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村田製作所(6981)の利益成長力 MLCC編その3
2022-12-16 23:00
===村田製作所(6981)の利益成長力 MLCC編(3回目)===第2部 MLCCはさらに高付加価値化へ=MLCCの温度特性と耐圧特性= セラミックは強誘電性で、通常はチタン酸バリウム(BaTiO3)を誘電体として用います。これが高い誘電率を持つことから、温度、電圧、エージングにより誘電率は大きく低下してしまうのです。 セラミックの結晶構造が温度により電子のいたずらで相転移をしてしまいます。そうなると誘電率は大きく変化します。 一方で、二酸化チタン(TiO2)を基材とする非強誘電性(電圧がないときには分極がおきない)セラミックで、その多くはチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)およびチタン酸カルシウム(CaTiO3)を添加物として含有したものですが、常誘電性(非強誘電性)のため、温度特性が高いのです。自動車では20年という長期の耐久性が求められます。 ところが温度特性を優先するとやはり
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