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衆院選が済んで
2017-10-27 18:04
想定通りと言いますか、結果から見れば、それほど大きな波乱もなく想定内の選挙結果であったと思います。 野党混乱の隙を突いて、まずは安倍政権の延命策が成功した選挙でした。それに加えて、役に立たない野党第一党の解党を促し、且つ安保や財政への国民の意識変化も促した選挙だったと言えそうです。 希望の党については、政権交代を謳いながら次期党首(首相候補)も決めぬままに信任を得るなど出来るはずも無く、慌てて希望に移籍した連中も泡を食ったのではないでしょうか(笑)。 これからの見どころは元民進党諸氏が「軒先借りて母屋を乗っ取る」ことが出来るのか?ですね。世渡り上手なセンセイ達が多数移りましたから(笑) 残念なところでは前回に続いて、これと言った実のある政策論争も無く相変わらず耳触りの良い言葉を並べただけで本気度を感じられない、何とも薄っぺらな選挙戦だったことです。 時を同じくして、お隣の第 -
変われない日本
2017-10-06 12:48
先日は山本潤さんのセミナーを聴きに渋谷へ出掛けました。 久しぶりに投資に関するお浚いができました。10数年前に運用会社を退職してからは長いこと真面目に投資研究をしていなかったことに気づかされました・・・(汗)。 一般の方にとっては少々難解な個所もあったかと思いますが、投資の基本を丁寧に解説されていましたので良い勉強会になったと思います。 あの内容で5,000円ですから、お得感があったはずです(お世辞じゃないです。笑)。 さて、いよいよ来週から衆院選が始まります。軍国狂産党に加えてミニロケットマン、ベネズエラやシリアなどと言った独裁政権は絶対に嫌ですが、政治ゴッコに明け暮れる斜陽の既得権政治と言うのも困ります。 一方、得たものと言えば、ここ最近の混乱のお蔭で議員バッチにしがみつくだけの(役に立たない)職業政治屋の選別がし易くなったことでしょうか(笑) 有権者は何を投票基準と -
こども保険 その2
2017-09-08 16:39
先週からはいよいよ物騒な話が増えてきています。 「核ミサイルを何時でも打ち込むぞ!」と威嚇する為政者が近所に居るという危険な状況を認識せねばいけない訳ですが、今までは平和に生活出来てしまっているために、欧州のように陸続きにテロリストが入り込んで来たりISが攻め込んでくるのとは、肌感覚が無い故に、別次元の気味悪さがあります。 個人投資家として大事なことは、何があっても耐えられる投資方針、資金配分、ポートフォリオで臨むという事なのでしょう。 私も8月下旬には「妙に上がるな?」と違和感があった銘柄の一部を売却するなどで少しキャッシュを増やしていました。この先、上がるか下がるか分かりませんから、まずは無理の無いようにと心掛けています。 4月頃に「こども保険の議論が出てきたことはとても良い事」と書いたところ、読者から「保険より国債の方が良いではないか」とのコメントを頂きました。 (編集 -
国際企業に立ちはだかるテロの脅威
2016-07-05 16:00トルコでのテロ事件に続き、バングラデシュのダッカで起きたテロ事件、更にはイラクでの自爆テロで多くの犠牲者が出ていることに世界中で活躍している日本企業とそこで従事する日本人の多くは脅威を感じざるを得ないと思います。 とりわけ日本の命が7名も奪われたダッカでのテロには衝撃を覚えました。 私もバングラデシュに今から約6年前に足を運んだことがあるからです。 この国に足を踏み入れたことで驚きを禁じ得なかったシーンが蘇ってきます。 私はこの国の人の多さ、電気や鉄道、道路といったインフラ整備の遅れを肌で感じました。日本人がこの国でできることは圧倒的に安い人件費を活用した日本流のモノづくりと社会インフラ作りに尽きます。 日本企業が既に240社進出し日本人が約1000名在住しているという解説は当時とさほど変わっていないようにも思いますが、国を挙げて着実に変わろうとしていることだけは確かなことです。 -
海外は?トルコ編
2013-08-23 22:226月以降には海外発の不穏なニュースが続いているものの、米国の経済情報やユーロ圏経済の落ち着きなども踏まえて、当面の円ドル相場は90円台後半辺り の居心地が良いのかなぁ…?などと感じています。詳しい方に聞いたところ、9月前後が円高になり易く、それを過ぎるとまた円安に向かうんだとか…。 そんな中で気になる新興国の状況。 まずは今年春頃からデモのニュースが増えたトルコ共和国。エルドアン首相が来年の選挙に向け政治色の強い政策を打ち出し始めている故に、イスタンブール やエーゲ海沿い地域に多い世俗派(と言われていますが、西側先進国との交流も多く比較的裕福な高学歴層が多数住み、宗教的な厳しい戒律などを嫌う層)が反 発を強めているとの事です。 宗教意識が希薄な日本の都市部に住んでいると分かり辛いですが、海外の人達の宗教感はとてもしっかりしています。それ故にそれら国々の政治家もその宗教上の考え方や対処 -
スイスのプライベートバンクから学ぶ資産管理のあり方 vol1
2013-08-05 10:21こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。 職業柄、海外の金融機関(ヘッジファンドやプライベートバンク等)のオフィスへの視察・訪問には良く出かける機会があります。 そのお陰で、海外の金融機関の富裕層向け金融サービスの最新の戦略や動向等を見聞きする機会には恵まれてきました。 その経験から、海外、それも金融先進国と呼ばれるようなアメリカやイギリス、またスイスなどの富裕層がどのような金融サービスを利用し、資産運用に向き合っているのかを理解することは、個人のフィナンシャルプランニングを行う上で有益であると思うようになりました。 そこで今回の記事では、これまでは見聞きした私の体験などをレポートにさせてください。 以前UBSのスイス本社を始め、スイス系の各プライベートバンクなどの本社を訪ねる機会に恵まれたことがありましたので、その際にご教授頂いた各社の具体的な戦術や、クライアントアプローチな
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