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記事 8件
  • 市場潮流

    2020-12-22 23:59  
     今週(12月14~18日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で110円87銭上昇し(率にして0.41%の上昇)、2万6652円52銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 国内での新型コロナの感染者急増が重荷になりましたが、欧米でのワクチン接種の開始、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を長期間維持する方針を示したことなどが支援材料となり、小幅な動きに終始しましたが、週間では小幅高を確保しました。 年末も近づき、海外投資家がクリスマス休暇に入るなど、市場参加者が減少する時期になりますが、先高期待から、国内の個人投資家を中心に物色意欲は旺盛なようです。 「国産初の手術支援ロボットの量産を開始した」との報道から、川重(7012)が急騰するなど、材料のある銘柄には、すかさず買いが入ってきます。 先週も記述いたしましたが、短期的には上値の重い展開はやむなしと考えますが、中期的には強気を維持し
  • 億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(1)

    2019-11-25 23:28  
    ※このコラムは、2005年8月30日に掲載されたものです。
     当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
    ■はじめに 株式投資をする上で、なにが最も参考となる資料でしょうか? わたしは、その問いに自信を持って「決算短信」(以下、短信)と答えます。 さて、短信とは、個別企業が決算動向を3カ月ごとに発表するときの定型資料のことです。企業が短信をプレスリリースすることを、「決算発表」といいます。短信は、20数ページに及ぶ資料ですから、目を通すだけでも大変です。 しかし、そんな人でも決算短信(以下、短信)の「表紙」くらいは目を通すことはできるでしょう。短信の表紙を分析するだけでも、実に多くのことがわかるのです。 短信の表紙に記載されているいくつかの項目が株価の動向を決めるといっても過言ではないのです。株式市場では大量の情報がシャワーのように降り注いでいます。流言や観測記事の多く
  • 投資先がない

    2019-11-23 12:52  
     先週はヤフーとLINEの統合発表によりLINEはストップ高、ZHDも約17%高となる一方で、TOBが済んだZOZOは寄付きこそ高かったものの、その後は続落しました。 個人的には8,000億円もの価格でZOZOを買うだけで何故に株価が上がるのか?不思議でしたが、流石にLINEとの統合は話題性があります。 が・・・、株価の方は正直なもので、SBGへの傘下入りで将来性を感じられる会社は株価が維持され、話題性で短期資金が入った銘柄や、オンライン衣料品会社は売られています。 これからは中小が乱立しているIT系企業のM&Aも話題性が高まりそうです。 注意点は、材料性の高いニュースが出れば一気に買われ、下方修正などが出れば直後から反射的な売りに見舞われることです。 例えば、直前まで数日間連騰していたMTG(7806)などは悪材料が出た途端に僅か5営業日で36%も下落しました。そもそも売上高500億円の
  • 大魔神のアンテナ 桜咲く季節、テーマ株が満開に

    2019-04-02 01:38  
     日経平均は、相変わらず上げ下げを続けて方向感に乏しい展開になっています。  テクニカル的な見方をしている私にとって、これほど悩ましい相場はあまり経験したことがありません。結論から言うと、まったく先が見えてこないという事です。  ある程度予測はするものの、裏切られています。  友人の市場関係者は、「今は取り敢えず弱気のコメントが無難だと」語っている反面、今もって大きな下落はなく、下げても戻しがあってもみあい相場だとも語っていました。  では、市場内はどうなのか?  案外と盛り上がりを示しています。  バイオ株も潰れたようでも巻き返す動きを見せていて、その影響もあるのか、静かにしていた「ALBERT」が今週初めより動意、戻り高値を奪回して、その関連である「AI」関連銘柄への物色も始まっています。  また、新天皇即位で新年号が制定されることで、「印刷・ビジネスフォーム」関連株が買われ(カワセ
  • 調整ムード台頭の中で

