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売る投資家買う投資家
2022-02-09 14:42
コロナ禍に加えてコロナ禍や脱炭素化政策による一連の物価高騰を横目にしたインフレ抑制に向けた米国での金利の上昇を背景に株式相場の調整が続いている。 これだけに留まらず、ウクライナ問題や北京オリンピック後の台湾有事の懸念、国内物価の上昇によるスタグフレーション懸念など株式相場を取り巻く客観情勢の悪化はこれまで強気で臨んできた投資家の心理を弱気に傾かせているものと推察される。 日経平均株価やTOPIXなどに代表される全体相場のトレンドは1月後半に暫定的にボトムを打ち反発気味ではあったが、基調は戻り売りが優勢で早くも再び下値模索の動きが見られる。特にマザーズ指数は反発しやすいが頭重くなればすぐに売りが出て反落に至る展開となる。 株価は売りたい投資家と買いたい投資家のせめぎ合いの中で形成される。 相場だけに相手があって成り立つ株の価格には後から理屈がついて語られることが多い。変動する株価を横目に -
日本株を売る理由
2021-12-22 15:40
相変わらず日本株へのは売りスタンスが続いており、本日の日経平均株価は2万8000円割れの展開。決して昨年3月のコロナショックのような状態ではありませんが、今年は年初から2万7000円から3万700円のゾーンで推移して大納会を終えそうです。 一方、TOPIX(東証1部全体)は年初の安値水準から右肩上がりの展開を見せ1800ポイントから2100ポイントでの推移となり、現状はその中間値水準までの調整を見せています。日銀のTOPIX買いへの期待が今年の特徴で、外国人投資家と機関投資家も日経平均よりはTOPIXを選好したものと推察されます。 一方で個人投資家の皆さんは中小型株を比較的好まれるほか、マザーズ、JASDAQなど新興市場銘柄への投資が盛んだと推察されます。残念ながらマザーズ指数は昨年9月の高値1368ポイントから本日の暫定安値946ポイントまで3割の下落となり、評価損の出ている銘柄の節 -
投げた投資家と拾った投資家
2018-03-13 20:01
1月23日をピークにした株式相場の調整局面も本日よりようやく2番底形成後の本格的な反転上昇の動きに転じています。 この間、投げた投資家もいれば拾った投資家もお見えなのかも知れませんが、下げ局面での着実な投資が奏功してくるのは個別銘柄においても半値戻り水準を超えてからになります。 少し高い水準で買ってしまった場合は、ナンピン買いを積極的に講じるか他の類似銘柄への新規投資で戻り相場の恩恵を享受するかなど投資作戦が必要になります。 投げた投資家は余裕がキャッシュポジションを活かしての再チャレンジが必要になりますが、銘柄を変えるのが良いでしょう。 森友問題に円高などネガティブファクターを横目に、米朝首脳会談に向けた世界情勢の変化をポジティブに見るかネガティブに見るかなかなかポジティブな投資ができないという皆さんは引き続き売りのスタンスを持たれているのかと思います。 山あり谷ありの相 -
おみくじ
2018-01-18 00:05
初詣に行かれた皆さんも多いかと思いますが、まだ行かれてないという方もお見えになるかも知れません。今年は富岡八幡宮で起きた殺人事件で初詣も気が引けるという方もお見えになるのかも知れませんが、神頼みの風習は日本人の心に絶えず存在し初詣や七福神巡りはお正月の年中行事として今も私たちの生活に息づいています。 私もやや遅めに初詣に出かけおみくじを引いてみましたが、大吉とはいかず、小吉の札が出ました。家内が大吉で本人は大喜びの様子でしたがその中身には相応の意味が込められているように感じられます。 小吉には戒めの言葉が散りばめられ、大吉と言えども神様は安易なメッセージではなく慎重な言い回しをしていることがわかります。 大凶や凶が出たなら神社の木の枝に結んで帰るという風習ですが、おみくじの中身には相場というジャンルもあります。 因みに大吉では 「売れ 大利益あり」 と出ていたりもします。 -
株を売る理由
2016-08-23 13:57何もこの水準で売らなくても良さそうだが、あらゆる株価指標が割安に放置された状態でも売りが出る銘柄があります。でもこうした銘柄が少ないのであれば 修正運動が起きる筈ですが、今は多くの銘柄が指標面で割安に放置されていて、束になって割安銘柄がありますので、投資家はこうした現象が日常茶飯事になる 訳です。 およそ3600社の上場銘柄の多くが割安だと評されていますが、投資家の懐はなかなか良くならないので積極的に上値を買う向きが少ない状況下では致し方ありません。 時価総額が最大のトヨタ(7203)ですら減益見通しの中でPER10倍、PBR1倍、配当利回り3%という水準に甘んじる状況下では全体相場が元気になる筈はありません。 各上場銘柄には上場来の歴史があり、過去の投資家へのリターンが大きいほど古くからのファンが集まり、売りに対して活発な買いが入ってきます。各上場企業は業績を向上させることで投 -
なぜ投資家は株をそこまで売りたたくのか?
