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億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(1)
2019-11-25 23:28※このコラムは、2005年8月30日に掲載されたものです。
当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
■はじめに 株式投資をする上で、なにが最も参考となる資料でしょうか? わたしは、その問いに自信を持って「決算短信」(以下、短信)と答えます。 さて、短信とは、個別企業が決算動向を3カ月ごとに発表するときの定型資料のことです。企業が短信をプレスリリースすることを、「決算発表」といいます。短信は、20数ページに及ぶ資料ですから、目を通すだけでも大変です。 しかし、そんな人でも決算短信(以下、短信)の「表紙」くらいは目を通すことはできるでしょう。短信の表紙を分析するだけでも、実に多くのことがわかるのです。 短信の表紙に記載されているいくつかの項目が株価の動向を決めるといっても過言ではないのです。株式市場では大量の情報がシャワーのように降り注いでいます。流言や観測記事の多く -
注目企業の今期予想短信コメント
2019-06-12 16:56テンバガー銘柄候補を探していたら出てきた企業の短信内での今期の見通しのコメントが気になったので披露する。企業名は敢えて伏せておくが、皆さんの印象はいかがでしょうか。「中期経営計画では、グループ全体での売上について、第42期(2021年3月期)までに50億円を計画していましたが、今期、ほぼ達成できたことから新たな中期経営計画を策定しております。 経営理念を「オンリーワン加飾技術で世界の製品に彩を与え、生活に豊かさと幸福をもたらす。」とし、2つの経営方針を策定いたしました。 ひとつめは、「スピード経営」であり、加飾技術、自動化・省力化技術、画像検査技術を三つの柱として、それぞれの開発力、印刷知識、サービス力を活かし、お客様の課題を即座に解決すること。 2つめは、「グローバル展開」であり、すでに展開している中国・ASEANに加え、産業・文化が成熟し印刷リテラシーの高い欧州への進出を果たすことで -
有料メルマガライブラリから(113)決算短信の発表を見て、慌てて動くと痛い目に合う
2014-08-07 01:21有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=「決算短信の発表を見て、慌てて動くと痛い目に合う」= (有料メルマガ第238回・2013/7/30配信号) ※注 2013年7月現在の内容ですので留意下さい。 ― 市場は様々な意見の投資家が動かしているので、のんびりと株価の動きを見てから、投資行動に出るほうがリスクが少ない ― いよいよ3月、6月、9月、12月本決算企業の4半期ごとの決算短信の発表が始まりました。 【中略】 私は、7月26日の寄付き時点からD社の株価が上がるだろうと予想してウォッチしていました。 予想通りD社の株
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