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記事 7件
  • 出遅れ銘柄物色は相場に好循環もたらす

    2021-03-03 01:27  

     日経平均のみが高く個人投資家には無縁の株式相場の堅調ぶりにため息が出る今日この頃。それでも着実に活躍銘柄は横に広がりを見せつつあります。 業績の上がらないウダツの上がらない銘柄は放置しておき、成長期待の好業績銘柄や財務内容の良好なキャッシュリッチバリュー銘柄を投資対象として選定する流れが今後巻き起こるとの期待感から息の長い上昇相場がなおも続くとの見通しを楽観的に描いている投資家も多いかも知れません。 コロナ禍が収束するタイミングではコロナで影響を受けた駄目だった銘柄も蘇り、復活の狼煙が上がるだろう。 日経平均3万円の時代となってきた株式相場はこれまでのところ、流動性の高い時価総額上位銘柄に投資家の関心が集まってきた。バブル経済崩壊から30年を経てようやく日本の株式市場は元の状態に戻ってきたことで、再びのバブル相場ではないかと言われる中ではあるが、コロナ禍でステイホームを余儀なくされてき
  • 出遅れ中小型株に活路を見出す

    2020-06-26 01:45  
     運用成果の向上を求めて投資家の皆さんは日々、有望銘柄の選定に邁進されているかと思います。 市場にはどこからとなく投資家が集まり、今後の株価上昇を期して人だかりのする銘柄にリスクテイクをしようとします。 そのバロメーターは出来高ですが、株価が上昇基調にあっても出来高が少ないのでは人気がないと断定され、ひと握りの投資家だけの自作自演の展開となったりします。 かのケインズ先生がかつて述べたように株式投資は美人投票のようなもの。 誰もが好みそうな銘柄を選ぶべきだということになるのですが、必ずしもそうだとは思いません。 まだ十分にその良さが認知されていない間に見出してタネをまいておくこと。つまり小中高生の間に未来の有名プロスポーツ選手を見出しておくようなもの。 ここで言う出遅れ中小型株に活路を見出そうとする投資家もそのスタンスが決して間違ってはいないと考える。 但し、隠れた価値を持つ企業をしっかり
  • 出遅れ銘柄研究のススメ

    2020-06-10 13:18  
     株式市場は全体的に底上げの展開になりつつある。 先行した材料銘柄に過熱感が出て横に拡がり、出遅れ気味だった銘柄にもホットマネーが入り込んで全体相場が嵩上げされてくると考えられる。 人気先行の材料株、好業績株に対して何らかの理由で出遅れ気味に推移してきた銘柄を研究することに意義が出てくる。 既に本年3月の公開価格以下で推移してきたIPO銘柄には軒並み公開価格を上回る動きが見られる。 この直近IPO銘柄の研究範囲を2年前あたりまで遡ってみると案外面白い結果が生まれそうだ。 IPO銘柄以外でもまだ年初来高値を上まらずに推移しているバリュー銘柄なども研究の余地がありそうだ。 先駆して勢いよく上げている銘柄の特徴も勘案してなぜ出遅れ気味なのかも考えてみると良いだろう。多くは不人気の東証2部銘柄だったりするが、マザーズ銘柄にもまだまだ公開価格や初値を下回っている直近IPO銘柄があるだろう。 2018
  • 出遅れ株探しの旅に出かけよう

    2017-11-08 16:59  

     糸井重里氏率いるほぼ日という株が春先に上場しました。上場時にこそ話題を呼んだがその後すっかり忘れられた状態となっています。  ほぼ日はアイデア手帳を売っている企業ですが、文具店では来年の手帳がたくさん並んでいてその中にほぼ日の手帳もありました。女性に人気のようですが皆さんの手帳選びはいかがでしょうか。  因みに手帳に日経平均の上げ下げを記入しておられる方もお見えになるかと思いますが今年の10月から11月のかけての手帳には上げ一色で埋め尽くされているに違いありません。  手持ちの銘柄の株価も記入されているのであればうきうきと楽しい状況なのかも知れませんが、全体相場が上がっているからと言って個別銘柄も同様に上昇しているとは言い切れません。  全体相場が安値から17%も上昇しているのに自分の持ち株は10%以下の上げに留まっているとかまったく上がっていない。反対にマイナスになっているじゃない
  • アベノミクス相場第2幕スタート

    2013-04-10 11:00  
    誰が名づけたかは知らないが安倍首相の打ち出した年率2%のインフレを起こすという政策を背景とした積極的な経済政策をベースとしたアベノミクス相場が昨年の秋から続いています。  日経平均は3月末という時期はややずれましたが、甘利大臣の公約通り?!1万3000円台に乗せました。これでアベノミクス相場の第2幕がスタートしたともささやかれています。  ここではインデックスに連動した主力銘柄群がまた勢いを増しているようです。  リスクテイクのグッドタイミングだとばかりに投資家がアクションを起こし、上昇の勢い留まるところ知らず。次の目標がどこになるか見出せない中、いけいけどんどんの状況になっています。  4年7ヶ月ぶりの13000円台乗せを皆さんはどのように見ておられますでしょうか。  インデックスについて行く方が堅いと野村HDやみずほFGを物色したり、政策の恩恵を受けやすい不動産株に触手が動いたりと、皆
  • 炎の出遅れ銘柄研究その2

    2013-04-02 19:49  
    出遅れ銘柄で儲けるのは多少の忍耐と孤独な戦いが必要です。  株価を形成するのは多くの投資家の意見の集大成であり、損しない投資、つまり儲かる投資というのはそれぞれの投資家のやり方で異なってもいます。  トレンドフォローで投資する方にとっては単に出遅れ銘柄というだけでは動機づけにはならないかも知れませんが、出遅れ割安株であれば多少はポートフォリ オに入れておきたいとの動機づけになるかも知れません。短期的なリスク、中長期的な気になるリスクを把握しながら銘柄研究に努め、ポートフォリオの形成に 邁進されますことを期待しております。 【出遅れ銘柄の選定】 ◇PER:  東証1部予想平均PER21.9倍、平均PER22倍に対しての出遅れ感、10倍以下の水準にとどまっていて、PERの修正と業績向上の相乗効果で高い運用成果が得られる可能性を秘める。 ◇PBR:  東証1部実績平均PBR1.3倍、実績PBRが
  • 炎の出遅れ銘柄研究

    2013-03-26 23:53  
    出遅れ銘柄というとこれから投資しようという方には魅力的な対象のように聞こえますが、そこには出遅れているだけの背景もあり、かなり投資リスクも潜んでいます。  本コラムでは研究成果を無償で提供していますが、当然のことながらリスクは皆さんの負担になります。本コラムを鵜呑みに投資して損をしたとしてもそれは自己責任であることを留意願います。  ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、宜しければご参照下さい。 【出遅れ銘柄の選定】 ◇PER:  東証1部予想平均PER21.9倍、平均PER22倍に対しての出遅れ感、10倍以下の水準にとどまっていて、PERの修正と業績向上の相乗効果で高い運用成果が得られる可能性を秘める。 ◇PBR:  東証1部実績平均PBR1.3倍、実績PBRが市場平均以下の銘柄のなかに、極端に低い銘柄が見出せる。PERや配当利回りなどの指標も比べて割安銘柄を見出せれば投資成果が生ま