追い越し&車線変更機能より高速道路でステアリングを握る行為から解放される効果の方が実際の運転では楽に感じるであろう。 レベル2ではステアリングを握ることが前提で、車両にもよろうが10秒以上の手放しでセンサが感知し警告を促す。それでも無視すると警告灯が黄色から赤色に変化、警告音も発し最終的には自動機能が解除される。 オートクルーズで高速道渋滞での自動加減速は非常に助かるが、ステアリングを握っているのは結構重労働?かな。 そこでセンサにバレない様に軽く握ったりする訳だが、私の車両は片手で握り腕をステアリングからぶら提げると -
株の玉手箱 味付けによる差が出そうな自動運転技術
2019-10-28 18:582017年夏、レベル3の自動運転をアウディが手掛けるとの新聞報道には驚いたが、日系自動運転技術者にとっては大変悔しい想いをしたに違いない。 自動車先進国のドイツなら仕方ないとの考えもあろう。だが日系技術者からすれば技術では負けておらず、規制によるものから苦杯を喫することになったからだ。ジュネーブ条約に縛られる日本やアメリカの道路交通法に対し欧州先進国はウイーン条約がベース。加盟国の少なさから先にウイーン条約が改正され、ジュネーブ条約では加盟国の多さから三分の二の同意が得られず改正出来ないジレンマがあった。 ところが2018年1月には米GMがハンドルやブレーキペダルのないレベル4の車両を2019年に実用化すると発表。同じジュネーブ条約国ながら日本より先行することになる。規制を遵守する志向から日本はどうしても遅れ気味になってしまう傾向があるらしい。州毎に規制を作り完成車メーカーはアメリカ各州 -
書評:トコトンやさしい自動運転の本
2018-07-25 16:46書評:トコトンやさしい自動運転の本 クライソントロンナムチャイ 著、日刊工業新聞社https://amzn.to/2Abgv7O 「完全自動運転」の将来性については、色々な議論が交わされています。 しかし、私のみる限り、近い将来に自動車の完全自動運転が実現する可能性はほとんどありません。 それは飛行機(旅客機)の自動運転の歴史をたどれば明らかです。 世界最初のオートパイロット(自動運転システム)は、1958年に開発された米国空軍のF-106「デルタダート」に搭載されましたが、これは地上の半自動式防空管制組織とリンクした巨大なシステムでした。 その後1960年代には民間旅客機にもオートパイロットが導入されるようになります。ところが、2018年現在に至っても「完全自動操縦」の旅客機は存在しません。少なくとも一人のパイロットが同乗します。 実のところ飛行機の自動操縦は自動車に比べれ
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