-
置き去り?その2
2014-10-31 15:59今年5月8日のコラム「置き去り?」で下記のように記述しました。 「それにしてもと・・・、いつになったら成長戦略や規制緩和を感じられるようになるのか・・・?」(中略) 「消費者の支持が得られない市場や商品が繁栄(拡大)するはずもなく、国内株式市場はすそ野が広がらない故に単なる賭博場に成り下がっています。悪質な縦 割り行政が続くことで国民の利益が置き去りとなっています。一般投資家がしっかりと利益を上げられる市場整備や運営が必要です。」 (以上、引用) 株式市場は10月に入ってからの大幅な下落により、日経平均株価では5月末からの上げ幅の大半を失いました。最近の株価推移は上記の5月初旬に感じたものと同様なものを想起します。 半年前にこのコラムを書いた時に考えたのは、安倍政権補足からはや1年半が過ぎたにもかかわらず改革の方向性を感じることが出来ず、国民の生活が置き去 りにされたままであること、金 -
為替市場動向~相場乱高下後もボックス相場?~
2014-10-30 20:47市場に嵐が吹いた10月も今週で終わろうとしています。 特に大荒れした10月15は、欧米の11月決算を前に45日前のために、大きな売りが出て市場が動揺したものとされています。その後は、米経済指標や企 業業績で好調な数字が伝わったことや、懸念されていたドイツやEUの経済指標で予想ほど悪化していなかったなどを手掛かりに売りポジションのカバーや安値 での買い出動もあり、昨日28日のニューヨーク市場は17000ドルを回復、日経平均株価も29日前場で15500円台を回復しました。 ドル円為替相場は、15日に一瞬付けた105.28を底に、リスク回避姿勢の緩和や米国の長期金利の戻しを背景に108円台まで戻してきました。 とは言え、今月前半の変動激しい相場の後なので、先週からの反転相場には疑心暗鬼があるのも確かです。また、30日日本時間早朝に結果発表予定の米国の 金融政策決定会合FOMC、30日の米国 -
100人の村と20年サイクル(投資のチャンスがあふれている)
2014-10-30 00:03私の著書でよく取り上げるのが、投資の本質を的確にあらわす「100人の村」と「20年サイクル」です。 まず「100人の村」ですが、例えば日本の株式市場に100人の村人しかいないと仮定します。リーマンショック級の暴落が起こった後、大部分の村人は「株は危ないからやめた方がいいよ」と口を酸っぱくして言うでしょう。 そのような「大衆」の意見をものともせず株式投資を続けるのは、バフェットのように洞察力が優れた10人程度の投資家でしかありません(100人の村の 図解は、「バフェットに学ぶ【永久不滅投資法】」―損を出さないで永遠に資産を増やすことは可能かー(同友館)の第3章・34ページなどをご参照くださ い)。 彼らは「大衆が恐怖におびえているときには大胆に、彼らが熱狂しているときには臆病者のようにふるまう」というバフェットの言葉の本質を理解していま す。そのため、「大衆」である村人がささやく「株み -
有料メルマガライブラリから(124)乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か
2014-10-30 00:00有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 ==「乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か」== (有料メルマガ第230回・2013/6/4配信号) ※注 2013年6月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 迷ったときは休むのも相場と、キャッシュポジションを高める方法もありますが、どう考えても『割安だ』と考えた銘柄群にシフトを続けてきて、買い値より 下げられた含み損状態のポートフォリオ銘柄も多いために、『ここで損切りしてしまうのは得策ではない』という思いも強いです。 【中略】 現物株投資しか行なっていないので、この -
【お知らせ】通算300号突破! 石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!