    2019-03-14 01:44  
     半値戻り水準を超えた途端に目標達成感と米中貿易戦争の影響もあり日本の景気の先行きに不透明感が台頭したことに加え、海外株のちょっとした調整が重なり日本株にも再び調整ムードが漂い始めました。  先週の日経平均は3月4日の高値21860円から週末は21025円に下落。一時は21000円を割る展開が見られました。  指数が頭重いと感じられる中で次の調整場面を予測していた向きは、やっぱり来たかとこの調整を当たり前のように受け取っておられるのかも知れません。  下げ相場の開始となればこの調整がどこまで続くのかを考えないとなりませんが、いくつかのシナリオが想定されます。単純に言えば2番底形成を実現するまでの調整が基本となりますが底割れする展開も考えられます。  というのも業績の先行きが今回は重しになる可能性があるからです。  週末のNYダウが結果として小幅の下げにとどまったことは多少安堵感をもたらす
  • 悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い

    2016-08-30 17:02  
     今週の日経平均株価は前週末比で約1.2%の下落。  ドル円は100円を挟む動きで日経平均も小動き。  米国市場もボラティリティが低下が顕著で、日本株は日銀のETFの買い入れに一喜一憂する相場が続いた。  悪材料には事件や事故など色々な理由が存在する。  悪材料を受けて株価は売り込まれることが多いが、その際、フェアバリューを無視して割安なところまで売り込まれることがあるため、古くから相場の歪みに着目した手法として一定の人気がある。  悪材料の影響や財務を分析、需給と地合いを判断してリバウンドを狙う。  しかし、最近、悪材料による急落銘柄のリバウンド狙いのパフォーマンスが著しく悪くなっている。悪材料の内容は業績やレポート、インターネットによる風 評被害など様々だが、サイバーダイン、クックパッド、中村超硬、PCDEPOTなどリバウンドの買いは返り討ちにあっている。  私は長い間、悪材料のリバ
  • 百花繚乱の活躍株

    2015-02-11 00:52  
    株式市場ではほぼ毎日のように入れ替え立ち替えで活躍銘柄が登場しています。投資家の売買が個別銘柄の変動に影響をもたらすことは皆さんもご承知の通り。 出来高薄で上がることもありますが株高には出来高の増加が不可欠です。逆に下落のパターンも出来高薄のこともありますが、出来高を伴っての下落もありま す。  上がれば下がり、下げれば上がる。山高ければ谷深し。株価のチャートは人生のチャートにも似て良い時もあれば悪い時もありで、誰しも右肩上がりを期待し てはいますが、思うようにならない現実もあります。様々な上場銘柄の中から活躍株を見出す作業を行い、その継続性を判断しながらの投資をされている皆さん も多いと見られます。  どのようにして活躍銘柄の開花前を捉えるかですが、まずは出来高の増加がポイントになるかと思います。しかも継続的な増加、趨勢的な増加が重要です。ま た、テーマ銘柄(創薬ベンチャー、介護ロボット
  • 短期投資家の鉄火場となりつつある株式市場

    2015-02-05 00:12  
    目先使う予定のないお金を使って投資するのが基本の株式運用ですが、このところの値動きを見ていますと、銘柄にもよりますが短期売買に踊っている株が多いように思われます。皆さんはどうお感じでしょうか。  個人投資家は材料(獲物)を求めてさまよっている狼やライオンのような存在になっていて、とても短絡的な運用をしているようにも見えてしまいます。動物 的な本能で上がると感じるから買うのであって本質を見極めて投資する訳ではない投資家が市場を跋扈しているのではないでしょうか。  確かに本質を見極めることは至難の技かとは思いますが、勢いにつられて高値掴みをしてしまう善良な投資家もお見えになったりする可能性がありますので、ここは冷静に対応して頂きたいと思います。  先週の市場では中越パルプ(3877)がナノセルロースを高分散したポリオレフィン樹脂の開発に成功したという材料で急騰し、200円以下の水準から高値37