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株式放浪記
2016-08-31 16:06新聞の株式欄にはかくも多くの銘柄名が掲載され、その中からうまそうな銘柄を探してつまみ食いしてみるのだが、なかなか美味な銘柄に出会うことはない。それでもたまには、絶品の味の銘柄に出くわすことがある。 ふらっと何気なく買ってみた銘柄がいきなりストップ高となると堪えられない。 まさに絶品の味に出くわしたら喜びもひとしお。 毎日見ているランキング表には値上がり上位に値下がり上位と明暗分かれる情報が並ぶ。この値上がりトップの銘柄を持っていたら凄いのに自分は持っていな い・・。残念だが致し方ない。そんなことを考えながら今日も絶品の味を求めて放浪する投資家の皆さんはあちこちにお見えになるに違いない。 そうした株グルメの醍醐味を求め、今日も新聞やインターネット上の情報を求めてさまよい歩く投資家のまりおさんがふと人づてに聞いたある銘柄の情報。 信じるか信じないかはその人次第。株には必ずリスクが -
不思議な親子関係
2016-08-31 16:031923年8月29日 日本の「古河電気工業」と、ドイツの「シーメンス社」との資本・技術提携により設立された富士電機。その設立から12年後に設立された子会社が富士通。人と同様に企業においても親子関係が見られます。 今や子が親よりも大きく育ち、富士通のNC部門が分離設立された富士電機からは孫となるファナックもが時価総額が富士通を上回ることとなり、企業の発展の過程に見られる親子関係を紐解くことで企業の歴史、日本産業界の歴史を感じることができます。 昨年上場の日本郵政も出来上がった子会社ながらゆうちょ銀行と簡保生命を傘下に置き、新たな事業展開に挑戦しかかったのですが、マイナス金利導入では今後の先行きが不透明な状態です。 日本には約300社の上場企業を親にもつ企業が上場しています。 親が50%以上の株式を保有していなくとも実質的な支配関係のある企業も含めての数字ですが、40%以上の株式を -
過激な政策提言
2016-08-31 16:01アベノミクスが3つの矢で景気浮揚に向け動いた結果、株価は2015年に日経平均20900円台まで上昇したが、消費税が途中で引き上げられた結果、消費が思ったほど伸びずGDPが目標に至らず、デフレ脱却は道半ばとなっています。 消費税の再引き上げこそ延期され、失業率等の雇用統計は若年層を中心に改善の一途ながら人手不足がネックとなっている状況が見られます。 1992年の84兆円をピークに減少傾向を辿ってきた建設投資が2010年にボトムを打ち、東日本大震災の復興に向け政府の建設投資を中心に2013 年、2014年と23兆円規模(ボトムは2007年、2008年の17兆円)にまで増加しましたが、2015年からは若干減少に向かい、息切れ状態。今年 は熊本大地震が発生。次の大規模な地震発生への備えに向けた政府建設投資の積極化が期待されています。 ネックはいつ起きるかわからない自然災害への備えの費用対 -
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2016-08-30 17:04銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、作れば確実に売れる商品を持ち、ライバルが存在せず、今後も商品需要の伸びが期待でき、低金利や円高がメリットとなる企業体質で、株式分割による実質増配も期待できる企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「株価というものは投資家の欲望というプリズムのために、常に大きく歪んでいる。この日本株の歪みは大きくなるばかりで、今年の台風 10号の動きとよく似ていると感じてしまう。この歪みをしっかりと利益に換えていきたいと考えて努力しています。」と題し、不可解な市場の動きの中でも、 精神的に余裕を持って投資を完遂して利益を上げられるようにするために、どのようなことを実践しているのか、多くの投資家に参考となる内容を提示していま す。 さらに、研究銘柄候補としている2銘柄について、詳細な分析を -
悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い
2016-08-30 17:02今週の日経平均株価は前週末比で約1.2%の下落。 ドル円は100円を挟む動きで日経平均も小動き。 米国市場もボラティリティが低下が顕著で、日本株は日銀のETFの買い入れに一喜一憂する相場が続いた。 悪材料には事件や事故など色々な理由が存在する。 悪材料を受けて株価は売り込まれることが多いが、その際、フェアバリューを無視して割安なところまで売り込まれることがあるため、古くから相場の歪みに着目した手法として一定の人気がある。 悪材料の影響や財務を分析、需給と地合いを判断してリバウンドを狙う。 しかし、最近、悪材料による急落銘柄のリバウンド狙いのパフォーマンスが著しく悪くなっている。悪材料の内容は業績やレポート、インターネットによる風 評被害など様々だが、サイバーダイン、クックパッド、中村超硬、PCDEPOTなどリバウンドの買いは返り討ちにあっている。 私は長い間、悪材料のリバ -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第108号配信中!!