2014-10-28 15:56【勝ってる人は、読んでます】
「好業績が確認されても、評価不足で低い株価に甘んじている企業を発掘!」 銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、創業から70年以上の歴史がある内需関連で、東京の中心部に広大な土地を保有し、さらに多くの賃貸不動産を持つ優待企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「本当に事業価値と資産価値が高い企業の株価も玉石混合で下げている。自分が定めた許容範囲でリスクを取ることも必要だと考える」と 題し、同業種同業態であっても相場環境で株価形成が大きく異なる状況を分析し、今後の有効性が期待される投資戦略を提案すると共に、気になる銘柄を9銘柄 挙げています。 なお、2009年3月に研究銘柄として取り上げたリロ・ホールディングが、5年半を経て株価が10倍以上となりました! ご購読をお待ちしておりま -
【お知らせ】【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第12号配信中!】
2014-10-28 15:54月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が10月27日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 創刊号はこちら→ http://okuchika.net/?eid=5177【10/27第12号では】■炎の投資戦略 調整後の投資戦略と各種指数のチェック。■炎のチャレンジ銘柄 電力自由化で活躍が期待される銘柄についてレポート。■平田機工(6258)サプライズ報告 先日取材した同社の詳細レポート。■炎のポートフォリオ大作戦 8/18提示の「IRに熱心な5銘柄で構築されたモデルポートフォリオ300万円」と、9/8号提示のポートフォリオ「過去1年以内にIPOした小型好業績銘柄をコアにした500万円モデ -
M&Aされる確率の高い企業
2014-10-28 15:50資本同士の戦いが繰り広げられている資本市場では経営権をめぐっての壮烈な争いが水面下で起きています。 何事もなく平穏無事にビジネスを続けている企業が、ある日突然、株主の論理で経営権を奪われるケースが起きたりします。株式市場に巣食う投資家に翻弄される脇の甘い企業も中には出てきます。通常は対抗措置を取りますが、企業の体力を消耗させることがあります。 それはいくら経営がしっかりしていても評価不足から株主の不満の中で、巻き起こることもあります。新たな投資家や別の企業体のM&Aといった形で変化を生じることになるケースもあります。 キャッシュリッチな企業にもキャッシュプアな企業にも投資家の鋭い目線が注がれています。不特定多数の株主はそうした事象に関心を寄せて資産運用に役立てることが必要です。 未来の運用成果は今からの仕込みの結果です。 今日明日の運用ではなく、数年間にもたらされる運用成果を求め -
銘柄雑感
2014-10-28 15:48ボトムをつけて反転上昇の日本株ですが、ここからスケールの大きな上昇相場になる予感もしてくる今日この頃です。 お金があれば買いたいところですが、調整後の病み上がりの身体では思い切った投資ができないとお悩みの方も多いのかも知れません。 そこで登場するのが株の損金処理プラン。損金を出してキャッシュポジションができれば再挑戦。これは有望だという銘柄に投資して資産の増強に努めることになりますが、そこまでいけばあなたは株式運用のプロ。大方は損金が出せないまま年を越してしまうことになります。 そこは思い切りが肝心。より効率的に株価の上昇が見込める銘柄にシフトしておけば良いことになります。 調整相場を抜けて来年に向けた次の展開が水面下では繰り広げられているのだろうと思いますが、中間決算の好決算発表を好感する事例がこのところ市場内では刺激となっているように思われます。 そうした中にあって電力インフ -
市場潮流
2014-10-27 18:30今週(10月20~24日)の東京株式市場は、日経平均株価で759円、率にして5.2%の上昇となりました。ちょうど、前週の下げ幅をそっくり回復した格好です。 当面は、振幅の大きな相場展開が続くとみられますが、先週も触れましたように、ヘッジファンドなど短期的な運用資金が需給面での節目を通過したこともあり、株式相場は堅調な企業業績などを支えに、徐々に落ち着きを取り戻すものと予想します。 ただ、2閣僚の辞任、支持率の低下など、安倍内閣の政権基盤が揺らいでいる現状は、相場にとり好ましくないものと捉えています。12年末以降の国内株式相場の上昇には、「アベノミクス」という、かつてない鮮明なマクロ経済政策が大きく寄与してきたからです。 年末にかけ、安倍内閣は、内政では消費税再増税の可否の最終判断、外交では、北朝鮮の拉致問題の解決、11月のAPECにおいて日中、日韓首脳会談が実現できるかどうか、などの -
"30分で判る 経済の仕組み"がわかりますか?
2014-10-23 21:32最近Youtubeの動画でレイ・ダリオの作った 「30分で判る 経済の仕組み」という動画https://www.youtube.com/watch?v=NRUiD94aBwI が人気のようです。 さっそく私も、30分使って動画を観てみました。 内容としては、金融の本質(特にクレジット)と景気循環についてとても分かりやすく説明されていた動画で、私が観ても新しく気づきの多い動画でした。 簡単に内容を説明しておくと、 ・経済のファンダメンタルズは生産性の向上に基づく ・クレジットの多寡が景気のサイクルを決める ・クレジットの崩壊が起こると、大恐慌となる(長期の景気サイクル) ・経済成長にはクレジットの利子率よりも、収入の成長率を上げることが重要 ということを、アニメーションで分かりやすく説明しています。 しかし、残念ながら現在のところ日本語版での再生回数は43,000回余りで、「大人気」と
1 / 4