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記事 12件
  • 光通信(9435)の投資スタンス

    2023-02-16 11:33  

     独特の積み上げ型のビジネスモデルを構築し、取扱いアイテムを広げながら毎期着実な業績拡大を続けてきた光通信の株価が昨年3月の1万3000円割れから5割以上の上昇と底堅い展開となっています。 光通信と言えば携帯電話やFAXなどの事務機器でかつては成長しているイメージですが、このところは保険や宅配水、電力などで事業拡大が見られます。それとともに、蓄積してきた内部留保資金による地道な投資活動が水面下で続いている点が注目されます。 彼らの投資は純投資で日本の好財務内容の中堅優良企業に的を絞って発行済みの10%程度までをコツコツと拾い集めている状況が伺えます。 先日は日本最古の上場企業で無借金かつ金融資産が時価総額を上回る松井建設(1810)の2.8%の株主として初めて9月末の株主名簿に登場しました。このほか、昨年IPOの守谷輸送機(6226)1.8%を保有。東亜道路(1882)6.9%、富士古河
  • 日本の投資会社に提案したい銘柄群

    2023-02-11 16:32  

     米国株式市場でも注目の巨大IT企業群の業績が軒並み低下する中でリストラも進行しているという話題が伝えられています。これをネガティブなニュースと評価するのかポジティブに見るか、投資家の評価は分かれるところかも知れません。 もうGAFAは終わったとネガティブに見るべきか、いや、リセッション入りを前に他社に先駆けて思い切ってリストラを実行できる企業にポジティブな評価を行うのか皆さんのお考えはいかがでしょうか。 日本の投資家の多くはこのニュースを単純にネガティブに評価するものと思われます。 グーグル(アルファベット)やアマゾン、アップル、FACEBOOK(メタ)といったGAFAに加え、マイクロソフト、テスラなどの存在に象徴される米国の株式市場のダイナミックさに改めて驚きを覚える最近の動きですが、時代はこれまでのWEB2.0の時代から徐々にWEB3.0時代を迎えようとしており、これらの企業がこう
  • 光の戦士がこれから買いそうなバリュー銘柄ベスト3

    2021-03-26 00:47  

     円谷プロが放った名作「ウルトラマン」では我らがヒーロー、光の国の戦士ウルトラマンが地球上で暴れる怪獣に限られた時間の中で立ち向かうことになるのですが、今や株式市場にも光の戦士たちが市場にはびこる怪獣たちに立ち向かおうと頑張っている姿が見えてきます。 ただ、これが本当にヒーローとなるのかどうかは見えてきません。 とは言え、無力な一般市民にとって悪い怪獣と戦う光の国からやってきた戦士はまさにヒーローとして存在しています。 私はまさにウルトラマン世代と言って良いかと思いますが、ウルトラマンのことを知らない若い皆さんはネットで調べて頂くとすぐにおわかりになるかと思います。M78星雲光の国の宇宙警察隊員であるウルトラマンが大活躍した話に胸が躍った多くの同世代の皆さんが最近は株の世界にも光の国の戦士がやってきてあちこちで活躍をしている姿を目の当たりにしておられるのかも知れません。 先日、私の知り合
  • そろそろ物言う株主となって動き出すか

    2021-01-20 15:57  
    ~光通信が筆頭株主となっている企業~ ここからの投資作戦としては出遅れ感のある銘柄に活路を見出したいと思いますが、特にここでは有力な投資家となっている光通信が大株主となっている企業をチェックしたいと思っております。 光通信は基本的には毎期積み上がる余資で純投資を続けている状況のようですが、銘柄選定のやり方としては比較的キャッシュリッチで安定した収益が上がっている高配当銘柄への投資が主たるものとなっております。 先般、ビル用ゴンドラメーカーで154万株を保有する筆頭株主となっているサンセイ(6307・東証2部・本社:大阪)株の50万株の買い増し表明を行い、株価の先行きに一時的にしろ思惑が働き一時急騰を演じたようです。 今後も純投資を貫くのか物言う株主となっていくのかは分かりませんが光通信のスタンス次第では同社が大株主となった上場企業に多少の緊張感が走る可能性があります。 ということで光通信及
  • 炎チャンネル第134回「光通信の投資法」をアップしました

    2021-01-14 16:18  
     億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場を語る炎チャンネル。第134回「光通信の投資法」がアップされました。第134回「光通信の投資法」 1月13日収録 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so38118498 【youtube】https://youtu.be/vav0Knvzq9U【今回登場企業】 テノックス グッドパッチ モダリス ぜひご視聴下さい。 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5~6分にまとめておりますので、 ご登録頂ければ幸いです。 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めておりますので宜しくお願いします。
  • バリュー銘柄で万年割安のテノックス(1905・JQ)に久々の朗報?

