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市場潮流
2017-10-31 14:44
今週(10月23~27日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で550円81銭上昇し(率にして2.6%の上昇)、2万2008円45銭で取引を終えました。 7週連続の上昇であり、24日(火)まで16日間続伸し、過去最長を更新しました。 翌25日(水)には17日ぶりに反落しましたが、26日(木)、27日(金)と続伸。27日には96年7月以来、21年3カ月ぶりに2万2000円台を回復しました。年初から27日までの上昇率は15%に達し、世界同時株高のなかでの日本株の出遅れ感は解消してきました。 来週は、米連邦準備理事会(FRB)の議長人事が決着する可能性があります。 2万2000円を回復した達成感から、利益確定売りが優勢になる可能性がありますが、本格化しつつある主要企業の17年4~9月期決算などを支えに、底堅い展開が続くと予想します。 (水島寒月) (情報提供を目的にしており内容を保 -
杉江雅彦同志社大学名誉教授 インタビュー その1
2017-10-27 18:06
リンクス リサーチという調査会社を旧ニュースミス投資顧問のアナリスト仲間と共に立ち上げました。 わたしたちは10年以上一緒に証券調査をしてきた仲間であり、これから個人投資家向けに中長期成長株投資に役立つ仕事をしていきます。 さて、今回は、インタビュー記事です。 M氏は同志社で株式理論を学びました。彼の師匠にあたる同志社大学名誉教授の杉江雅彦先生をお招きしました。わたしとM氏は1995年から親交があり、M氏はその頃から一貫して小型株に特化したリサーチを行っているベテランのアナリストです。 今回は、特にM氏のご尽力により、奈良に御在住の杉江先生に上京していただきました。 2017年10月18日 東京において、86歳の誕生日をお迎えになった杉江先生とM氏とわたしとで三時間にわたるインタビューを行った。事前に杉江先生からお手紙をいただき、M氏が、その膨大な内容をテキストスクリプトに -
衆院選が済んで
2017-10-27 18:04
想定通りと言いますか、結果から見れば、それほど大きな波乱もなく想定内の選挙結果であったと思います。 野党混乱の隙を突いて、まずは安倍政権の延命策が成功した選挙でした。それに加えて、役に立たない野党第一党の解党を促し、且つ安保や財政への国民の意識変化も促した選挙だったと言えそうです。 希望の党については、政権交代を謳いながら次期党首(首相候補)も決めぬままに信任を得るなど出来るはずも無く、慌てて希望に移籍した連中も泡を食ったのではないでしょうか(笑)。 これからの見どころは元民進党諸氏が「軒先借りて母屋を乗っ取る」ことが出来るのか?ですね。世渡り上手なセンセイ達が多数移りましたから(笑) 残念なところでは前回に続いて、これと言った実のある政策論争も無く相変わらず耳触りの良い言葉を並べただけで本気度を感じられない、何とも薄っぺらな選挙戦だったことです。 時を同じくして、お隣の第 -
アメリカのテキサスは素晴らしかった~視察報告~
2017-10-26 18:12
今月10月15日~20日まで、米国テキサス州、州都オースティンに不動産と金融の視察に訪問してきました。 今回は、視察の内容について簡単にご報告いたします。 【不動産】 まず最初に、不動産を見学しに行きました。 日本でも米国不動産に投資することが流行していて、弊社のお客様でも実際に取り組まれたり、検討されたりする方が増えてきているからです。 見学した物件は、普通の中古のコンドミニアムでしたが、それぞれ一部屋1,000~2,000万円程度で、表面利回りは10%ぐらいの案件でした。 (実質利回りはコストが分からなかった) しかし、ここでの不動産投資の一番の魅力は、キャピタルゲインにあるのだと理解しました。 オースティンの人口は、ここ数十年成長しています。 1980 345,890 1990 465,622 2000 656,562 2010 790,390 2016 -
ドラッカー18の教え 第8回
2017-10-26 17:38
産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/ 11月号連載記事■人間の手だけを雇うことはできない ●猫の手も借りたい 「猫の手も借りたい」という慣用句があります。実際に役に立つかどうかは別にして・・・忙しい時には「猫の手」でさえ頼りにしてしまうという意味です。もっとも「猫の手」だけを切り取って持ってきても仕方がありません(少しシュールな表現ですが・・・)。同じように「人手不足」の会社に切り取った人間の手をすらっと並べても何の役にも立ちません。 猫や人間の手は本体(胴、頭、足など)が一緒になっていてこそ初めて役に立ちます。さらに、少なくとも人間の本体(多分猫もそうではないかと思いますが・・・)には「心」が付いてきます。 この心がドラッカーのいうところの「ビジネスにおいて最も厄介なもの」ですが、その「ビジネスにおいて最も厄介なもの」である心こそが、「 -
