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低迷してきた株にも曙光
2023-11-09 13:43
過去2,3年前の高値やIPO後の高値から半値以下に低迷する株がごろごろと存在する昨今の株式市場。そんな銘柄を持たれている皆さんは毎日、私が持っている株はどうなるのかだろう?と思われているのかも知れません。 現在の株式市場における物色のコアが外国人や機関投資家といった大きな資金を運用する主体によるものなので、これはある意味致し方ないのです。 株価の変動は基本的には業績の変化によってもたらされますので、業績が向上する銘柄に的を絞れば運用成果は高まることになるはずですが、それとともに需給要因が影響してくる点にも留意しておく必要があります。 日本ではこれまで長期間にわたり、低金利、マイナス金利の状況が続いてきましたので、そうした状態に慣れてしまいました。国民の多くはデフレ経済の下で生活を営んで参りました。そうした社会の枠組みの中でビジネスを成功させて成長を遂げてきた様々な企業が大きな事業規模の -
耐える局面
2023-10-30 22:34
短期投資家の手仕舞売りや換金売りに株式市場の中でもグロース市場には冷たい秋風が吹いているようです。 日経平均やTOPIXも引き続き調整色を強めていますが、実際に強烈な調整に見舞われているのはグロース銘柄です。主力銘柄の多くはまだ高値圏にありますが中小型株の多くは値が消えており安値追いを余儀なくされています。 今年は東証の低PBR是正要請が株式市場に適度な刺激を与え、市場の潮流を醸成したと言えますが、そんな是正要請が効果をもたらすのであれば、今の中小型企業の経営者に株価を何とかしろとでも言えばまともな株価形成になるのではないかと思えるぐらいです。 特に直近のIPO銘柄は軒並み公開価格を割り込み、市場参加者も諦めムード。それでもまた復活するだろうと期待する向きもありそうですが、皆様のお考えはいかがでしょうか? 3つ指標のうち、今年はPBRが1倍割れとなっている多くの銘柄に関心が向かいました -
南紀白浜
2023-10-26 19:28
先日、久しぶりに南紀白浜へ行ってきました。泊ったのはいつもと同じ「しらら荘グランドホテル」。初めてここに宿泊して以来、少し古いものの(個人的な感想で)日本を代表するリゾートホテルを気に入ってしまい、年に1~2度は訪れています。 建物は古いながらも綺麗に清掃されており、立地も良く、食事も筆者のような60前後の夫婦には丁度良い量で、美味しい料理が並びます。 いつも、昼過ぎに着く便で南紀白浜に降り立ち、家内が好きなパンダを見にアドベンチャーワールドへ寄ってから、循環バスなどで夕方までにホテルに入ります。 風呂を済ませて6時頃からの夕食を楽しみ、その後は部屋で波の音を聴きながら読書などを堪能するのがルーティンになっています。 パンダのペイントがされた循環バスは停車ボタンを押すと「キャン!」というパンダの鳴き声で反応してくれるのですが、初めは何の音だか分かりませんでした(笑)。 コロナが広まった -
有料メルマガライブラリから(497)「投資家にとって『欲望』はアクセル、『恐怖』はブレーキ」
2023-10-16 19:50
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「投資家にとって『欲望』はアクセル、『恐怖』はブレーキ」= (有料メルマガ第367回・2016/2/9配信号)※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 相場が大きく乱高下して、信用取引などレバレッジを利用した投資を行って破綻する投資家が出てくると、追証が払えずに信用取引の担保となっていた株が強制売却されることによって、担保となっていた本当に価値の高い企業の株価さえ無条件に売却されて大きく下げることが出てきます。 そうなるとトレーダーが身を守るために利用している逆指値の売りが発 -
有料メルマガライブラリから(495)「乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か」
2023-10-03 22:49
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か」= (有料メルマガ第230回・2013/6/4配信号)※注 2013年6月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 順調に上昇してきた日本の株価ですが、5月23日の後場から大きく崩れて、急速に下げ続けており、どこで下げ止まるのか、そして反発し始めるのか、まったく予想がつかない状況となりました。【中略】 迷ったときは休むのも相場と、キャッシュポジションを高める方法もありますが、どう考えても『割安だ』と考えた銘柄群にシフトを続けてきて、買い値より下げ -
相場の潮流
2023-08-28 16:27
