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新サービス業が市場で活躍
2017-06-14 00:59
4月、5月と月次売上が期待を裏切ったにも関わらずシロアリ防除のアサンテ(6073)の株価はこのところ堅調に推移しています。前期は人材の先行投資を思い切って図ったこととその効果が遅れたことで業績が下方修正されましたが、同社の場合は退職給付引当金の影響もあって期初から減益見通しを示していましたので、株価には相当に織り込まれていたと見られます。 投資家は中長期視点での投資に重点を置いた国内外の機関投資家や配当利回りの高さを目当てにした個人投資家だと推察されますので株価の変動は小さくなっています。 何よりもIR活動に熱心なことも株価の安定感を増しています。ただ、ローリング方式で毎年見直しをしている中期計画目標がやや慎重になった点は気になるところではあります。 同社に限らずこのところはアクアライン(6173)、三機サービス(6044)、シンプロメンテ(6086)などメンテナンスサービス系 -
高配当利回り銘柄は下げ相場に無関係!?
2016-01-26 19:02株安の中で個別銘柄も信用の投げや換金売りで大きく値を消している銘柄が見受けられます。一方で低PER、低PBR、高配当利回りの銘柄には底堅い動きが見られます。 先般来、100株以上の株主への優待制度を発表したエストラスト(3280)や三機サービス(6044)が人気化したほか、ハウスドゥ(3457)も優待制度の発表後、堅調な値動きを辿るなど実利を重視する個人投資家からの評価は高いようです。 また、優待制度ではなく実際に増配を発表して株価が一時的にせよ上昇するケースが見られます。株価が下落すると配当が一定でも配当利回りは上昇します。 株価が下がらなくても配当が増える見通しであれば配当利回りは上昇します。そうした状況の銘柄は業績が極端に悪化しない限りは株価が配当利回りで下支えさ れることになります。 そうした事例として和歌山県海南市に本社を置くガーデニング品の製造販売会社のタカショー(759 -
たかが株主優待、されど株主優待
2016-01-20 00:11先週の出来事の中で面白い現象が2つの銘柄に生じました。 2つの銘柄とも株価が低迷してきた中で株主優待制度の実施を発表。 企業は株主に対して利益の還元を行いますが、還元の仕方としては配当金によるものに加え株主優待制度を導入して自社製品やお買い物券、乗り物無料券など様々な優待を行い株主に報いることで長期に株式を保有させようと懸命です。 投資家もそうした優待制度を利用して生活を充実させているような方もいますが、今回取り上げる2銘柄はいずれもクオカードの贈呈というものです。 山口県に本拠を置くマンションデべロッパー、エストラスト(3280)が発表した優待制度は100株以上を保有する株主にクオカード2000円分を贈呈するというものでした。 配当金は年8円ですので、2月末に100株保有していれば発表前の株価が522円でしたので、5万2200円に対して2800円、利回りは5.36%となりますの
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