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記事 21件
  • 東大生と京大生への講演 その1

    2023-08-09 15:39  

    「アナリストよ、歴史家のように記述し、科学者のように分析し、芸術家のように共感し、哲学者のように思考せよ。」 2015年に東大生と京大生を相手にアナリスト業務について講演したことがありました。その講演内容をメモってくれた東大生のA君がいました。 8年前のものですが、懐かしく想い紹介します。■1■疑問 「バイサイド」と呼ばれる機関投資家に所属し、運用の現場で日々奮闘している若いアナリストたちは四半期ごとの短期業績について膨大な時間を費やしている。それらは本当に重要なことなのだろうか。 運用の現場では、ファンドマネージャーが売りと買いの材料を「絶えず」探しているように見える。 投資の材料を「絶えず」探し回る必要はあるのだろうか。 運用対象としての株式はそんなに頻繁に売買する必要があるのか。 今日10%下落している銘柄を明日5%リバウンドするかどうか議論をする。 この議論は本質的なものだろうか
  • 相川伸夫の新規ピックアップ銘柄 ギガプライズ(3830)

    2021-05-27 02:20  

    ■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー(動きがあった物だけ抜粋) ※5月21日(金)執筆時点・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信 株価1970円⇒5980円(+204%)・中央自動車工業(8117)20年10月9日配信 株価2020円⇒2945円(+28%) 東京エレクトロンデバイスはずっと応援を続けている企業の一つですが3月以降半導体需要の高まりも重なって1か月ちょっとで4000円⇒6000円まで大きく上昇しました。 同社は配当性向が40%で固定させているのが過去の実績でも明らかであり、今回の3月決算で今期の業績も特別利益込みで配当金も大きく上がりますます買いが入った形です。 昨年9月にフォローアップ記事を執筆してからわずか9か月で2倍にまで評価が高まりました。・相川伸夫の東京エレクトロンデバイス フォロー取材報告(2020年9月28日配信) http://okuchi
  • 投資アイデアの創出その6 投資アイデアの生成の過程

    2019-10-08 01:29  
    ※このコラムは、2004年2月に掲載されたものです。
     当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
    ■画期的な新商品と既存事業の不振■ 投資アイデアの生成についての連載を続けています。 今回は、「新製品の投入」と「企業業績の落ち込みが一時的なものかどうか」という問題です。 新製品については、それが画期的なものに見えるほど、投資家は理性を失う傾向があります。 欲に目がくらんでしまうのですね。 新製品という伸びるところばかりに経営者が心を囚われている場合、既存事業で思わぬ赤字を計上することもあります。 新製品ばかりに経営者が注目すると、既存事業の人材がやる気を失ってしまう場合があるからです。 新製品の投入期待で株を買うことのリスクをお話します。■業績の短期的な不振■ 業績の短期的な落ち込みについても、それが短期的に収束するのか、長期に渡るのかの判断は、難しいものがあります。
  • 投資アイデアの創出 その2~具体例から~ ※2004年1月掲載

    2019-09-06 15:42  
    スローガン~ゆっくり考え ゆったり投資~本日の内容■プロセス1 アイデア■■プロセス2 取材■■プロセス3 結論 1)■■プロセス4 結論 2)■■まとめ1 アイデア→取材→結論■■まとめ2 株式投資の基礎学力■■プロセス1 アイデア■ 前号では、日経エレクトロニクス(以下NE)を読んで、気が付いたアイデアを実例として列挙しました(前号を参照してください)。 ⇒ http://okuchika.net/?eid=8652 良質な雑誌には、最新の業界動向や技術動向、そして、注目されるトピックが満載されており、株式の投資のアイデアの有効な源泉になるものです。!→良質の業界雑誌は、よいアイデア源になる 前号のアイデアのひとつは、パーソナル・コンピューターの大手、デル・コンピューターが液晶テレビなどのフラットパネルTVへ意欲を持って参入してくることです。そこで問題になるのが画質が十分かどうかという
  • 投資アイデアの創出 その1