有料メルマガライブラリから(239)「勝ち逃げこそが最高の戦略である」
2017-10-26 17:36
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「勝ち逃げこそが最高の戦略である」= (有料メルマガ第226回・2013/05/07配信号) ※2013年5月現在の内容です。留意してお読み下さい。 - 利益を上げ易いとき踏ん張って、資金を大きく作れたら勝ち逃げの出口戦略も策定しておくべきだと感じています - 本当の戦争でも経済戦争でも、その戦争が本当に必要なときにだけ行なえば良いものです。 本当の武力を使った国家間の戦争(=国家の目的を達成するための手段としての戦争)でも、国際関係における世界の戦略の大家たちは、まずは外交力を駆 -
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2017-10-25 00:29【勝ってる人は、読んでます】 [研究銘柄パフォーマンス:1月10日~6月27日配信分から一部抜粋] (株価は配信後高値) 杉村倉庫 +389.3%(6/20配信) ニチリン +102.7%(2/21〃 ) 日本フィルコン+ 81.3%(4/11〃 ) ラサ商事 + 78.8%(2/ 7〃 ) 東邦アセチレン+ 65.7%(5/ 2〃 ) 佐藤渡辺 + 64.5%(3/28〃 ) 萩原電気 + 52.2%(5/30〃 )
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時価総額が有利子負債を除いた現預金を下回る銘柄
2017-10-25 00:25
本コラムでも取り上げてきましたテノックス(1905)、大成温調(1904)などのキャッシュリッチ銘柄に着目した筆者ですが、株高のトレンドの中にあって未だに時価総額が所有している実質現預金(有利子負債控除後)を下回っている銘柄が存在するのに愕然としてしまうことがあります。 また、これだけでも驚きなのですが、保有する土地などの資産はデフレ経済の中ではまったく注目されてこなかったのでその資産価値を計算すると驚きの資産保有企業があちらこちらに存在していることがわかります。 デフレ脱却までは道半ばながら、資産価値(自らの収益力も含む)まで対象にした企業評価の中で時価総額が低水準のまま推移している銘柄群はリスクテイクする投資家にとって魅力的に映るのではないかと思われます。 先日訪問した欧州産の高級床材・タイル販売会社として成長途上にあるアドヴァン(7463・時価総額485億円・今期予想経常 -
見慣れた株価VS見慣れぬ株価
2017-10-25 00:23
日経平均は本日2万1723円という高値をつけ年初来高値を更新。21年ぶりの株価水準に躍り出てきました。 一部の指数に寄与する銘柄(ファナック、ファーストリテイリング、ソフトバンク、東京エレクなど)のバリュエーションを抜きにした株高で個人投資家にはさほど実感を伴わない上昇ぶりだと推察されます。 この道はいつか来た道・・。 見慣れぬ株価がいつまで続くのか・・。足下を固めないままの株価上昇は長続きしない。 ピッチの速さにいささか戸惑う投資家の皆さんも多く、指数だけが高い相場展開にしばらくはため息をしながらの展開を眺めることにしたいと思います。 一方で東証2部、JASDAQなどの中小型株指数はやや頭打ちの状況が見られますのでここはじっくりと投資するチャンスが来ています。 いつもの見慣れた株価で投資するのか見慣れぬ株価水準で投資するのかの判断は投資家各位に委ねられています。短期キャ -
15連騰の株式相場
2017-10-25 00:20
総選挙が自公優位に終わり、政治の世界はこれから想定される国難の克服に向けた展開が続くと見られます。 一方で今回の選挙では投開票前から事前にそうした情勢がメディアで予測されていましたので株式相場はそれを先取りするとともに海外株式市場での株高に誘導された形で株高が続いてきました。 本来なら材料出尽くしの筈ながら週明けは15連騰という歴史上初の出来事が見られました。東証2部やJASDAQなどの中小型株指数が高値更新を続けてきた一方で、つい先日まで日経平均は低迷し1万9200円台まで下落し、先日のまぐまぐ主催のセミナーでは各登壇者からも弱気の声が聞かれたのですが、まさに豹変した格好です。 続投が決まった安倍内閣がこれからの国難にどうやって立ち向かうのか、国民全体がどう国難に立ち向かうのでしょうか。 選挙後は歴史的な変化の時代に突入するとともに漠然とした不安の中で政策を打ち出せない国民
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