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  • 為替市場動向~ポジション調整?トレンド転換?思案のとき~

    2014-12-11 22:30  
    中央銀行の超金融緩和と株価下支え、年金資金のリスク資産運用率の引き上げなど日本では国策相場が続いています。好調が言われる米国経済、原油安も材料となり猛スピードで円安が進みました。  先週金曜日に発表された米国の雇用統計は予想を大きく上回る雇用者増のサプライズ。ドル円相場は一気に121円台後半、そして日経平均株価は1万8千円 台達成を果たしました。この水準達成は、短期、中長期の投資家にとって利益確定の絶好の機会となった感があります。6日の満月を挟んで、相場はいったん一 つの節目を迎えたのではないかと思います。  9日には、中国での短期融資に関する担保規定の厳格化という材料に加えて、ギリシャの政治不安報道が世界的な株安によりリスク回避行動が先行したとされますが、実際にはきっかけの一つとなっただけでしょう。  このところの原油価格下落、ドル高で為替市場では、新興国通貨の下落が目立っていました。最