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メディアの伝え方で投資マインドは変わる
2020-03-06 15:42新型肺炎の感染の広がりがメディアで伝えられ、その結果として先行きへの不安と混乱が生じてしまった。これにより株式相場は未曾有の値下がりを見せた。 売りが売りを呼び日経平均は短期急落。直近の高値2万4115円から20916円まで13.7%の下落を見せた。また、これまで新型肺炎問題は全く無視したかのような動きを続けてきたNYダウも直近の高値(2月22日の2万9568ドル)から2月28日の安値2万4681ドルまで短期に16.5%もの値下がりを示している。 既にこの動きは2008年のリーマンS以来の状況になっており、各投資家の資産内容は一気に悪化していると思われる。 日経平均の急落で日銀やGPIF(年金)の運用がシュリンクしていることは明確だが、影響が大きいのは個人投資家が好むマザーズ指数に代表される中小型株指数。 マザーズ指数は1月14日の高値895.6から2月28日の安値697.07まで22. -
投げた投資家と拾った投資家
2018-03-13 20:01
1月23日をピークにした株式相場の調整局面も本日よりようやく2番底形成後の本格的な反転上昇の動きに転じています。 この間、投げた投資家もいれば拾った投資家もお見えなのかも知れませんが、下げ局面での着実な投資が奏功してくるのは個別銘柄においても半値戻り水準を超えてからになります。 少し高い水準で買ってしまった場合は、ナンピン買いを積極的に講じるか他の類似銘柄への新規投資で戻り相場の恩恵を享受するかなど投資作戦が必要になります。 投げた投資家は余裕がキャッシュポジションを活かしての再チャレンジが必要になりますが、銘柄を変えるのが良いでしょう。 森友問題に円高などネガティブファクターを横目に、米朝首脳会談に向けた世界情勢の変化をポジティブに見るかネガティブに見るかなかなかポジティブな投資ができないという皆さんは引き続き売りのスタンスを持たれているのかと思います。 山あり谷ありの相 -
億近執筆陣の素顔 成功する個人投資家とは
2018-02-02 00:40
私が億の近道で執筆をさせていただいてから約1年が経過するのですが、先日、億近執筆陣の新年会に参加してきました。 私は個人向け金融コンサルティングとして仕事をしている事もあり、個別株は専門外で運用手法も超長期国際分散投資が専門です。 ですから普段は個別株の投資家さんとお会いする機会はなく、どんな人達なんだろうと興味深々で参加してきました。 その感想をレポートしたいと思います。 <参加した人> 水島寒月さん(金曜日) 山本潤さん(火曜日) 炎のファンドマネージャーさん(月曜日) 小屋洋一さん(水曜隔週) さて、みなさんは成功している個人投資家ってどんなイメージ持ちますか? 私は(全国の個人投資家さん、すいません)根拠なく以下のイメージを持っていました。 ・お金持ってる風外見してそう ・お金の話大好きそう ・超論理的思考そう ・無駄が嫌いそう ・合理主義で冷たそう ※梶原の独断と -
ポジティブVSネガティブ
2014-02-18 18:44株式市場では絶えずポジティブな評価とネガティブな評価が戦いを続けています。市場全体でも個別銘柄でも評価は株価の形成という形で刻々と変化しています。 日経平均は昨年末をピークに調整局面に入っていますが、これまで市場をリードしてきた外国人投資家の考え方がポジティブなものからネガティブなものへと 変わっていないかが評価の分かれ目で、年初からの調整局面はポジティブな評価からネガティブな評価が優勢となったという可能性が感じられます。 今のところNY市場やNASDAQ市場が堅調な状態ですので、ネガティブな評価は新興国市場の通貨不安、新興国経済の先行き不安、円安の修正、影の銀行 の破たんによる中国経済の不安、といった要因が関係しているようですが、極端な不安感が醸成されている状況ではないのですが、日本株には調整ムードが漂っ ています。 かつての調整場面では必ずと言って良いほど市場の根幹を揺るがすネガ -
ポジティブに行く
2014-02-13 22:42投資家心理は悲観と楽観の綱引きで揺れ動きます。全体相場もそうですが、個別株でもそうした投資家心理で変動が生じることになります。積極的な投資家は お金を借りてまで投資しますので、その懐事情で強制的な売りを余儀なくされたりもします。これが余計に相場の振幅を大きなものにしてしまいます。上にも下 にも振れる株式相場を横目に冷静な対応ができる投資家が勝利者となるのです。 ただ、株の変動に恐れおののいてばかりでリスクを取らないでいるとリターンも上がりませんので、株式相場に関心を持つ方は基本的に物事をポジティブに捉えることから入る必要があります。 とは言え、物事には必ずと言って良いほどポジティブな要因とネガティブな要因があり、それによって株価が形成されていることになります。 株価が上昇し過ぎた場合、それ自体がネガティブな要因ですし、株価が下落し過ぎた場合、それ自体がポジティブな要因となります。テク
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