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個人投資家がやりがちな一番大きな間違い
2022-04-08 23:05
こんにちは、小屋です。 今日も、日中にご相談のお客様がいらっしゃったのですが、個人投資家の方が資産運用をする場合に、やりがちな一番大きな間違いをされてましたので指摘しました。 それは何かというと・・・「金融資産の中で、運用に回す金額が小さすぎる」という間違いです。 今回のご相談者も、全体の中で15%ほどを運用に回していて、残りの85%が預金、定期預金、国債などの安定資産になっていました。 こうした85%が安全資産の割合で、いくら15%の資産運用がうまくいったところでポートフォリオ全体の運用効率はたかが知れてしまいます。 今回のケースも客観的に分析してみると、現在の構成比とは逆で80%が株式や外貨建て債券などのリスク資産、20%が円建ての預金・債券という比率で考えても良いぐらいでした。 メルマガ読者の皆さんは、比較的積極的に運用をされているのではないかと推測はしますが、弊社にご相談に来ら -
個人投資家KY氏のこと
2021-11-25 22:17
株式市場には運用のプロである機関投資家だけではなく、多くの個人投資家が参加し、日々の相場変動を楽しんでおられます。 自己責任の下で個別銘柄を売り買いしながら運用成果を高めておられる多くの個人投資家の中には今回取り上げるような熱心な個人投資家もお見えです。 KY氏は元大手機関投資家にお勤めされた経験のあるベテラン投資家。 KYだからと言って空気が読めない投資家だという冗談はともかく、いつもの口癖は「企業と添い寝する」というフレーズ。普通の個人投資家はなかなか株価の上がらない銘柄を嫌気して投げて、短期株高をしそうな銘柄にシフトして少しでも成果を上げようとしますが、KY氏は一旦決めた銘柄をとことん保有し続け、下げればまた買い増しするという行動に出ています。 但し、大量に保有する銘柄はキャッシュリッチな銘柄に絞っているようです。 つまりアンダーバリューの銘柄を中長期で保有するスタンスです。 こ -
久しぶりの名古屋、日曜日開催!アイルさんの個人投資家勉強会[ファブリカコミュニケーションズ]
2021-09-07 13:14
億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催の東京勉強会が9月12日に開催です。 今回はファブリカコミュニケーションズ(4193)が初登壇。 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。 ぜひご参加下さい。 参加費は700円と低廉です。 名古屋会場参加(人数限定)またはオンライン参加を募集しています。■日時:9月12日(日)12:00~16:45■場所:名古屋市内+オンライン■内容 12:30~ファブリカコミュニケーションズ(4193) 会社説明会 15:00~気候変動問題についてのセミナー■詳細、お申込みはこちら ⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S3053637/ -
株式市場は実体経済を考慮しているのか!
2020-12-09 12:01米国株式市場は最高値を更新。ダウ平均でも30,000ドルの大台を示現、S&P500、ナスダックも休憩しながらも最高値の更新を示している。 東京市場も日経平均が1991年の水準まで回復、12月2日には26889円90銭まで上昇。日経500種は最高値を11月末まで更新していた。 しかし、ここ11月から世界的に新型コロナ感染者が急増、欧州でも外出規制、飲食においても営業中止の措置を取っているところもある。米国では連日10万人超の新規感染者が続いている。 日本国内でも同様に新規感染者が増加傾向を示し、「大阪・北海道」では「GO・TOキャンペーン」を見合わせることに。東京でも強制ではないが、65歳以上の方は外出を控え、「GO・TOキャンペーン」も利用しないように。と東京都知事も述べなければならない状況に陥っている。 このような状況下では、サービス業「飲食業」「旅行・レジャー関連」や公共交通機関など -
公平性と開示
2020-12-07 11:48今週からまたコロナ禍による自粛要請が始まっています。 5月~6月の頃には「夏に入れば治まるのではないか」「冬までにはワクチンが出回るかもしれない」と言った期待感もありましたが、国民が自粛行動に入ってから既に半年以上が過ぎ、閉塞感が色濃くなっています。 改めて自粛要請が増えていますが、飲食や小売、旅行業、そして医療関係者の皆さんは心が折れそうになりながらも日々奮闘しておられることと思われます。 我が家もささやかながら地元の飲食店のテイクアウトを増やすなどしていますが、安易にGOTOなどせず地道な医療業界支援や事業者支援をしなくてはいけない時期だったはずなのに、バラマキの誘惑に勝てない政治家と予算獲得目的の省庁の強欲タッグが迷走を続けます。 ゼロ金利政策が続く金融市場では連日の株式高騰で沸いていますが、果たしてそれほどに誰もが儲かっているのか?証券関係者に聞いてみると余り楽では無さそうです。 -
