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売る投資家買う投資家
2022-02-09 14:42
コロナ禍に加えてコロナ禍や脱炭素化政策による一連の物価高騰を横目にしたインフレ抑制に向けた米国での金利の上昇を背景に株式相場の調整が続いている。 これだけに留まらず、ウクライナ問題や北京オリンピック後の台湾有事の懸念、国内物価の上昇によるスタグフレーション懸念など株式相場を取り巻く客観情勢の悪化はこれまで強気で臨んできた投資家の心理を弱気に傾かせているものと推察される。 日経平均株価やTOPIXなどに代表される全体相場のトレンドは1月後半に暫定的にボトムを打ち反発気味ではあったが、基調は戻り売りが優勢で早くも再び下値模索の動きが見られる。特にマザーズ指数は反発しやすいが頭重くなればすぐに売りが出て反落に至る展開となる。 株価は売りたい投資家と買いたい投資家のせめぎ合いの中で形成される。 相場だけに相手があって成り立つ株の価格には後から理屈がついて語られることが多い。変動する株価を横目に -
おみくじ
2018-01-18 00:05
初詣に行かれた皆さんも多いかと思いますが、まだ行かれてないという方もお見えになるかも知れません。今年は富岡八幡宮で起きた殺人事件で初詣も気が引けるという方もお見えになるのかも知れませんが、神頼みの風習は日本人の心に絶えず存在し初詣や七福神巡りはお正月の年中行事として今も私たちの生活に息づいています。 私もやや遅めに初詣に出かけおみくじを引いてみましたが、大吉とはいかず、小吉の札が出ました。家内が大吉で本人は大喜びの様子でしたがその中身には相応の意味が込められているように感じられます。 小吉には戒めの言葉が散りばめられ、大吉と言えども神様は安易なメッセージではなく慎重な言い回しをしていることがわかります。 大凶や凶が出たなら神社の木の枝に結んで帰るという風習ですが、おみくじの中身には相場というジャンルもあります。 因みに大吉では 「売れ 大利益あり」 と出ていたりもします。 -
追証の逆張り買い その3
2016-02-01 16:25為替の水準が安定してきたこと、原油価格が一旦底を打っていること、中国株離れが進んだだこと、先週分の投資家別売買動向で外国人投資家の売り越し額が減っていることなどを受けて、日経平均は底から上昇、ボラティリティも若干低下してきた。 今日の日銀の追加緩和で16000円は底となろう。米国の株価が落ち着けばもう少し戻りを試す展開か? 今日は追証の大きな投げを期待して作った監視用リストの活用法を取り上げる。 寄付前に板を見ながら普段より多くの売りが出ている銘柄を購入。 購入水準の目安として3気配下落したものとしているが、日経平均が寄付からギャップアップしそうな場合は指値を目安を情報にアジャストする。 (例:日経平均が大幅にギャップアップしているので3気配を2気配以上売り気配だったものを購入する等) 3気配下落した銘柄の根拠は前日比で約5~8%下落となるので指数に比べて大きな下落となる。 割 -
追証の逆張り買い その2
2016-01-25 21:13年初から日経平均が約3000円下落する場面があったが、ECBの追加緩和示唆、為替の円安方向への推移やバリュエーション的に割安感も出てきたため、週末にかけて押し目買いが見られた。 今後は需給の改善に注目。 外国人投資家が年初から2週間で現物と先物を合わせて1兆7000億円売り越しており、今後、需給による株価の押し下げ圧力が弱まれば今週の安値が当面の下値となりそう。 今日は下落時のトレードとして先週に引き続き追証にターゲットを当てた投資方法を取り上げる。 まず、追証が出そうな銘柄のリスト作成し、事前準備を行う。 リストは信用買い残、年初来安値等からスクリーニングをかけ、実際に一銘柄ずつチャートを見ながら出来高、板の厚さ等を確認し、追証のインパクト等を勘案し作成する。 信用の評価損率がマイナス20%前後で追証が出やすい水準、昨日(21日)は株価が大きく下落したため、今日(22日)のギ -
利益確定のタイミング
2015-03-24 14:57投資家にとって買いと売りどちらが難しいのか?と問われたら皆さんの多くは売りだと答えられるかも知れません。 株式投資ではお金を投じるのは案外簡単に行うのに、売却するのは結構考え込む投資家が多いように思います。 売りが難しいのは売った後の株価変動が激しいためかも知れませんが、実際には買いも売り同様に本来は難しいものだということを知って頂きたいと思います。 日本では大学の入学試験が難しいのに卒業が簡単だという言い方をしますが、株式投資もこれと同じことなのです。ただ、海外では入学は簡単だけど卒業が難しいということがあります。 株式投資も本来は投資する前に十分に研究を重ねてから投資していれば売るのも簡単。ただ、研究した思い入れのある銘柄を簡単には手放しません。つまり長期に持てることになります。 投資した株を短期で安易に売ってしまうのは十分に研究をしないで投資したからではないでしょうか。
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