• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 3件
  • 短期投資家とIPO銘柄投資

    2017-12-20 02:13  

     先週12日からIPOラッシュが始まりました。  12月は22銘柄がIPOすることになります。  聞きなれないIPO企業に皆さんはご関心をお持ちでしょうか。  こんなに次々と新しい銘柄が出て参りますが、よく消化できるなと思われている皆さんもお見えかと思います。  佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(9143)は今年最大のIPO銘柄となりましたが公開価格1620円に対して初値は1900円。読者の皆さんも申し込みされて宝くじと同様に当たったという方もお見えなのかも知れませんが、初値形成後も2222円までの高値がありましたので多くの皆さんの資産増強に寄与したのではないでしょうか。  短期売買に努める約300万人の投資家の皆さんはIPO市場に関心を寄せていますのでどうしても株価は短期的に大きな変動を見せがちです。短期の視点でIPO時点に関心が高まりますが、多くのIPO銘柄はIPO後に調整
  • IPO後下落トレンドが続く東証1部大型銘柄

    2017-11-22 01:37  

     15日のCSランバー(7808)まで今年も63社が上場を果たしました。  公開価格に対して多くは初値が高くなり、その後安くなる銘柄もあれば高くなる銘柄もあり、二極化の様相が見られます。  マザーズ銘柄はIPO後の成長期待が高まるケースも見受けられますが、中には期待外れに推移する銘柄もあり、悲喜こもごもの状態です。  一方で東証1部に上場を果たした銘柄は3月22日のマクロミル(3978)から始まってオークネット(3964)、スシローグループHD(3563)と再上場組が相次ぎました。  マクロミルは上場初値が公開価格を4.3%下回り、その後も値を下げ、公開価格から15.9%の値下がりを見せましたが、その後は10月31日の高値3500円まで2倍以上の水準にまで上昇しましたが、オークネットやスシローについては上場後、上値が重い状況が見られます。  その後は4月12日にLIXIL系のLIXIL
  • 年前半のIPO相場をレビューする

    2017-07-13 02:08  

     2017年もはや7月となり株式相場の後半戦がスタートしています。  何が起きるか予測できない未来を前に相変わらず山あり谷ありの変動を見せてくれる株式相場は日経平均が2万円前後で推移する中で利益確定売りを消化しながら比較的堅調な推移を辿っていますが年後半は果たしてどうなりますか。  IPO相場も12日のソウルドアウト(6553)から後半戦を迎えます。  IPO企業数は年前半は39銘柄となりました。3月に集中した格好ですが、これまではほぼ順調に消化されているようです。  ただ、直近の傾向としてはIPO後すぐに調整するケースが増えてきているようで、6月のIPO7銘柄のうち6銘柄が時価が公開初値を下回っている状況です。  これは5月が例年通り、IPOがなく、需給タイトの中でIPOした銘柄に人気が集中し初値がいずれも公開価格の2倍以上となったことが影響しています(アンビシャスのエコモットは1.