効率化
2018-07-30 13:12
何故、他の先進国のように日本株は安定的に買われないのか?そして投資家層の厚みが増さず資産運用の場として広がらないのか? まず、投資効率が悪い故にローカルな(足が地に付いた)資金など長期の資金が入り辛いからであり、つまり、株主還元率が低過ぎるのが市場に厚みが増さない大きな要因と考えています。 統計からも人気の無さが分かります。 投資単位の小口化やNISAなどによって個人株主数は増加しているものの、市場動向の影響を除いた保有額自体は減少し続けています。個人が直接保有する株式は個人金融資産の約6%しかありません。 相場操縦もし易い市場で、大手外資系に加えて野村証券や三菱モルガンと言った国内大手までが相場操縦に参加して個人を食い物にしているマーケットでは危なくて資金の投入を躊躇ってしまいます。短期資金が頻繁に空売りしたり買い戻したり・・・と言った相場操縦が常態化した投機市場では腰を据 -
まぼろしの影を慕いて
2018-03-27 00:37
== 連想ゲーム == 首相が退陣したら株価が下がるとか思っている人がいる。 でも、相場はそんなに単純なものではないのです。 株では、「風がふくと桶屋が」という連想ゲームは面白いものとされています。 連想ゲーム。ちゃんと当たるのでしょうか。 企業業績と内閣。 地球と冥王星。 太陽の黒点の位置重要。 どれも重要なものかもしれないものでしょうか。 それでも、なんでも株価に直接関係させる「ド」短期な思考がいま目につきますね。 まるで世の中のすべてがダイレクトになんでも株価に影響するという考えの蔓延。 そんな運用をしてしまっている機関投資家たちが増えて情けない。 AIとかCTAとかロボット運用とか浅くて間違っている。 なんでも株価に結びつけようとするから間違う。 マイクロセカンドごとに判断を変えるわけだからねえ。 そんな落ち着きのない人たちが相場の需給に影響をあた -
億近執筆陣の素顔 成功する個人投資家とは
2018-02-02 00:40
私が億の近道で執筆をさせていただいてから約1年が経過するのですが、先日、億近執筆陣の新年会に参加してきました。 私は個人向け金融コンサルティングとして仕事をしている事もあり、個別株は専門外で運用手法も超長期国際分散投資が専門です。 ですから普段は個別株の投資家さんとお会いする機会はなく、どんな人達なんだろうと興味深々で参加してきました。 その感想をレポートしたいと思います。 <参加した人> 水島寒月さん(金曜日) 山本潤さん(火曜日) 炎のファンドマネージャーさん(月曜日) 小屋洋一さん(水曜隔週) さて、みなさんは成功している個人投資家ってどんなイメージ持ちますか? 私は(全国の個人投資家さん、すいません)根拠なく以下のイメージを持っていました。 ・お金持ってる風外見してそう ・お金の話大好きそう ・超論理的思考そう ・無駄が嫌いそう ・合理主義で冷たそう ※梶原の独断と -
標準的な資産運用の在り方~金融レポート報告~
2016-12-16 13:19
前回のメルマガに続きまして、金融庁の金融レポートを読んだ感想です。 前回:http://www.okuchika.net/?eid=6723 金融レポート:http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf 前回のメルマガでは、金融庁が既存金融機関の運用商品の販売スタンスについて、 「金融機関においては、短期的な利益を優先させるあまり、顧客の安定的な資 産形成に資する業務運営が行われているとは必ずしも言えない状況にある。」 と断定していたことをお伝えしました。 それでは、どうしたらよいのかということも、レポートの中でヒントとして描かれています。 個人投資家の望ましい投資スタンスとは、 1)幅広い運用対象の分散 例として、国内株式、国内債券への2資産への分散と、それに先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券を加えた6資産への分 -
メディビックの会発足?!
2014-10-15 13:53株価が思わぬ安値になったメディビックG(2369)に思いを寄せる個人株主の方々が先週たまたま集まって熱気むんむんの決起集会を行いました。 あるセミナーの後に時間の余裕があって集まった有志は6名でしたが、本当はもっとお見えだったかと思います。 メディビックGの株価は300円どころから250円どころまで期待に反して下げていましたが、一旦は300円台まで戻りましたが、また下落しついに下値の目途だった250円を割ってしまいました。 先週末の安値は221円。一旦248円まで戻りましたがそこが戻り限界。 引けは231円とわずか1円高で終わりました。今後の行方はいかに・・。 再生医療、予防医学をテーマとしている同社の収益は見るべき状態ではないので夢見た投資が基本ですが、同社には幹細胞分野に注力するロートも出資しており、個人投資家の夢も広がっています。 喜多見社長も意欲的な活動をされているとの
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