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指数の動きからひも解く物色トレンド
2021-06-09 14:25
個別株の動向に関心を寄せておられる皆さんに本日は直近の指数の変動から見たその物色のトレンドを解説しておきたい。 頭重い展開の日経平均とマザーズ指数。多くの個人投資家がこのところのこれらの指数変動を見て全体相場が調整ムードにあると判断されているのかも知れません。 ただ、一方でTOPIXと東証2部指数については、どうも新たな局面に入りつつあるのではとやや強気の見方に傾きつつあるのではと思います。 東証市場改革が打ち出され今月末基準で3つに区分されようとする中で個別企業は一体、自社がどの区分に位置しているかを既に分析し理解していると思われます。 時価総額(株価×発行済み株式数)や流通時価総額(株価×流通株数)を意識しての自助努力は株価に反映されがちです。そのボーダーラインにある銘柄の株価に上振れの可能性をある点をまずは認識しておく必要があります。 プライム市場とスタンダード市場の境界線にある -
新成長企業とIPO市場
2014-12-24 19:25戦後の高度成長期は大半の産業・企業が経済発展の恩恵を受けて業績を拡大。自動車産業や電子機器産業が日本の経済の花形となって高度成長を支えてきましたが、バブル経済に至る過程ではほとんどの産業がバブルにまみれました。 行き場のないお金が株式市場に流れ込み、前代未聞の株価上昇をもたらしたことは多くの投資家の脳裏に刻まれていると思います。 バブル経済が崩壊した後に台頭したITをテーマにしたベンチャー企業群の活躍はソフトバンクという1990年代に勃興した新興勢力を生み出し、一躍日本を代表する企業にしてしまいました。 これまでにないユニークな企業のIPOは日本の株式市場に新鮮な風を巻き起こし新成長産業を背景にした成長企業を新たなステージに高めてくれました。 本メルマガはITバブルの入り口にあって、投資家である読者の株式への興味の高まりの中で創刊され、投資のスタイルがITによって変わろうとする中で -
狙われる東証2部銘柄
2014-07-08 21:26ここに来て東証2部の低位銘柄が狙われています。 きっかけはエルナー(6972)でコンデンサーやプリント回路などの電源部品メーカーです。この銘柄は130円前後で推移していましたが、3日の日に好 材料が発表されてストップ高となって4日、7日と2日連続のストップ高となっています。本日の終値は305円。3日間で2.3倍にもなったことになりま す。低位銘柄なので3日間の出来高は4700万株にも及び、発行済み株式数4161万株を上回っています。 こうした人気株の登場で物色気運は横に広がってきました。 エルナーに続けとばかりに、リード(6982)、松尾電機(6969)、アピックヤマダ(6300)、パルステック(6894)、日本抵抗器(6977)などの東証2部銘柄が活況で、軒並みストップ高となっています。 東証1部もセンサーや計測器のチノー(6850)やソフトブレーン(4779)が大商いでストップ
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