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記事 19件
  • 半年間を振り返って

    2023-07-14 14:55  

     今年の年初において現在の株式相場水準を想定された方はどのぐらいお見えでしょうか? 昨年末の株式相場が今とは比べものにならないぐらい低迷していたことを思い出すと、ここまでの短期株高は想定できなかったに違いありません。 昨年12月頃は日経平均は2万4000円まで下がりそうだとか弱気の意見もありましたが、現実はそうならずに終わりました。 今年の大発会で日経平均は2万5834.93円で始まりました。その大発会から先週末の3万2388.42円まで25.4%の上昇です。TOPIXでも1879.19から2254.90まで20%の上昇で年初の大発会で投資された方の運用成果はこの程度は上がっているものと推察されます。 残念ながら、個別銘柄は必ずしもこのようにうまくは行っていないと言われそうです。銘柄ごとに運用成果が異なっているためで、株高の潮流に乗れた方と乗れていない方で差がついているものと推察されます
  • スピード調整歓迎

    2023-06-01 20:31  

     このところの株価は堅調な上昇を見せてきましたが、上げのピッチが速すぎて多少警戒感も出てきました。 先週の日経平均は一気に3万1300円台まで上昇したものの、その後は反落の動き。指数もさることながら3市場の時価総額が一時、800兆円を超えてきましたし、騰落レシオなどのテクニカル指標が過熱状態を示していましたので市場関係者の多くは警戒感を高めておりましたので当然の動きではあります。 しかしながら、この株価上昇トレンドがこれで終わったのかと言うとむしろ今回の良い調整で更に先高につながるものと期待されます。一時的な調整場面はあっても上昇トレンドは継続するものと個人的には考えます。 昨年11月あたりから注目してきたテレビメディア株は相変わらず大方PBRが0.4倍前後に留まっており、資産価値に比べ多少の株価上昇はあったとしてもなおも上昇の余地は大きい。 株主提案なとで揺れる東洋建設株などから鹿島な
  • 収束しそうだとの兆しが見えれば吹っ飛びそうな相場に備える

    2020-04-27 00:13  
     心配事が先にあると不安が先に出て仕事がはかどらない。いつ自分が感染するのかなどを恐れる余り、委縮してしまうのも仕方がない。 かつてはいつ空からミサイルが飛んでくるかなど不安感があったし、東日本大震災後は原発事故で放射能が飛んできていつ甲状腺がんにかかるのか不安だった。 人類は見えない敵と絶えず戦ってきた。 今回またしても見えない敵。周期的な見えない敵の襲来が私たちの経済活動を脅かすことになる。 ことは1日、2日の辛抱で済む話ではなく、いつになったら収束するか分からないという不安という見えない敵にも苛まれることになる。 過去の歴史に学べば未来のどこかで収束する筈だが、それが1年先なのか2年先なのかを知る術がない。感染拡大阻止が先か経済回復が先かと問われれば感染拡大阻止が先に来る。 解決方法はワクチンに治療薬、人工呼吸器、人工心肺、マスクに防護服、病床確保に医療体制、PCR検査体制と多岐にわ
  • 右肩上がりが続く相場を見出す

    2019-09-03 19:09  
     日本株は2018年の年初あたりから調整相場が続いている。それはTOPIXに代表される株式指数のトレンドを見ていると明確だ。 TOPIXは2018年1月22日の1911.31をピークに下落トレンドを継続。昨年12月24日の1408.89(ピーク比▲26.3%)でボトムを数字の面では打った格好だが、その後も下値模索を続けている。 昨年12月の安値を下回るような展開とならないか戦々恐々で腰が座っていないのが現状の株式相場に反映されていると考えられる。 その指数と連動して多くの銘柄が下降トレンドを描いているものの、よく見ると逆行高銘柄も見出すことができる。 例えば、ソフトバンクGに代表される情報通信セクターの銘柄が右肩上がりになっているほか精密や化学などの日本の競争力が強いセクター銘柄は比較的堅調に推移している。最近強い、アドソル日進(3837)などのシステム系銘柄もその類なのだろう。 一方でA
  • 情熱投資家、相川伸夫の昨年の振り返りと今年の抱負

    2018-01-11 22:40  

     新年あけましておめでとうございます!!  2018年の大発会は日経も大幅高でスタートし、今年も強気で攻めていけ!と背中を押されたような心持ちです。  すでに執筆者の方々が書いてみえるので読者の皆様ご存じでしょうが、この無料メルマガ『億の近道』がまぐまぐ2017年の資産運用部門でなんと栄えある一位を受賞しました!!  初刊から19年目に入る相当古参の本メルマガでありますが、 『まぐまぐの資産運用部門』でこの<億の近道>は  2014年-6位  2015年-圏外  2016年-3位  2017年-1位 …と、快走を見せました。  16年末から自分は執筆をさせて頂き、現在ちょうど1年なので、まさに美味しいところで入らせて頂いたようです。  自分の影響度なんてちっぽけでしょうが、それでも自慢出来ちゃうので嬉しいですね(笑) ありがとうございますm(_ _)m  身内自慢にはなりますが、ほんと
  • 株式投資の一考察(その2:株価を決める要素)

