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【対談】枇々木規雄さんに聞く「金融工学と個人の資産運用の話」~前編~
2021-06-04 20:51
今回と次回のメルマガは慶応大学の教授と小屋との対談をお届けいたします。 「金融工学」という言葉を聞いたことがありますか? 今回のゲストは、慶應義塾大学理工学部教授で金融工学を専門とする枇々木規雄さんです。 枇々木さんの主な研究テーマは、「資産配分決定やポートフォリオ選択などの資産運用技術」「金融機関の資産と負債に関するリスクの総合的な管理技法」「家計のフィナンシャル・プランニング」「株式のティックデータ分析と最適執行戦略モデルの構築」など。 一読してパッと理解するのは難しいテーマが並んでいます。 実際、金融工学は一般の人にとってまだまだ縁遠い世界です。 そこで、まずは枇々木さんに「金融工学ってなんですか?と聞かれたとき、どう答えていますか?」と聞いてみました。「簡単にいうと、金融の問題を数学やコンピュータを使って解決する学問です、と伝えています」 金融の問題……というと?「どんなふうに -
投資家Sの今週の注目銘柄
2021-01-17 19:49【編集部より】 本日より隔週火曜日で掲載となる新コラム「投資家Sの注目銘柄」。 そのリサーチ姿勢に感動し、お願いして掲載となりました。 エッセンスをお楽しみください。――――――― 皆様こんにちは、投資家Sと申します。 本日から億の近道火曜版に、「投資家Sの今週の注目銘柄」を掲載させて頂く事になりました。本連載は、投資日報社が毎週月曜日に発行を行っております、”週刊投資日報 金融版”に掲載しております。 今回は、2020年12月に掲載を行った、2銘柄について取り上げさせて頂きます。■エレコム【6750】 PC周辺機器のファブレスメーカーとなるエレコム【6750】は1986年に設立。2006年にジャスダック市場に上場。2013年から東証1部に上場している。 この企業の魅力を一言で表すと” 安定した成長 “となる。 手ごろな価格帯のPC周辺機器や、体重計などの生活関連用、テレビチューナーの販売 -
ウェルスナビ 柴山さんと考える『いま日本に必要な金融サービス』-後編
2020-09-07 17:05今回のメルマガでは、いま運用業界でも話題になっているロボアドバイザーの会社を経営する柴山社長との対談を記事にしました。●それでも心のどこかにある「投資は危ない?」という不安感は的外れ?小屋:アメリカでキャリアの長いファイナンシャル・アドバイザーの人たちと話すと、金融ビジネスは「スノーボールを転がすようなものだ」と言われるんですね。 お客様の信頼を得ることができれば、預かり資産はスノーボールを転がすように徐々に大きくなっていく。ただし、最初の何年かきつい上り坂があって、大変な思いをする。でも、どこかでその坂を超えれば、自然に転がっていって大きくなっていくビジネスだ、と。 僕も会社を立ち上げて数年はきつい時期が続きました。 それでもがんばれたのは、信じてくれるお客様がいてくれたからです。 5年目を迎える頃、預かり資産が増え、結果も出るようになり、目の前で喜んでくれるお客様とさらにいい関係を構 -
ウェルスナビ 柴山さんと考える『いま日本に必要な金融サービス』-前編
2020-08-23 23:01今回のメルマガでは、いま運用業界でも話題になっているロボアドバイザーの会社を経営する柴山社長との対談を記事にしました。●中学時代、経済に興味を持った2人が資産運用のプロフェッショナルに-個人の世帯や法人オーナーとの対面での相談を中心にライフプランのコンサルティングを行う小屋さん。 AIを使ったロボアドバイザーによる資産運用サービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」を立ち上げ、これから資産を形成する若い世代に「長期、積立、分散の資産運用」を広めている柴山さん。 一見、まったく異なるサービスを展開しているよう見えるおふたりですが、古くからの知り合いと聞きました。柴山和久さん(以下、柴山):じつは、中学・高校の同級生なんですよ。中1の時に同じクラスになったのが、小屋さんとの出会いです。同級生の人数が少なかったこともあって、みんな仲が良かったよね?小屋:たしかに。柴山:とにかくみんな真面目
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