2016-08-30 02:23月曜日の億の近道で、17年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が8月29日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 【8/29第108号では】 ■株式相場・為替相場・原油価格動向 ■特別コラム:幸せなら株買おう ■注目銘柄コメント(3銘柄) ■炎のこだわり銘柄(2銘柄) ■種明かし株式放浪記(5銘柄) → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3【8/22第107号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓http://okuchika.net/?eid=6515【8/29第108号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓http://okuchi -
円リスク
2016-08-26 11:34いよいよ日経平均株価などの指数動向がETF買付けを増額した日銀の売買動向に大きく依存する状況が明確になってきました。 東証1部時価総額約500兆円に対して6兆円の買いと言われてもピンときませんが、実際の浮動株ベースでのインパクトとしては、市場に流通している指数採用株式の7~8%もが一年間で吸い上げられてしまうとイメージしていただければ、その凄さが分かります。 何故そこまでして株高を演出したいのか? 「これが国民の将来の安心に繋がる施策である・・・」という事ではありません。潤うのは富裕層で株式を沢山保有しているケースと、年金などインデック ス・ベースで評価される主体が中心です。市場センチメントの改善と公的全体を見渡した運用方針の転換と見做すべきと思われます。 もちろん日銀が株価を人為的に永遠に吊り上げておくなど出来ることでもありません。長く続く施策とはならないでしょう。 この副 -
ファミリーヒストリー その3
2016-08-26 11:32■戦後の名古屋。父母の時代へ。 父、登は、食堂を継ぐつもりはなかった。 父は、江戸川乱歩のデビュー作である「二銭銅貨」を読み、 読書の面白さをしった。 また、山本屋食堂には、古墳発掘で明治大学の発掘チームが 滞在中に来てくれた。 父が15才のとき、1950年に名古屋市北区の白山藪から 5世紀のものと思われる前方後円墳から鏡や鉄製の刀などが発掘されたからだ。 少年時代の父、登は、明治大学生との交流で、大学の存在を知った。 また、考古学や歴史というものに興味をもつきっかけになった。 昼間は山本屋食堂の出前があるため、高校は定時制高校であった。 幸い、近くに明和高校があり、そこで勉強した。 父の時代はまだ、大学進学率は低かった。 父の60人の中学校の同級生のうち、大学に進学したのは2人だけだった。 とみ江がわたしに話したことがある。 「夜中まで捩り鉢巻きをして勉強していた」と。 昼間は働いてい -
粋なお金の使い方
2016-08-25 14:16リオオリンピック盛り上がりましたね。 日本選手の活躍に睡眠不足の方も多かったのではないでしょうか? 私は女子バスケットボールの活躍に驚いています。 バスケットボールといえば体格差が顕著に出てしまうイメージがあったのですが、予選リーグを見事突破し、準々決勝で王者アメリカと善戦をしました。 これからも体格差に負けない良い選手がどんどん育ってくれる事を期待しています。 今回は、オリンピックのとあるニュースから粋なお金の使い方について考えてみました。 先日、Twitterで情報収集をしているとこんなニュースを見かけました。ナイジェリアの資金難、高須院長の援助で解決。ボイコット回避へ リオオリンピック、サッカーで選手への給与や滞在費、移動費の未払いでリオデジャネイロ五輪準々決勝のボイコットが取り沙汰されていたナイジェリア代表 でしたが、「高須クリニック」の高須克弥院長からの資金援助 -
為替市場動向~9月になれば動く?~
2016-08-25 14:14世の中的には、オリンピック、高校野球などのイベントも終了し、今年も夏休みが終盤となりました。薄商いが続いていた市場も、そろそろ参加者回帰で活気づくか?と期待したいところですが、いやいや、薄商いは夏休みのせいだけじゃない、のが本当のところかもしれません。 そんな中、目先の材料は、再び(性懲りもなく?)米国の追加利上げ。そのヒントになる発言が出るかもしれないFRBイエレン議長のジャクソンホールでの講演(8月26日)。彼女の発言内容によっては、利上げ期待を高める可能性があるとされています。 直近のFOMC(米・金融政策決定会合である連邦公開市場委員会)の議事録では、雇用状況の改善、海外要因(特にBrexitの影響)による不確実性が 減った、との2点が注目されたものの、マーケットの反応は利上げを織り込みでドル高に動くより、逆にドル安が進みました。 その後のニューヨーク連銀総裁ダドリー氏の
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