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M&Aされる確率の高い企業
2014-10-28 15:50資本同士の戦いが繰り広げられている資本市場では経営権をめぐっての壮烈な争いが水面下で起きています。 何事もなく平穏無事にビジネスを続けている企業が、ある日突然、株主の論理で経営権を奪われるケースが起きたりします。株式市場に巣食う投資家に翻弄される脇の甘い企業も中には出てきます。通常は対抗措置を取りますが、企業の体力を消耗させることがあります。 それはいくら経営がしっかりしていても評価不足から株主の不満の中で、巻き起こることもあります。新たな投資家や別の企業体のM&Aといった形で変化を生じることになるケースもあります。 キャッシュリッチな企業にもキャッシュプアな企業にも投資家の鋭い目線が注がれています。不特定多数の株主はそうした事象に関心を寄せて資産運用に役立てることが必要です。 未来の運用成果は今からの仕込みの結果です。 今日明日の運用ではなく、数年間にもたらされる運用成果を求め -
企業の先行投資とビジネス
2014-06-03 17:51資本主義経済下の企業は利益を増やそうとあの手この手でビジネスを展開します。ただ、利益至上主義は時に巨大事故を引き起こしたりして大きなロスを生じ、批判にさらされることもあります。 物やサービスを求めて不特定多数のユーザーや消費者が市場に群がります。そうした市場で活躍するプレーヤーの多くが株式市場に上場を果たして、投資家から資金を集め、利益を追求します。 個人と同様に企業には歴史があり、社歴を重ねる中で利益を内部蓄積していきます。内部蓄積された資金や資産は株主のものですが、利益の増加に寄与しない遊休資金や遊休資産を抱えたままの企業は、ROEを高める努力や利益を生むための適切な投資を行う必要があります。 企業が儲けるには既存事業の拡大と新規事業への投資、M&A投資、その他金融資産への投資などが考えられます。モノへの投資もあればヒトへの投資などがあり、それらを新たな経営資源に入れながら、利益
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