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記事 23件
  • 農業と銀行

    2013-07-31 12:19  
    アベノミクスの重点テーマの一つが農業。株式市場でも農業関連銘柄への関心が高まる中で、金融機関において農業への支援策を打ち出そうとしています。とりわけ、地銀の取り組みが目につきます。  農業の再生が地方経済にとって重要な課題であり、地方経済を支える農業がTPP問題に揺れる日本経済にとっても重要なテーマになることは否定できません。  本日は農業ベンチャー、ナチュラルアートの鈴木社長からの報告(トマト銀行について)を参考までに掲載しておきますのでご参照下さい。 【農業への取り組みを見せる地銀】 秋田銀行(8343)  農業の販路開拓を積極支援  時価266円 時価総額516億円 直近株価レンジ222-288円 山形銀行(8344)  秋田銀、青森銀、岩手銀と共同で6次産業化ファンドを創設  時価412円 時価総額709億円 直近株価レンジ353-454円 岩手銀行(8345)  東北6次産業化サ
  • 孫子の投資法 投資とは詭道なり その3

    2013-07-30 15:05  
    本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧くださ い。  ■投資とは詭道なり その3■ ◎敵が利を求めているときはそれを誘い出し、敵が混乱しているときはそれを奪い取り、敵が充実しているときはそれを避ける  孫子が兵法の根幹だと唱える<詭道>の本質を突いた話です。もちろん、兵法だけでは無く、投資において最も重要な戦略も<詭道>です。  例えば、私が最高の投資方法の一つとしてしばしば採りあげる<バフェット流>。優良な企業をバーゲン価格で買い、その企業が高い成長を続ける限りできるだけ長く保有するやり方です。  このようなやり方は世間的には「投資の王道」と解釈されています。確かに、老子が<世の中の人々は目の前に広い幅の平らな道路が広がっているのに、わざ わざ道幅も狭く高低差も激しいけもの道を通りたがり、それゆえにいつも失敗する>と教える観点から言えば、バフェット流は、「安く買っ
  • NISAの利用方法について

    2013-07-26 13:04  
    最近は、急に街中でも来年度から始まるNISA(少額投資非課税制度)の告知を見かけることが多くなってきました。  私の自宅にも各銀行や証券会社から連続でNISA口座の開設申込書が届き始めており、NISAを目にしない日は無いと言っても良いかもしれません。(これは証券投資を行っている人はということでしょうが)  TVCMでも、今乗りに乗っている「剛力彩芽」さんのCMがバンバン流れています。  ということで、今回はNISAを利用する場合のポイントについて解説してみたいと思います。  NISAは英国のISA(Individual Saving Account)を模倣して日本に導入した制度です。英国のISAは本来英国の貯蓄率を向上させるために株式投資だけではなく「預金」でも税制優遇される(金利が非課税になる)制度で す。  英国の統計を調べていくと、ISAの利用状況は口座数で8割近く、金額で5割強が「
  • 有料メルマガライブラリから(70)チャンスと捉えられるか、不遇だと腐ってしまうか

    2013-07-25 13:11  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「チャンスと捉えられるか、不遇だと腐ってしまうか」==   (有料メルマガ第89回・2010/9/7配信号)  投資でも人生でも結果や結論が直ぐに出ることは少ないです。投資でも今日上がった株が、明日下げてしまうかもしれないし、ここのところ下げ続けている株が、自分が投げたとたんに暴騰を始めることも、無いとはいえません。いまはそんなことはあまり考えられませんが。 【中略】  不条理と感じないかと自問自答してみれば、不条理すぎると痛烈に感じています。ただ過去の株式やゴールドや賃貸不動産などに対
  • 益々成長する日本と米国、華僑経済圏、イスラム経済圏

    2013-07-24 12:11  
    日本の素晴らしい未来については、これまで何度も触れてきました。「失われた20年」と呼ばれる長く辛い時期を、忍耐強く耐え筋肉質かつスリムになった 日本経済・企業は、少なくとも今後10年程度は、「アベノミクスが成功するかどうか?」などということに関わりなく、目覚ましい成長を遂げます。  世間で騒がれている「アベノミクス」は、確かに有効な政策ですが、きっかけにしかすぎません。例えば、東日本大震災や福島原発事故が無ければ、日本経済の復活はもっと早かったでしょう。  1990年のバブル崩壊という大怪我で長年入院生活を余儀なくされていた日本経済。本当は、もうとっくに完治していたのに、長年の入院生活で「俺はまだ まだ退院できない」と思い込んでいただけに過ぎません。医者ならぬ評論家やエコノミスト、さらにはマスコミたちが「お前は病気だ」と日本人を洗脳していた のも大きな原因でしょう。  しかし、そのような偏
  • インデックスか個別か

