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投資環境の足枷
2019-08-30 14:50無茶な暑さも過ぎ、秋の気配が漂ってきました。 さて、間抜け大統領は自身の失策をFRBへの責任転換で乗り切ろうとしているようですが、(国際)政治や金融政策の世界は民間業者間のディール(はったり)だけで解決するような単純なものではありません。 米国株式市場からは「トランプ大統領が株価を維持させる」と言ったユーフォリックな印象も受けますが、この何とも言えない市場の雰囲気は、ITバブル時の2000年年初、サブプライム・バブル終了間際の2007年初旬に近い印象です。 世界の利下げ競争の最大原因は米中の貿易戦争によるものと思われますが、これに加えて欧州も出口の見えない低迷期に入り込んでいます。 先日からは、関税をかけても為替により効果が減殺されることを学んだトランプ大統領は一層の関税引き上げに加え、利下げや為替にもプレッシャーをかけてきています。先進国の為政者がこれほど露骨に金融政策や為替に踏み込む -
投資アイデアの創出 その1
2019-08-30 14:48投資アイデアをどうやって得るのかは、人それぞれです。わたくしの場合、会社訪問というダイレクトな手段があります。でも、闇雲に会社訪問するのではなくて、訪問の目的をはっきり持ち、会社を取材する場合がほとんどです。それでは、訪問の目的とはなんでしょうか。業績に変化があるかどうか。これがもっとも重要なポイントです。よい変化はどうやってわかるのでしょうか。 新製品やあたらしい会社の取り組みによって、活気が出てきている、そういう会社に恵まれることです。それが、できれば小さな芽のうちに注目していたいものです。 できれば、アナリストがフォローしていないような小さな会社が望ましいでしょう。小さな会社が時代という大きな流れに乗るとき、大きなチャンスが開けるからです。アプローチとしては、2つあります。ひとつは、アイデアベースの投資手法です。1)投資アイデア→2)銘柄の業績の分析(以下、業績)→3)PER・CF -
【お知らせ】炎チャンネル第72回「企業訪問報告アクセル(6730)」をアップしました
2019-08-29 18:46億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場を語る炎チャンネル。第72回「企業訪問報告アクセル(6730)」がアップされました。 第72回「企業訪問報告アクセル(6730)」 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35607540 【YouTube】https://youtu.be/2K33KnJI1uU ぜひご視聴下さい。 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5~6分にまとめておりますので、 ご登録頂ければ幸いです。 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めておりますので宜しくお願いします。 -
富裕層は狙われやすい!だまされない3つのポイント
2019-08-29 18:44野村総合研究所の2017年の調査によると、推計ではあるが、日本には超富裕層(世帯の純金融資産保有額が5億円以上)が8.4万世帯、富裕層(同1億円以上5億円未満)が118.3万世帯、準富裕層(同5,000万円以上1億円未満)が322.2万世帯存在するようである。出所) 国税庁「国税庁統計年報書」、総務省「全国消費実態調査」、厚生労働省「人口動態調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」、東証「TOPIX」および「NRI生活者1万人アンケート調査(金融編)」、「NRI富裕層アンケート調査」などからNRI推計。⇒野村総研2018年12月18日「野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計」より引用https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/20 -
有料メルマガライブラリから(304)「米国市場調整時の対処を考えながら利益を確保していく」
2019-08-29 00:05有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「米国市場調整時の対処を考えながら利益を確保していく」= (有料メルマガ第447回・2017/8/29配信号)※2017年8月現在の内容です。留意してお読み下さい。(前略) アベノミクスがスタートした後の好調な5年間の日本株市場でも、毎年の12ヶ月間のあいだには約束されたように大きな暴落が起きました。 今年も毎年約束されている暴落はこれから起こるかもしれないと考えて、バーゲンセールが起きた時に、しっかりとリバウンドできる企業に投資できるよう、自分の投資能力を点検して強化する。そしてセーフティ・ネ -
運が実力のすべて 最終回