株式相場は大発会から大きく上昇し、日経平均は6月の高値まで30%以上も上昇を見せましたので多くの投資家はその恩恵を受けておられるものと拝察しております。 しかしながら、その恩恵はお持ちの個別銘柄によっては一様ではなく、外国人投資家や機関投資家が主導している指数連動型の銘柄をお持ちの投資家でないと受けられていないのではないかと見られます。 それでも株主数が多いNTTやトヨタ三菱UFJの株などをお持ちの投資家にとっては過去半年でかなりの資産形成の一助になったものと思われます。 一方ではマザーズ指数の停滞に見られる株価の低迷が資産の目減りに繋がっている可能性もあり、成長を期待して投資されたテーマ株、グロース銘柄を保有されている投資家にとっては現在の潮流は恩恵を受けられていないと言えます。 メディアではほとんど日経平均がどうだという伝え方をしておりますのでこのところの相場上昇をポジティブに伝え -
株価低迷銘柄研究
2023-08-02 16:19
指数自体と個別高配当利回り、低PBR銘柄群の株高で運用成果を高めた皆さんは利益確定されて、次の展開に備え様子見の状態かも知れません。 全体相場は多少調整含みの展開ながら、相変わらず先高感は残っていますので、押し目があるとすかさず買われます。先週末の日銀の政策変更ニュースは市場を駆け巡り、日経平均は乱高下を見せましたが、すかさず元に戻る展開を見せました。 今週は週初の1日だけが7月で、火曜日からは8月となります。 ここからはまた四半期決算発表のラッシュ。為替が円安となる中、値上げラッシュの一方で原材料価格は既にピークアウト。コロナ後の需要回復なども踏まえ、足下の業績は堅調。明るい中で相変わらずの先行き不透明感を企業はメッセージとして伝えてくるかと思われます。 こうした中にあって投資家の皆さんは少しでも運用成果を高めようとされているものと思われます。基本的な株式相場の潮流は変わらないとして -
個別銘柄の株価変動を楽しむ~強弱感分かれるNTT株~
2023-08-02 16:18
全体相場が波乱となる中で個別株にも多少は影響が出ておりますが、その大半は個々の銘柄の事情によって異なっています。 あれほど25分割前にメディアなどで取り上げられていたNTT株が分割前の高値から10%余りも下落すると保有されている投資家の皆さんの心理状態はついネガティブに傾きがちとなります。 ここでの不安感は発行済み株式の30%余りを占める政府保有株が放出されて民営化されるのではとの議論が台頭していることが背景かと思われます。この話題は以前からあったので、今さらこのタイミングで取り沙汰されるかな?といった印象ですが、過去から今日までの株価水準から長期保有されてきた投資家の皆さんも一旦は分割も終わって売ろうかと思っておられるのかも知れませんので売り優勢となってきたとも考えられます。 政府もJTやNTT株など保有株の上昇で防衛予算等の財源が確保できる訳で、市場に影響を及ぼすような放出は避けた -
半年間を振り返って
2023-07-14 14:55
今年の年初において現在の株式相場水準を想定された方はどのぐらいお見えでしょうか? 昨年末の株式相場が今とは比べものにならないぐらい低迷していたことを思い出すと、ここまでの短期株高は想定できなかったに違いありません。 昨年12月頃は日経平均は2万4000円まで下がりそうだとか弱気の意見もありましたが、現実はそうならずに終わりました。 今年の大発会で日経平均は2万5834.93円で始まりました。その大発会から先週末の3万2388.42円まで25.4%の上昇です。TOPIXでも1879.19から2254.90まで20%の上昇で年初の大発会で投資された方の運用成果はこの程度は上がっているものと推察されます。 残念ながら、個別銘柄は必ずしもこのようにうまくは行っていないと言われそうです。銘柄ごとに運用成果が異なっているためで、株高の潮流に乗れた方と乗れていない方で差がついているものと推察されます -
有料メルマガライブラリから(482)「債券から株への大転換が始まっているなら、乗るのも良い選択か」
2023-06-23 23:36
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「債券から株への大転換が始まっているなら、乗るのも良い選択か」 (有料メルマガ第249回・2013/10/15配信号)※2013年10月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 インフレが来れば、間違いなく固定金利の金融商品は価格の下落というダメージを受けることは、少し勉強すれば分かります。しかし日本においてはバブル崩壊後20年以上たつ現在でもインフレはやってきませんでした。 しかしミスターマーケット(=市場の総意)という怪物は率直には動きませんから、日本企業の株価も率直に上がるとは限り
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