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記事 3件
  • 指数の動きからひも解く物色トレンド

    2021-06-09 14:25  

     個別株の動向に関心を寄せておられる皆さんに本日は直近の指数の変動から見たその物色のトレンドを解説しておきたい。 頭重い展開の日経平均とマザーズ指数。多くの個人投資家がこのところのこれらの指数変動を見て全体相場が調整ムードにあると判断されているのかも知れません。 ただ、一方でTOPIXと東証2部指数については、どうも新たな局面に入りつつあるのではとやや強気の見方に傾きつつあるのではと思います。 東証市場改革が打ち出され今月末基準で3つに区分されようとする中で個別企業は一体、自社がどの区分に位置しているかを既に分析し理解していると思われます。 時価総額(株価×発行済み株式数)や流通時価総額(株価×流通株数)を意識しての自助努力は株価に反映されがちです。そのボーダーラインにある銘柄の株価に上振れの可能性をある点をまずは認識しておく必要があります。 プライム市場とスタンダード市場の境界線にある
  • 調整相場の中で年初来高値をつけた銘柄

    2019-08-07 17:56  
     先週末は全体相場が波乱の展開を見せましたが、その中にあって年初来高値をつけた東証1部上場銘柄も39ほど見出せました。もちろん年初来安値をつけた銘柄も270あり、こちらの方が多いのですが、全面安には至っていないと言う点を認識しておく必要があります。 39銘柄を見ていると多くは内需系の銘柄です。 どういう訳かNEC(6701)やイビデン(4062)といったハイテク銘柄も含まれますので、一概に内需銘柄だけに絞られているとは言い切れませんが物色傾向を知る上では参考になるかと思われます。 以下にその39銘柄を一挙に掲げておきます。内容などは皆さんで吟味頂ければ幸いです。(*私の有料メルマガでは以下の銘柄の中からピックアップした5銘柄及び新高値JASDAQ5銘柄についてショートコメントしております。)1.タマホーム(1419)2.四国電工(1939)3.ヤマト(1967)4.ITメディア(2148)
  • 相場の潮流

    2017-05-10 14:26  

     3月2日の高値19668円をピークに、日経平均株価は4月17日の安値18224円まで7.3%の調整を見せましたが、その後は諸般の情勢を横目に堅調な上昇ぶりを見せてきました。  GW明けとなった本日の日経平均の高値は19929円となり一気に3月2日の高値を抜き、2万円の大台に急接近してきました。  半島情勢がなおも根本的な解決には至っていない中での株高には多少違和感も覚えますが、これも相場のなせる業。溜まっていた買いのエネルギーが火山が爆発してマグマが噴き出すがごとく前日比450円高と大幅高となってきました。  連休中に為替が1ドル=113円台をつけたことに加えて、フランス大統領選挙など連休前からの懸念材料が一応のポジティブな結果となったことを受けた株高と考えられます。  株価は基本的には企業業績の行方や国内外のマクロ景気の動向で変動しますが、これも中国の1-3月期GDPの伸びが良かっ