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記事 4件
  • 市場潮流

    2016-08-22 18:42  
     今週(8月15~19日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で374円10銭(2.2%)下落し、1万6545円82銭で取引を終えました。  米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げするとの観測がやや後退し、外為市場で一時1ドル=100円を突破して円高が進行。輸出関連企業を中心に業績面の懸念が改めて浮上し、日本株への売りが優勢となりました。  今週買われた銘柄は、富士通(6702)、SUMCO(3436)、国際帝石(1605)、東芝(6502)などでした。半導体需要の回復、業界再編へ の思惑、原油など資源市況の回復などが支援材料となっています。引き続き、好業績、好材料に絡んだ銘柄の個別物色が続くとの見方に変更はありません。  外為市場での動きについては、さすがに「1ドル=100円を超える円高水準は業績面で厳しい」というのが、企業側の反応のようです。来週は米国時間25~27日にワイオミング
  • リスクオフから徐々にリスクテイク局面へ

    2016-08-03 12:44  
     今日から8月。暑さの中、繰り広げられた東京都知事選は想定通り小池候補の勝利で終わりました。そのさなかに打ち出された28兆円もの大型予算を伴う経 済対策は、株式相場には早くも織り込み済みのムードが漂い、日銀の政策決定会合で打ち出された政策が年間6兆円のETF買付けだけに留まったことや米国の 金利引き上げ見送りが、再び円高に向かわせ、市場心理を冷やしてしまいそうなムードとなっています。  やや期待外れの感がある株式相場の動向ながら、第1四半期決算の発表が始まり、内容が悪い銘柄へのネガティブな意見がある一方で、富士通(6702)のように第1四半期の発表でコンセンサスの見通しを上回った銘柄にはポジティブな見方がなされるようになってきました。  富士通以外にも、システナ(2317)やTIS(3626)、安川情報システム(2354)などIT系の銘柄には強い銘柄も見られます。  7月21日に明らかに
  • 来年の活躍期待株

    2014-12-16 20:43  
    今年の活躍株からそろそろ来年の活躍期待株へと関心が移っていく時期になってきました。皆さんの個別銘柄の研究はいかがでしょうか。  私も研究中で、詳細はまた有料メルマガなどで別途ご報告させて頂きたいと思いますが、概略を報告させて頂きます。 1.大型銘柄:徹底した好業績、低PER銘柄にアクセント 1)神戸製鋼(5406)  時価199円 直近高値211円 直近安値190円  KOBELCOブランドの建機が堅調、電力自由化で鉄鋼会社から電力会社のイメージ。新四季報ベースの今期予想PERは10.6倍、来期予想PERは8.5倍。今期5円配当実現すれば配当利回りは2.5%。 2)富士通(6702)  時価658.5円 直近高値697.6円 直近安値645円  社会インフラシステムの更新需要に向け活躍の余地。新四季報ベースの今期予想PERは10.5倍、来期予想PERは10.2倍。2期連続の最高益更新で、8
  • 社会インフラシステムを担う企業

    2014-08-05 19:58  
    先日の集まりである方が、「国策に売りなし」という視点から熊谷組(1861)を注目しているとの話をされていました。国土強靭化をテーマにした相場展開の中で大成建(1801)がゼネコン株のリード役になっていますが、熊谷組もそのうちの一つであろうかと思います。  老朽化した社会インフラを再構築していくのはまっとうな政策だろうと思いますが、そこに付随したシステムの再構築もまた立派なテーマとなります。  ゼネコンに続くセクターが社会インフラシステム関連となりますが、皆さんのご関心はございますか。あらゆる分野にシステムは不可欠ですが、とりわけ公共 投資に付随して発生する社会インフラシステムへの関心の高まりはNEC(6701)や富士通(6702)の株価上昇にもつながっています。  懇意にしている富士通のOBは富士通株に強い関心を寄せているそうです。  中小型株専門の私も社会インフラシステム関連銘柄として現