    2013-07-24 12:08  
    全体相場の指標であるTOPIXや日経平均株価の今年の高値は5月23日でした。あれから2か月近く経過し、予定されていた参院選挙も予想通り自民公明 の圧勝で終わり、再びこの高値に挑戦しようかという局面です。ただ、5月からの調整相場は個別銘柄に依然として影響しており、大半は一気の上値追いには 至っていません。  インデックスは一部の銘柄に引っ張られて堅調に戻っているように見られますが、基本的には8月上旬あたりまでの日柄調整場面となっているように感じられます。  TOPIXの高値1289.77、日経平均の高値15942.60に対して直近の安値はTOPIXが1033.02、日経平均が12415.85でそれ ぞれ19.9%、22.1%の値下がり率でした。7月19日現在のTOPIXは1211.98、日経平均は14589.91でボトムからの値上がり率は TOPIXが17.3%、日経平均が17.5%となって
  • 海外移住の税金

    2013-07-22 17:00  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  これまで何回か富裕層の海外移住についてお届けしてきました。  今回の記事はその続編として、そもそも海外移住に人気が集まる理由についてのおさらいと、移住したい場合の税制についてまとめてみたいと思います。【拡大する富裕層の海外移住】  前回の記事にて、簡単に統計データに触れ、実際に海外移住は増加傾向にあるというお話をお伝えさせて頂きました。  概要のみ繰り返しますと下記のようになります。 ・1990年には20万人強だった邦人の海外永住者数は、2011年には30万人以上になっている ・近年は増加のペースも上がってきており、2009年-2010年の対前年比増加率は1%強だったのが、2011年は前年比で3%の増加 ・また、在外邦人数では45万人いる北米が最も多いが、アジアも33万人で2位  また、ここ数年有名な所でも、HOYAの鈴木CEOがシンガポールへ
  • 第一四半期決算が大事

    2013-07-19 15:15  
    先週からNHKで政見放送を幾つか見ておりましたが、与党や一部の新進野党を除き、旧来型万年少数野党の主張に対してはその余りに空虚な言葉の羅列に怒 りさえ感じます。この無責任な、そしてその場限りの、国民を愚弄しているかの主張を聞かせるために何故に公共の電波を割かねばならないのか?  しかも彼ら存在価値の無い政治家達を維持する政治資金を血税で賄い、同時にNHK受信料も払わされている身としては遣る瀬無いことこの上ないと感じま す。彼らには国政を担っているとの気概など微塵も感じられません。恐らく今回の参院選の投票率は随分と低いものになるのでしょう。  ところで、今後に予定されている主なイベントを整理しますと、まず今週末に選挙があります。そして四半期決算の時期に入り、今月末からの夏休み(外人お 休み)期間を過ぎると、9月には消費税の実施が判断されます。そしてドイツの国政選挙、10月の下旬頃からの半期決
  • 有料メルマガライブラリから(69)開示されている資料は利用しないともったいない

    2013-07-18 10:19  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「開示されている資料は利用しないともったいない」==   (有料メルマガ第86回・2010/8/17配信号) 【前略】  去年から開示されるようになった、四半期ごとの有価証券報告書の『事業の状況』の内訳の最初に出ている、『生産、受注、販売の状況』での四半期ごとの受 注額と、四半期末の受注残高の推移を調べておくと、業績発表における企業の発表(思惑:あとで業績下方修正するのがいやなので、保守的に業績予想を発表す る、など)に惑わされること無く、ある程度の精度を持って自分で業績を推定することが
  • 四季友の会

    2013-07-17 11:50  
    先日、四季友の会(不動産関係を中心とした経営者・ビジネスマンの会合)で、『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』をテーマにした話をさせていただきました。  冒頭は、私が良く取り上げる「100人の村」の話。なぜ、「他人が恐怖におびえているときに投資を行うべきで、逆に世間が熱狂しているときに投資をしてはいけない」のかを理論的に説明します。  続いては、5年サイクルをはじめとする長期サイクルの話。特に世代交代と大きく関わる20年サイクルは重要です。失われた20年を経験した日本企業は、シェイプアップされ筋肉質になっているので、これから10年・20年素晴らしい躍進を遂げるでしょう。  海外に目を向ければ、これまでもてはやされてきた、中国・韓国・ベトナム・インドなどの新興国はかなり厳しい状況に置かれています。特に中国は、改革開 放が始まってから30年間、大きな景気後退を経験していないだけに、日本の1