-
今週の株主総会
2021-10-28 23:47
上場企業の多くは3月期決算なので株主総会というのは6月の後半に開催されるのだが、7月期決算企業は丁度この時期に開催されることになる。 こちらでフォローしている企業の今週開催予定の株主総会は岡山のウエスコホールデンィングス(6091)と甲府のクロスフォー(7810)の2社。ウエスコHDは27日、クロスフォーは29日の開催予定。 ウエスコHDは岡山を拠点にした総合建設コンサルタントでこれまで安定した業績を上げキャッシュリッチな企業として評価されてきた。 前7月期は結果として上方修正に至り、経常利益10億円余りとなった。 今期も11億円と高水準を見込み、予想EPSは45.5円を予想。 時価443円はPER10倍を割る水準。安定した業績を継続する技術力を備えているだけではなく蓄積した資産が評価の対象になる。 あの光通信が大株主として名前を連ねており、絶えず緊張感のある関係が続く。下振れでの投資 -
周期的株価変動
2021-10-15 11:46
新型コロナの陽性者が見事に減少してきた。本日の東京都の陽性者数は49人となり今年最少。なぜこれほど減少してきたのかは専門家すら分からないと言うほど謎めいており、いつも目にする陽性者のグラフが山から谷底に陥ってしまった。 それでも過去の周期的な変動のグラフからはまた11月半ばぐらいから増加するのではとの危惧する専門家もお見えになる。 周期的な変動を繰り返し、第6波は第5波を上回る感染拡大を予見する専門家もいる。 こうしたグラフを眺めながらふと思い起すのは株価のチャートも似たような変動を示すことがある点だ。 死に至る可能性のあるコロナ禍を示すPCR陽性者のグラフと異なり株価の変動は罪がないので見ていて面白い。 不特定多数の市場参加者(投資家)がいて強気に臨むか弱気で臨むかでチャートは変化してくる。新型コロナと同様に流行すると右肩上がりのグラフが出来上がり、収束すると右肩下がりのグラフが形成 -
小説「株仲間のぼやき(その1)」
2019-06-26 22:07東京の晴海には株好きな仲間が集まって、ワイワイと賑やかな集まりをする場所があるらしい。 トリトン株同好会というこの集まりには株投資のベテランから初心者まで約20人のメンバーがいて、月1回の懇親会ではお酒を酌み交わしながらお互いに持っている株を披露しているとのこと。 先週もまたこの集まりがあったらしい。会長「この間、買った株はまた下がったけど、安いよな。でも本当によく下がってくるな。」 この会の会長はいわゆるバリュー銘柄が好きで、延べ40余りの銘柄に投資しているようだが、その多くはバリュー銘柄とのことだ。与太「会長、下がっているって、何買ったの?」会長「岡山の建設コンサルタント会社、ウエスコホールディングス(6091)は親しくしているアナリストの意見に従って決算で配当が取れる7月を目標にコツコツ安いところ拾って上がってきた。でもその調子でこのアナリストが言う別の中堅ゼネコン株を安いと思って
1 / 1