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有料メルマガライブラリから(93)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2014-01-29 14:28有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 ==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第46回・2009/11/10配信号) 【前略】 本日は、株式市場というバトルフィールドで生き残るための戦闘技術的なものを書いていく前に、株式投資の普通免許の取得とはどの程度の資産を作ることを目標としたらよいのかという点について、私の考えを書かせていただこうと思います。 普通免許としての目標額は、20年で1億程度の資産を作ることを想定しています。サラリーマンを30年続けても、定年時に3000万円から -
波乱相場こそ投資チャンス
2014-01-28 19:35株式相場は今年に入ってやや停滞局面が続いてきましたので、先週の下げについてやや心配されている方も多いのかと思います。年初は強気の声の陰でリスク を意識しない状態が見られましたが、新興国経済など外部経済への懸念の台頭で、1ドル=105円台の円安水準から1ドル=102円台への円高局面が見ら れ、輸出関連への調整ムードが働く局面となってきました。 指数的には11月の安値14026円から12月高値16320円までの上げ幅2294円の半値押し、すなわち日経平均で15173円を目途とした調整と 考えていますが、相場に想定外の出来事はおきがち。週末のNYダウの大幅下落からはなおも下値を模索する可能性が考えられます。 昨年はキャピタルゲイン課税のアップ前の利益確定売りが随所に見られましたが、この水準以下では単純に売却した株式を買い戻すチャンスが来ていると前向きに考えておきたいと思います。 ただ、相場 -
上昇トレンド下の低PBR銘柄
2014-01-28 19:33株式相場全体が調整すると個別銘柄の投資意欲も落ちてしまいがちですがそんなことはお構いなしに銘柄の研究をしていく皆さんには更なる資産増強の機会が待っています。 読者の皆さんから私に送られてくる感想はよく個別銘柄を堂々と掲載しているなとの素直なご意見ですが私は株式市場の発想で個別銘柄を語ることもありますがあくまでも企業の投資価値を論じたいと考えています。 投資家それぞれの投資判断は企業への投資価値が高いのかどうかが基本になります。全体相場の動向によって株価は変動を起こす面もありますが、実際には全体相場よりもその企業が置かれている状況、成長への意欲、取り組んでいる事業の内容がポイントとなります。 市場での評価が低水準のままであれば、その企業価値に見合った株価形成がなされる必要が出てきます。 投資信託や年金運用に関わるプロ投資家は多くはサラリーマン的なのでそうした市場評価の銘柄を見落として -
市場潮流
2014-01-28 19:29今週(20~24日)の東京株式市場は、日経平均株価で342円90銭(2.2%)下落しました。本日(24日)は304円の下落となり、今年の安値を付け、13年12月17日以来、1カ月ぶりの低水準まで下げています。 市場のムードに影響を与えたのは、23日発表の1月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報が50を6カ月ぶりに下回ったことです。た だ、新興国の景気減速は想定済みの現象であり、何度も書きますが、足元の株式相場のもたつきは、昨年年末に9連騰を演じたことによる調整の範囲内と考えて います。 千代建(6366)、日揮(1963)についても何度も書いておりますが、千代建はLNGプラントの受注環境好転に加え、「水素社会実現」に向けて同社の水素・貯蔵技術への期待が高まっていることも株価上昇の支援材料となっています。 水素は天然ガスなど様々な化石燃料から取り出せるほか、水の電気分解 -
為替市場動向~しばらくレンジ相場が続く?~
2014-01-23 16:241月も半ばを過ぎましたが、市場は明確な方向感が出にくい状況が続いています。昨年末、高速で盛り上がりましたが、年明けてパワーダウンした感があります。 株式市場は、指数がレンジ相場の一方、個別株物色でパワフルな動きになっていますが、為替相場はレンジ内限定での取引がしばらく続きそうな気配です。 年初来の対米ドルでの主要通貨パフォーマンスを見てみましょう。 最も上昇した通貨はニュージーランド・ドル(+1.25%)、次が日本円(+0.97%)です。 ドル・円相場は年初105円から始まったので、104円台は比較して円高の推移になっています。一方で、最も下落した通貨は約3%下落したカナダ・ド ル、続いて南アフリカ・ランド、続いてスイス・フラン(-1.9%)ユーロや豪ドルは1%前半の下落となっており、全般的に年初よりもドル高傾向で動いて います。 年初に発表された米国の雇用統計は予想に比して弱い -
