-
新NISA
2023-09-27 16:19
ガソリン価格や電気料金を抑えるために、またまた補助(業界へのバラマキ)を延長することになりました。 マスメディアはと言えば「物価が上がって大変だ、ガソリン価格も上がった」と言うニュースを垂れ流すだけで何の提言も無く、国民感情を煽っているだけという状況です。 余談ですが、ジャニーズ事務所を巡る報道を見ていて嫌悪感を持った視聴者は大勢いらっしゃるのでは無いでしょうか。同問題をひた隠しにしていたのは、それこそマスメディア自身では無かったのか。問題が拡大してから小出しにニュースを流し始めるなど、その閉鎖的な体質に呆れます。全ては視聴率の為に若者の被害を黙認してきたマスメディアにこそ重大な責任があるはずです。 加えて、ビッグモーターから中古車ディーラー、大手損保へと広がる不正請求問題。ネクステージや損保ジャパンの社長が辞任したくらいで済む話ではありません。背任行為が明確になれば刑事上の責任も出て -
世の中の見方、意見を構築すること
2023-09-26 17:09
先日、アドバイザー向けの研修資料を作りながら考えていたことをお伝えします。 資産運用(あるいはそのアドバイス)を行おうと思うのであれば、自分なりのモノの見方、社会の見方、自分の意見を持つ必要があります。 しかし、悲しいかな今の日本の学校教育の中ではあまりその力は育まれずにそうした能力の低い大人が少なくありません。 そして、そうした自分の見方、意見を持たずに運用を始めるのは中長期的な成功につながりにくいものになります。 では、そのモノの見方、自分の意見はどのように構築していったらよいのでしょうか? 自分の経験上で考えると1.自分が共感できるモノの見方、意見を持っている人を見つけ、その人の文献(コンテンツ)に多く触れる まずは、書籍でも動画でも自分の感性に合っている、モノの見方、意見を持っている人を探しその人のコンテンツになるべく多く触れます。 そして、その人物は、複数人いても全然問題あり -
四季報秋号発売
2023-09-26 00:14
季節は残暑厳しい夏から初秋。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋となります。強展開が続く株式相場も既に秋相場に突入し、主力銘柄を中心にした上昇相場でメリットを受けておられる投資家の皆さんが多いかと思います。 先週15日は会社四季報の発売日でした。早速にオンライン証券提供のデータでいくつかの銘柄をチェックしましたが、概ね良好な見通し。もちろん中にはネガティブな印象の企業もありますが、ほとんどはポジティブな内容でした。 会社四季報ではPBRの改善データを投資家に示す試みをしております。 数多くの低PBR銘柄が東証の是正要請もあり今後も改善していく流れであれば、現在の株式相場は未曾有の株高トレンドを描くのではないかとも考えられます。 マーケットで逆神と評されるあの方が日経平均4万円などという強気の話をすれば、今までは嫌な感じもあったのですが、今回は大いに賛同。既に市場はここから1年程度の期間内で -
有料メルマガライブラリから(494)「利益が大きく上がっているときの利益確定の有効性」
2023-09-26 00:12
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「利益が大きく上がっているときの利益確定の有効性」= (有料メルマガ第220回・2013/3/26配信号)※注 2013年3月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 私が株式投資を始めたころに教えを受けた、70歳くらいの老投資家さんがいます。繊維会社の会長で、糸相場で鍛えた相場の達人でした。慶応大学と早稲田大学を卒業した二人の息子の(社長と副社長)3人で、同じ情報を得ながら一緒に株式投資を行っていました。 3人で同じ資金で株式投資をして、どの位増やせるかをゲームのように競ったことがありました。 -
アレ封印
2023-09-26 00:10
本日は9月14日。(編集部注:執筆日) 18年ぶりにアレを成就させた阪神タイガース。 リーグ優勝おめでとうございます。 関西はアレで大盛り上がり。特に道頓堀川あたりや筆者の姉が住んでいる尼崎あたりは熱気であふれていたようです。 岡田監督は優勝と言わず、アレと言ってきましたが、次は日本一。 それをアレと言わず、封印して何と言うかはともかく1985年以来の日本一にも期待したいところです。 阪神のリーグ優勝で関西圏の経済効果への期待が高まり、既に阪神阪急(9042)(敢えて阪急阪神ではなく阪神阪急と呼びます)の株価は大発会の3900円から5690円へと46%上昇。 スポンサー企業のジョーシン(8173)も6月安値1877円から2520円へと34%上昇しております。 また、関西に拠点を置く企業の株価は軒並み上昇。特にスポンサーとなっているミズノ(8022)は大発会の2806円から4775円まで -
