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為替市場動向~FRB更なるハト派色~
2019-03-30 02:19主要国の中央銀行がハト派化。と、当コラム前号でも記しましたが、先週行われた米国の金融政策を決定する連邦公開市場委員会FOMCでの決定は、市場予想以上に、それを色濃く表明しました。 今回のFOMCの主な決定事項は、政策金利の現状維持(2.25~2.5%)で市場予想通りでしたが、注目されたのは以下2点を示唆したことでした。 1)2019年2回の利上げ予定を見送り(2020年の1回は据え置き) 2)2019年9月末にて、バランスシートの縮小を停止する方針 2)に先立ち、5月から米国債保有分の縮小を300億ドルから150億ドルに半減を決定。 1)2)は、市場が予想以上のハト派度でした。 FOMC後のパウエル議長会見では、景気見通しは変わらず「ポジティブ」との発言。 一方でFOMC経済見通しは12月の数字から下方修正(例えば、実質GDPは2.3から2.1、失業率は3.5~3.7
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