有料メルマガライブラリから(92)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2014-01-23 16:22有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第45回・2009/11/03配信号) 人生も仕事でも、その行動の責任を取る人が、決定権を持つ。逆に言えば決定権を持つ人は、その決定の結果に責任を持たなければなりません。 ところが現在の日本では、この大事なルールがなおざりにされています。 会社の仕事でも仕事の決定権は持ちたいけれど、その結果が上手くいったときは自分の手柄、失敗した時は部下の責任。こんなとんでもない人が大きな顔をして社内で闊歩している -
孫子の投資法 戦わないのが勝利への最短コースその4
2014-01-23 16:21本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧ください。 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482■投資とは詭道なり 戦わないのが勝利への最短コースその4■ ◎トレードオフ、何をしないかが大事 その4<戦争は勝利を第一とするが、長引くのはよくない> 戦争においては、華々しい戦闘が注目されがちですが、戦場に武器・弾薬、食糧を届ける兵站の重要性は、孫子だけでは無く多くの兵法書で説かれるところです。また、戦争を続ける限り、どのような勝ち戦でも味方の損害が全くゼロというわけにはいきません。 つまり、戦争に勝っていても、日々国家の資源、財産、人財などを消耗しているので、国家を繁栄させるためには、できる限り戦争を早く切り上げて平和な状態を維持しなければならないということです。 「一撃必殺」という言葉がありますが、たった一度の攻撃で相手を粉砕してしまうの -
上昇と調整
2014-01-23 16:19株式投資では上昇している時は楽しいが、調整(下落)している期間はいらついてしまいがちです。長期的な上昇局面に起きる調整の動きなのか、長期下落局面の一時的な上昇なのかを見極めていく必要があります。 投資家の期待は結果としての株価上昇にありますが、株価の評価につながる企業業績の向上、その結果の配当増、更には経営を託している経営者による将来ビジョンの提示、成長をもたらす新事業への取り組みなど様々です。 基本的に投資家の判断の結果、実行される売買は経営者の考えや施策に賛同するかどうかになります。株価が下がるというのは賛同しない株主が売ろうとする ためで投資家の経営への否定が株価に反映されていると考えられます。反対に上昇しているのは経営に対しての期待の高まりの結果ということができます。 ソニー(6758)が世界的な企業でウォークマンなど様々なヒット商品を生んできた事実はあっても未来への成長を見 -
低PBR銘柄の修正運動相場
2014-01-23 16:17株式市場には様々な銘柄が上場しています。数としては約3600の銘柄があり、代表的な投資指標である東証1部(昨年12月13日現在の銘柄数 1775)の実績PBRは1倍割れの水準から現在は1.46倍へと高まっています。ただ、銘柄数560の東証2部の実績PBRはいまだに1倍を割れてお り、0.95倍となっています。 この背景になっているのは流動性の高い東証1部の方が流動性の低い東証2部よりも実績PBRが高いためだと推察されます。当然ブランド力や人気の高い銘柄に売買の主体がありますので、この差は致し方ないのかと思います。 ただ、銘柄数878のJASDAQ市場の実績PBRは1.55倍で東証1部よりも高い状況が見られます。バリュー価値よりも成長性への評価が見られるのがJASDAQ市場で、この結果としてPBRが高いという結果になっていると考えられます。 市場への平均的なPBRの評価はこうなっていま -
今期の業績見通しを減益とした低PBR銘柄への評価
2014-01-23 16:12私が過去3年間注目してきた銘柄に岡山に本社を置くKG情報(2408)があります。同社の業態はミニリクルート。人材情報誌や結婚情報誌の発行による 紙媒体広告事業やネット媒体の広告事業を岡山を中心にした中国・四国地方で展開し、比較的高い収益基盤を構築しています。 12月決算の同社は前期の決算発表を先週末に行いましたが、実績は計画を上回りましたが、今期の計画についてはまた減益見通しを公表しましたので負のサプライズが起きて先週までの株価上昇が一気に週明けは帳消しとなってしまいました。 ここで起きたことは先行投資による減益が前期で終わらずに今期も続くという点です。 同社は地域限定の事業を展開してきましたが、全国展開を目指して既に札幌などでのエリア拠点の開設を行っています。本命は東京での活動となるでしょう が、それが先行投資の内容だろうと推察されます。ただ、具体的にその内容は公表されていないため
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