東大生と京大生への講演 その6
2023-09-22 11:38
「アナリストよ、歴史家のように記述し、科学者のように分析し、芸術家のように共感し、哲学者のように思考せよ。」 2015年に東大生と京大生を相手にアナリスト業務について講演したことがありました。その講演内容をメモってくれた東大生のA君がいました。 8年前のものですが、懐かしく想い紹介します。■14■DDMの2つの基底は互いに独立ではない バリエーションの理解の上で重要なことは、DDMの2つの基底(r-g)とNは、独立ではないことだ。つまり、一方、たとえば、(r-g)が株価を高めるように動くときに、もう一方、配当継続期間Nは短期化する場合と長期化する場合とに分かれる。この2つの基底はお互いに影響を与えている。 正に相関する場合と負に相関する場合とがある。■15■基底同士が負の相関 理論株価には「差」しかない 財務操作全般は、これら2つがトレードオフの関係になる。 つまり、負の相関となる。配当 -
収益モデルを見る
2023-09-22 00:42
1.電車賃、ガス料金、電気料金、通信費、保険料、サブスク2.服飾費、食費、日用品費、美容費、医療費、 今挙げた1と2の違いは何だと思いますか。 そうです。 1は家庭の固定費に分類されやすいもの、2は変動費に分類されやすいものです。光熱費は季節で大分変わるから変動費のような気がしますが、年単位で見れば固定費と考えていいでしょう。 今回は、家計簿の話をしたいわけではありません。 私は、億近では子供向けの金融教育論を提供しているので、今回も金融教育の話です。今回は、将来の仕事、すなわち「何をして稼ぐか」の話です。 自分の仕事選びにおいて、企業の収益構造を理解する力は役立ちます。 上記のうち、1に分類される業界は「定期的に収入が入ってくる」ビジネスモデルを確立しています。線路を敷いたり、ガス管、電線、電波塔を設置するには大変な初期投資が必要です。ただ、その初期投資を行えば、あとは定期的に収入が入 -
有料メルマガライブラリから(493)「去年までの異常安値を忘れないと、上昇相場から振り落とされる」
2023-09-20 15:53
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「去年までの異常安値を忘れないと、上昇相場から振り落とされる」= (有料メルマガ第218回・2013/3/12配信号)※注 2013年3月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 内需関連で業績を上げ続けている銘柄や、含み資産の不動産銘柄や倉庫銘柄の株価も、さらに大きく見直されてくる可能性が期待できます。 株式に投資できる資金は限られているので、どのような配分バランスでポートフォリオの組み換えを行なうかによって、運用成績に差ができるでしょうが、どの銘柄がより上げるのかは、今時点では分かりません。 -
資産価値を考える投資
2023-09-19 12:59
株式市場に参加されている個人投資家に求められているものは株価変動のみにフォーカスした投資(投機という)ではなく、企業の保有する資産価値を踏まえた投資と考える。 別の言い方すれば切った張ったの世界ではなく、地に足のついた文字通りの中長期の企業成長や資産価値をベースとした投資を心掛けて頂きたいと思う。 そんなのは当たり前と言われそうですが、これが案外できそうでできていない。短期のリターンを求めた投資についついのめり込む投資家、投機家が多く、成果向上に至らない場合はそれを企業のせいに転嫁して時にはモノ言う株主となることもある。 株式の発行体、つまり上場企業もバランスシート上に存在する資産を有効活用せず、投資家が求める収益を生まずにきたこともあるが、日本の株式市場にはPBR1倍割れ銘柄が山のようにあり、東証の是正指導の下、ようやく企業側も対応を始めたようだが、いまだに放置したまま上場を維持して -
直近IPO銘柄の株価低迷
2023-09-19 12:57
TOPIXが高値更新し、上昇トレンドを継続する中にあってマザーズ指数は低迷状態。通常なら成長期待で買われる銘柄、とりわけ直近のIPO銘柄の株価は低迷しているとお感じの皆さんが多いのかと思われます。 これには現在の相場の潮流が来年から始まる新NISAを前に日本を代表するグローバル企業群、半導体関連銘柄群、更には東証から低PBR是正要請のあったことで、その対象となる低PBR銘柄に向かっているからで、中途半端なバリュエーション銘柄となっている直近のIPO銘柄や多くの中小型群には関心が向かっていないことに起因していると推察されます。 筆者のところにも、最近のIPO銘柄で下がり続けている銘柄について問い合わせが来たりするようになって参りました。そうした銘柄について一応吟味したりしておりますが、現在の株式相場の潮流を大きく変えるだけの魅力には欠けているというのが第一印象です。 それでもそうした株
1 / 3