2016-01-20 00:14昨年末にかけて見られた株の売りは節税対策を目当てにした損金処理。 投資家は利益と損を確定させようと株価水準など無視して値下がり銘柄をこぞって売るという行動をとりました。 そうした現象は年が始まった今はないと思われますが、反転するきっかけがつかめないまま低迷している銘柄が数多くあります。 なぜこの時期にそこまで株を売りたたくのか不可解なまま、1月も既に半ばまでやってきました。投資家が株を売りたたくのはその企業の業績が悪化している、ないしは悪化しそうだとの見通しがある、個人投資家では信用の投げなどに起因していると見られます。 企業は今3月期の第3四半期決算の発表を2月上旬に控えていますが、進捗率が悪いと通期決算の下方修正につながります。よもやの下方修正などで売られるケースも出てくるでしょうが、反対に上方修正される場合もあります。 換金売りに値を消してきた個別銘柄が一斉に株高に向かうこ -
株価の下落要因
2015-08-05 16:24「株は買うのは簡単だが売るのが難しい。」 ひとたび株に投資すると欲との戦いが始まります。欲を出し過ぎてまだまだ上がると見ているとそこで折り返して急落して儲け損なうこともありますし、早く売り過ぎて、その後急騰してもっとも儲かったのにと地団駄を踏んでしまうこともあります。 ですからこうした率直な株の売買をめぐる意見が出ることになります。 多くの億の近道の読者の皆さんのような百戦錬磨の投資家ですら、こうした出来事が日常茶飯事なのかも知れません。 株価は投資家の売買で上がったり下がったりします。投資家は株価にそれほど値動きのない間はあまりアクションを起こそうとしません。 この結果出来高が薄くなってしまいます。 穏健な株価推移を続けてきた株にひとたび上げ下げの変化が見えてくるとそれについていこうとする投資家が押し寄せます。 株価が上昇トレンドに入ってくると投資家はどこまで上がるのかと手 -
利益確定のタイミング
2015-03-24 14:57投資家にとって買いと売りどちらが難しいのか?と問われたら皆さんの多くは売りだと答えられるかも知れません。 株式投資ではお金を投じるのは案外簡単に行うのに、売却するのは結構考え込む投資家が多いように思います。 売りが難しいのは売った後の株価変動が激しいためかも知れませんが、実際には買いも売り同様に本来は難しいものだということを知って頂きたいと思います。 日本では大学の入学試験が難しいのに卒業が簡単だという言い方をしますが、株式投資もこれと同じことなのです。ただ、海外では入学は簡単だけど卒業が難しいということがあります。 株式投資も本来は投資する前に十分に研究を重ねてから投資していれば売るのも簡単。ただ、研究した思い入れのある銘柄を簡単には手放しません。つまり長期に持てることになります。 投資した株を短期で安易に売ってしまうのは十分に研究をしないで投資したからではないでしょうか。 -
株を売るタイミング
2013-03-26 23:58今週は27日に3月決算の配当落ちを迎えます。上場企業は株主への利益還元を基本的に配当によって行います。株価が低迷してきた結果、株式の平均配当利 回りは国債や定期預金などの利回りを上回ってきました。現在もまだ多くの企業の配当利回りは比較的高い水準を維持しています。配当だけではなく株主優待制 度を合わせて楽しまれている投資家も多いかと思います。 昨年11月からの株価上昇ではインカムゲインに加えてキャピタルゲインも合わさって株式投資でのリターンは大きかったと思いますがこれからが問題です。 昨年11月末と3月末の運用リターンと3月末と今後半年や1年後とを比較してリターンが更に高まるという保証はどこにもない。だからと言って今が株式の売り時だとも断言するには材料不足なのです。 企業業績はまだ明暗分かれており、為替が円安傾向に転換していても市場が期待しているほどの増収増益を達成できるのかは疑問も残
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