    2019-08-30 14:48  
     投資アイデアをどうやって得るのかは、人それぞれです。わたくしの場合、会社訪問というダイレクトな手段があります。でも、闇雲に会社訪問するのではなくて、訪問の目的をはっきり持ち、会社を取材する場合がほとんどです。それでは、訪問の目的とはなんでしょうか。業績に変化があるかどうか。これがもっとも重要なポイントです。よい変化はどうやってわかるのでしょうか。 新製品やあたらしい会社の取り組みによって、活気が出てきている、そういう会社に恵まれることです。それが、できれば小さな芽のうちに注目していたいものです。 できれば、アナリストがフォローしていないような小さな会社が望ましいでしょう。小さな会社が時代という大きな流れに乗るとき、大きなチャンスが開けるからです。アプローチとしては、2つあります。ひとつは、アイデアベースの投資手法です。1)投資アイデア→2)銘柄の業績の分析(以下、業績)→3)PER・CF
  • 有料メルマガライブラリから(300)「長期投資でランクアップする優待銘柄の動きをチェックする」

    2019-08-02 09:43  
     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「長期投資でランクアップする優待銘柄の動きをチェックする」= (有料メルマガ第440回・2017/7/11配信号)※2017年7月現在の内容です。留意してお読み下さい。(前略) 私たちはどの株に投資するかで、迷います。「この企業に投資するのは正しい選択か。この企業に投資して利益を上げることができるのか。」大いに迷って悩んで投資を実行してからも「この投資は間違っていないか。」ということで葛藤を続けます。 当然に間違いの多い自分の行う選択ですから、完全に正しいことなどありません。正しい選択をして投資
  • 有料メルマガライブラリから(287)「不毛な選択しか残っていない状態に追い込まれないことが大切」

    2019-04-19 16:46  
     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「不毛な選択しか残っていない状態に追い込まれないことが大切」= (有料メルマガ第174回・2012/6/5配信号)※2012年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 株価が大きく下落しても、高配当(または高配当優待)利回りの銘柄で、その配当や優待を維持してもらえる可能性の高い銘柄ならば、インカムゲイン収入は維持されます。 戦争に例えれば、補給が確保できるということです。株式投資によるインカムゲイン収入を生活費に使用している私のような投資家は、低PERかつ低PBR銘柄に投資していても、
  • 飛び乗り投資と待ち伏せ投資

    2019-04-10 13:37  
     ストップ高銘柄につく手法はなかなか骨が折れるが、人気銘柄につくのは手っ取り早いと多くの投資家の関心事となっていることは出来高を見ているとわかりやすい。 好材料が出るとそれまで全く見向きもされなかったような銘柄に一気に買い物が集まることになる、そしてまた一方ではやれやれと戻り売りスタンスだった投資家から売りが出され、欲の出し過ぎから高値で売れずに残った株はバーゲンセールに売り出されることになる。 多くの投資家が売りたくてしようがないけど買い物薄で売れずにきた銘柄だとたちまちに売り買いが拮抗してくるから、高値をつけた後には大幅な調整が待っている。 こうした好材料が出た株に飛び乗る投資よりも1,2か月先を念頭に入れた待ち伏せ投資はじっくりと安い場面を拾いながら待つのでやりやすいという投資家も多いだろう。問題はどこまで待てるのか、本当に1,2か月のタームで人気化する可能性があるのかといった疑問も
  • 有料メルマガライブラリから(282)「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」

    2019-03-16 12:18  
     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。  自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」= (有料メルマガ第52回・2009/12/22配信号) ※2009年12月現在の内容です。留意してお読み下さい。 【前略】  通常のほとんどの個人投資家が利用している武器としては、会社四季報や会社情報があると思います。  このメルマガの発行母体であるNPO法人イノベーターズ・フォーラムの理事でもあり、無料メルマガ「億の近道」の常連執筆者で、現在はヘッジファンドの運営者である山本潤氏が、会社四季報や会社情報に不満を持って、新たに
  • 成長を無視して株価を予想してはならない

    2018-11-21 14:35  

    ■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー  ※11月16日(金)執筆時点 ・山王(3441)2016年12月19日配信  株価560円⇒913円(+63%) ・テノックス(1905)17年2月20日配信  株価815円⇒873円(+7%) ・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信  株価894円⇒1462円(+64%) ・特殊電極(3437)17年6月12日配信  株価2922円⇒4430円(+52%) ・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信  株価1831円⇒1338円(-27%) ・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信  株価1577円⇒1006円(-36%) ・パウダーテック(5695)18年2月19日配信  株価4845円⇒2583円(-47%) ・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信  株価1970円⇒1956円(-1%) ・アバント(383