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記事 3件
  • 日本の農業関連銘柄

    2021-07-07 14:40  

     本日は農業絡みのお話をもう一つ取り上げておきたい。 日本の株式市場には水産業や食品・外食というセクターには数多くの企業が上場している。一方で純粋な農業セクターの銘柄が少ないという状況が見られる。国土の狭い日本で変化の激しい災害も多い自然環境と向かい合っての農業はリスクが大きく非効率なビジネスと捉えられる。 ただ、屋内栽培型のきのこメーカーや種苗会社などの事業規模は比較的大きくなっているが、これらに続く本格的な成長企業は登場していないとの印象だ。 この中で雪国まいたけ(1375・時価1676円)、カネコ種苗(1376・時価1480円)、サカタのタネ(1377・時価3760円)、ホクト(1379・時価1965円)は巣ごもり需要もあって比較的元気なようだ。 食肉、鶏卵の秋川牧園(1380・時価1140円)はECサイトの構築で成長の入口に立っているほか、イチゴ栽培のホーブ(1382・時価938
  • マザーズ銘柄や外国人投資家に好まれる銘柄は元気だが

    2020-10-15 13:42  
     お金の流れを観察していると明らかに需給の良い新興市場銘柄、とりわけマザーズ銘柄に向かっている。 典型的な銘柄が熊本を地盤として全国展開を目指すLibWork(1431)だが、成長意欲が高いほど投資家の評価が高いことは言うまでもない。同社は今週末に億の近道協力でセミナーを予定しているのでご興味ある方はぜひ足を運んで頂きたい。 詳細 ⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S16555551/ 直近のIPO銘柄ではAI関連のヘッドウォータース(4011)が公開価格2400円に対して初値2万8560円(11.9倍)をつけ、その初値から3万6250円(初値比+26%)まで上昇するなど値動きは軽い。さすがにその後は乱高下しているが、需給の良さを背景に押し目買い意欲も旺盛のようだ。 このほか、業務アプリケーションビジネスのアクシス(4012)も公開価格1070円から初値5700円(
  • 株の玉手箱 雪国まいたけは生まれ変わったか?

    2020-09-24 23:25  
    *約1200字・完読サクッと3分でどうぞ【 再上場案件 】 あすなろ投資顧問大石です。 今日は≪雪国まいたけ≫の話。 本日上場を迎えた雪国まいたけ。ご存じまいたけを主力にエリンギ・しめじ・マッシュなどのキノコを生産販売している会社です。世間的には非常に評価が低い案件ですが過去と今そして未来はどうか?少しフラットに考えてみました。【 過去は荒んでいた!? 】 1975年にもやしから始まった同社。まいたけに着手してからは全国展開・新潟証券取引所上場・中国展開・タカラバイオと提携・ダイワハウスと提携・東証上場と順調に成長していたが、2013年に不適切会計で大平社長が辞任。翌年には虚偽報告で課徴金。株主総会事件など段々ときな臭くなりベインキャピタルのTOBにより一線から退いた経緯がある。【 優良企業に変貌か!? 】 では現在はどうなのか? 結論から言うと、以前とはまるで別物。理由は主に以下4点・ベ