    2020-12-16 12:11  
     堅調な上昇を見せる日経平均はソフトバンクグループなど限られた値がさ株によって見せかけの強さを示していますが、多くの実体はTOPIXやマザーズ指数などに反映されております。 全体相場が上昇トレンドを強める中でなかなか評価が高まらないバリュー銘柄も数多く存在。そうした不人気銘柄にも多少は関心を寄せておきたいと思っております。 先日は新たに建設コンサルタントの有力企業で成長指向の長大(9624)のリアルな説明会(日本証券アナリスト協会主催)に出席させて頂き、割安な感触を持たせて頂きました。 本コラムではできうる限りこうした説明会後に新鮮な情報をお届けさせて頂ければ幸いです。 さて、多くのバリュー銘柄にはいくつかの特徴がございます。 時に収益変動でPERはイレギュラーに高まる場合も見られますが、概ねPBRは1を下回り、配当利回りが比較的高いことが多いのが特徴です。また、こうした特徴に目をつけた投
  • 光通信が投資する銘柄チェック

    2020-07-29 15:42  
     株式市場には元気な話題性あふれる会社が集まっている。 その一つが孫社長率いるソフトバンクグループ(9984)だったり、柳井社長率いるファーストリテイリング(9983)だったりするのかも知れません。 セミナーでも取り上げておいたのですが、残念ながらセミナーではこれらの上場した年を1995年としてしまいました。実際にはいずれも1994年7月でした。この場をお借りして訂正とお詫びを申し上げます。 これら2社に遅れること2年。1996年2月に上場したのが光通信。 これらの元気あふれる企業群は今やそれぞれに市場での存在感を高めていますが、なぜここまで成長したのかを考えるとなかなか面白いですね。 ユニクロやGUといったSPA型のショップを展開するファーストリテイリングは世界の低コスト国で自社企画衣料品を製造販売することで世界2位の企業になっていますが、その成長の原動力は中国生産だったかと思います。 
  • 【炎】炎の投資情報2020/07/27

    2020-07-28 00:57  
    4000pt
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    投資情報メールマガジン                   2020/07/27
             炎 の 投 資 情 報 (第303号)
            -プロが導くお金創造のための投資情報-
                                  週1回発行
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     株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
    リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。
     志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
     ご一緒に頑張りましょう!!
     なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
    承下さい。
        ★当メルマガは等幅フォントでの閲覧を前提にしております★
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                  -本日の目次-
    ■はじめに
    ■コラム:長期投資のススメ
    ■相場の視点 ~コロナ感染拡大で今年のサマーラリーは期待外れ?~
    ■コラム:日本をリードする元気な1994年から1996年上場企業
    ■特別報告:光通信(9435)の投資銘柄チェック(10銘柄)
    ■上場来高値更新中のアドヴァン(7463)決算説明会報告
    ■サマーラリーの継続が期待される3銘柄
    ■次回予告
             報告者:炎のファンドマネージャー
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    ■はじめに
     梅雨明け宣言がないまま早くも7月最終週に突入。それでも梅雨空の合間に
    広がる透き通った青空を眺めると気分は本格的な夏。暑い夏の到来です。
     本来ならオリンピック観戦の筈がコロナ感染に恐れおののき、どこに行こう
    とかいう気分にはなれず、間もなくやってくる自粛気味の8月をいつの間にか
    迎えようとしています。
     先週は億の近道のコロナ終息祈願記念長期投資セミナーでお話をさせて頂き
    ました。吹けば飛んでなくなりそうな淡い拙い話で恐縮しましたので、それを
    カバーしようと有料メルマガの購読者には更に別のコンテンツをお届けたいと
    考えておりますので宜しくお願い申し上げます。
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    ■コラム:長期投資のススメ
     株式投資は奥の深い世界です。
     単純に持っている余剰資金で株を買うというだけでリターンを求めないので
    あれば事は簡単で単純な世界でもありますがリスクに見合うリターンを求める
    なら、株式投資家には相応の知識が必要となります。
     先週のセミナーでは山本さんから長期投資のポイントが語られましたが、私
    としても現在のGAFAを始めとした米国株式市場での時価総額の隆盛を日本
    の株式市場でも見出せるのではないかと見てコメントした次第です。
     
  • 光が買う銘柄

    2020-07-22 19:31  
     コロナ禍で多くの企業が影響を受ける中で比較的安定した業績を上げている企業も見出せる。 その一つが光通信(9435)だ。 主として法人向けの継続課金商品を販売し、毎期着実に業績を伸ばしてきた。 事務機、携帯電話、光回線、保険、電力卸売り、更には個人向けの水サーバーと販売アイテムを積み上げ、今や年商5200億円の企業となってきた。 継続課金収入から原価等を引いたストック利益が1000億円を突破。 毎期4000億円の有利子負債を拡大させながら、着実な業容の拡大を図る同社にはもう一つの顔がある。 機関投資家としての一面だ。 同社は弁護士一家の中で育った重田康光氏がバブル経済華やかなりし、1988年に設立した企業上場は1996年。旧ソフトバンクやファーストリテイリングから2年ほど後に上場してきた。 独特の積極営業で第2電電の取次代理店としてスタートした同社は体育会系の営業の会社という印象が強く、時
  • ソフトバンク的生き方か光通信的生き方か

    2019-10-08 16:41  
     孫社長率いるソフトバンクグループ(9984)の株価がこのところ低迷傾向にある。一方で重田会長率いる光通信(9435)の株価は比較的堅調に推移している。 世界に打って出て大発展を遂げようとしている孫社長に対して国内での安定した継続課金型ビジネスでキャッシュをため込みながら安定した成長を遂げようとしているように見える重田会長の戦略は地味ながら興味深い。 どちらの生き方が良いかなどとここでは言うつもりはないが、ほぼ同じ時期にIPOした両社の時価総額には大きな差があり過去の時価総額の伸びと言う点ではソフトバンクグループに軍配が上がるのかも知れない。 例えばソフトバンクグループの自己株を除く時価総額約8兆円(税前利益2.1兆円)に対して光通信は約1.1兆円(同815億円)と8倍近い違いがある。とは言え、出している利益に対しての評価と言う視点ではソフトバンクGが3.8倍なのに対して、光通信は13.5