    2017-10-18 00:59  

     株価は上昇したり下落したりします。それは将来の株価が上昇すると見た投資家と将来の株価下落を察知した投資家のせめぎ合いなのかも知れません。  時には株価に関係なく換金売りしたいという投資家と株価はすぐに上がらなくても配当金がもらえるからと言った動機で買おうとする投資家もいます。  中には株式を保有していなくても売ろうとする(これを空売りと言います)投資家(投機家?)もいますし反対にお金を100%持たずに30%程度の資金で買おうとする信用取引を利用したやや投機的な投資家もいます。  前回のお話で出てきたIPOが株式発行体企業にとって株価形成の原点と言えますが、その場合は予め証券会社などが取り決めた公開価格をベースに初めての取引き価格(初値)が決まり、そこから連綿として株価が連続的に絶え間なく決まっていくことになります。  株価の変動の結果、上場後の高値がついたり安値がついたりします。  
  • 本日の有料メルマガから:高配当優待利回り企業の検証

    2016-12-07 19:01  

     本日の石川臨太郎の有料メルマガから、コラムの一部を掲載します。  最新コラムをお楽しみください。  企業のファンダメンタルズが良好で、割安であるならば、投資家のリスクオンやリスクオフという投資心理のブレによる需給の変化によって生じる株価の変動を無視して投資した銘柄をホールドし続けることも株で稼ぐためには大事な能力の一つです。  例えば投資環境が悪くなり続けた今年相場の中で、2月23日号のコラムで高配当優待利回りの6つの企業を取り上げました。  これらの企業は、厳しかった2016年の投資環境の中でも、見事な株価の上昇を続けてくれています。  2月23日に書いたコラムの内容を引用します。『【単元株に投資すると配当優待利回りが5%前後の企業】 1.オカダアイヨン(投資単元100株)  配当優待利回り 5.78% 100株に投資した場合。  年間配当 20円(3月一括配当)  2月19日の株
  • 今日から始まった大相場?

    2016-07-12 19:23  
    ブリグジットショックで萎縮してきた日本株。高値から6000円余りの下落を見せ、この先もまだ円高に影響され、株価は上がらないなどといつまでも弱気を言わないで客観的に見て今日から株高が始まったと誰かが率先し言い始めても良いでしょう。 「日経平均は昨年高値20952.71円から先般の安値14864.01円まで下落した訳ですが、これでボトム。参院選の自民、公明の躍進でアベノミクス が最終仕上げに向けより活発な施策を打ち出し、結果として日経平均は今後3年間にわたり上昇を続け、じわじわと2万7000円まで水準を高めることにな る。  今日からの大相場に乗るか乗らないかはあなた次第。  リスクをとってこそ人生。タンスにしまい込んだキャッシュを株式投資に振り向けるチャンスが来たと認識しよう!!」  という天から降ってきた声を信じる必要はありませんが、まったく根拠がないわけではありません。 その根拠は、 1
  • 有料メルマガライブラリから(189)決算短信発表後に株価が急に大きく下げても、その企業の事業内容や資産背景を研究していれば、損切りの誘惑に耐えることが出来る

    2016-06-15 16:48  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 ==「決算短信発表後に株価が急に大きく下げても、その企業の事業内容や資産背景を研究していれば、損切りの誘惑に耐えることが出来る。」==   (有料メルマガ第291回・2014/8/19配信号) ※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。  いつも感じていることですが、株価が上がり始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。  業績の上方修修正があったということがカタリストになり、株価が上げ始めることがあります。  しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がるこ
  • 市場潮流

    2015-11-16 13:11  
    今週(11月9~13日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で331円31銭、率にして1.7%上昇しました。4週連続の上昇です。  円安の進行、それに伴う国内企業業績の改善期待、国内経済指標の改善などを背景に12日まで7営業日連続上昇。12日には、8月20日以来、約2カ月半 ぶりの高値をつけました。13日は、前日の欧米株式相場の下落、商品市況の下落などを受けて8営業日ぶりに反落しました。  週間ベースで、上昇率、下落率の高かった銘柄を調べますと、上昇率の高かった銘柄は、アルバック(6728)、コロプラ(3668)、戸田建(1860)などが並びます。いずれも、好業績見通しあるいは業績見通しの上方修正を発表した銘柄です。  一方、下落率の上位銘柄は、日本曹達(4041)、アシックス(7936)などで、こちらは業績見通しを下方修正した銘柄です。  東証1部の3月決算企業(除く金融セクター)の4~