2019-08-29 00:03■連載 「運が実力のすべて 最終回」 by 石川凛■心からお金を好きになりましょう■みなさん、心からお金を好きになりましょう。 みなさんは、お金が好きですか。私はお金が大好きです。世の中お金がきらいな人などいないと思っていました。日本人が貯蓄好きなのは、世界的に知られています。日本政府も日本には個人の貯蓄があるから、国債を大量発行して日本国が借金をしても問題ない、などとグウタラ亭主が奥さんの持参金を頼りに空威張りしているようなものだと、批判されたりしているほどです。 世界中を見渡すと日本人より貯蓄好きな国民はいるようで、台湾人のほうが日本人より収入に占める貯蓄率は高いし、シンガポール政府は政策によってサラリーマンの給料から20%も強制貯蓄をさせていると聞いたことがあります。 私は、お金でこの世の中全てのものが買えるとも、全ての問題を解決できるとも思っていません。しかしお金で解決できることも -
直近のIPO銘柄研究
2019-08-28 11:34全体相場が不透明な中で個別銘柄にも調整、見送りムードが漂う状況が見られる。一方で何かでリターンを得たいとリスクマネーは虎視眈々と中小型株に触手を伸ばしている。 その中でもIPO市場には好需給の下で短期資金が入りやすい。 自ずと株価の変動も激しくなるが、タイミング次第では大きなリターンも得やすいとの判断から研究の余地はある。 今年は既に8月の創薬ベンチャーのステムリム(4599)まで44のIPO銘柄が登場した。 なかなか当たらない公開株に運よく当たっても株数は限られ、また当たったと喜んでも初値が公開価格を割り込んだり、大した上昇にならなかったりと悲喜こもごものIPO銘柄動向かと思うが、できるだけ工夫してIPO銘柄に挑戦してはいかがだろう。 ところで、今年の8月までの44銘柄という数は昨年よりもペースが鈍いように感じられる。やはり全体相場の停滞が影響しているのだろう。 9月26日のHPCシス -
山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」【8/27第23号レポート配信! 業界最大で高い参入障壁を誇る企業を分析!】
2019-08-27 22:46個人投資家向け高品質企業レポートを好評配信中! 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。【8/27第23号レポート配信! 業界最大で高い参入障壁を誇る企業企業を分析!】 今週掲載の銘柄は、業界最大の規模を誇り、高い参入障壁と成長が特色の企業をピックアップ。 先行投資の刈り取り期到来で、従来の高い成長に戻りつつあり、新たなビジネスにも注目。理論株価は複数の目線から算出しています。 深掘りレポートをぜひお読み下さい。
まずは以下のリンクから、無料サンプルレポートをお申し込み下さい。山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」毎週火曜日配信(祝日の場合は翌平日に配信)購読料:1ヶ月10,800円(税込) サンプルレポートお申込はこちら ⇒ https://goo.gl/K7fkcR -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第255号配信中!!
2019-08-27 22:46月曜日の億の近道で、20年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」通算255号が8月26日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。【注目の13銘柄や直近IPO銘柄チェックなど、個別銘柄情報が掲載!】【8/26 第255号では】■相場の視点■炎の注目銘柄チェック 下振れは投資チャンス!!(13銘柄)■コード7000番台の直近IPO銘柄チェック■説明会出席の印象(5銘柄) → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ -
大魔神のアンテナ 決算に対する見直し
2019-08-27 22:43決算発表が通過して、決算に対する見直しが入る時期です。 今回2019年4月~6月期(第一四半期)決算内容は日本の上場企業5社に1社が最高益となった。 世界的に景気後退局面が強まる中、全体でも3四半期連続減益をしている最中で最高益を獲得した企業は、ここ堅調な推移を演じている「オリエンタルランド」。ディズニーリゾートを運営している企業である。今年は10連休もあって、観客動員数を伸ばした。 また、レジャー施設をもっている「富士急行」も大きく業績を伸ばしている。 また、アウトドア関連でもあり、本年の「ラグビーワールドカップ関連」の「ゴールドウィン」は前年に比べ2倍以上の純利益を上げている。 そして、全体的には製造業より非製造業の「電鉄・バス」「陸運」「通信」などが好業績業種になっていた。会社の努力が実った企業でもあり、個人消費のニーズにマッチした企業でもある。 やはり、製造業は米中貿易戦争などを
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