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株式投資のリスク
2020-09-18 19:12コロナ禍による世界経済の混乱が続く中で株式相場は引き続き上昇トレンドを継続している。 多くの投資家はその恩恵を何らかの形で受けておられるものと拝察するが、実際にはいかがだろうか。 筆者の回りを見渡すと確かに顔色が良くなった投資家が多くなってきたと感じる。 億の近道をスタートして20年になるが個人資産1億円は当然の時代となってきたとも言える。 退職金を安定運用して1億円程度の規模に至る事例はざらにある。但し、その時々の相場の変動で資産規模に変化が出てくるのは致し方ない。 このところはコロナショックが起きた3月をボトムに投資家の資産はその前の水準を超えてきた状況だろうと推察される。 株式投資にリスク(不確実性)は付き物。問題はこれからだ。 株価上昇は金融政策を思い切って緩和した各国の施策が背景になっている。 特にコロナ禍の影響を大きく受けた米国トランプ大統領の政策対応がNASDAQなどの株価 -
大胆な本社移転に取り組むパソナグループ(2168)
2020-09-09 13:02神戸出身の南部オーナー率いる人材派遣業界3位のパソナグループ(2168)が本社機能を東京から兵庫県の淡路島に移転させるとして話題を呼んでいる。 1800名の本社従業員のうち1200名が淡路島に移住し業務を推進するとの驚きの計画だが、こうした地方への流れが始まると日本は東京一極集中が収まり新たな潮流が生まれることとなる。 パソナグループは地方創生に熱心な企業。もともと関西が活動拠点だった同社なので淡路島と言ってもさほどサプライズはないのかも知れませんが、いわば故郷帰りとも言うべき大胆な施策に関心が集まっている。 これは余談だが、淡路島に関心が高まったせいか先般から淡路島に工場等の拠点を置く住宅用タイルメーカーのダントーホールディングス(5337)が先般来、人気化。本日も一時ストップ高を演じた。 首都圏に拠点を置く企業の地方移転で考えられるのはコストの低減。人件費や賃料の削減が抑制されること -
ここでの注目地方銘柄
2020-02-15 15:07かつて熊本の生産設備エンジニアリング会社、平田機工(6258)で株価20倍化を目の当たりにした筆者は九州や中四国、北陸などの地方銘柄に研究対象を広げてきた。その結果、先般、熊本・山鹿に本社を置くIT×住宅をコンセプトにしたLibWork(1431)という素晴らしい会社とのご縁を頂いた。ご縁を頂いてから株価は5倍にもなった。 地方にはまだまだ素晴らしい会社が存在している。 こんな思いが、筆者の脳裏には焼き付いてきたので更に研究をしたいと極力地方に足を運ぼうと考えている。 それも東京から離れた地方の企業だ。億の近道の他の執筆陣も四国・高知に本社を置く画期的インプラント工法を開発した技研製作所(6289)を注目されているとのこと。 これまで訪問した地方企業では岡山のウエスコHD(6091)のほかサンマルクHD(3395)、KG情報(2408)がある。先日訪問したKG情報は業績の長期停滞でまった -
多忙な年始の中で
2020-01-22 14:12今年は始まったばかりとは言え、株式相場が波乱の幕開けということもあって公私ともに何かと多忙になってきた。 億の近道活動も今年で21年目を迎えることになるが、皆様とともにこうして活動できますことを心より感謝申し上げたい。 さて、皆様に提供している情報をより良いものとするためにはインプット作業は欠かせません。年末から年始はややインプット活動が停滞致しますのでアウトプットも中身に乏しいものとなってしまいがちですが、先週はインプット活動を進めながら株式投資に有益な情報探しに努めてきた。 この間、YOUTUBEでも炎チャンネルにて年末の25日から数えて3回のコンテンツを配信させて頂いた。登録数は徐々に増えてはいるが、まだまだ少なくこれからも関心をもって頂ければ幸いだ。 https://youtu.be/CcFCTmGkiRw 目標は1000件突破!! 年初を改めて振り返れば大発会は波乱の幕開け。日 -
いよいよ始まったあのセクター銘柄への物色気運
2019-12-11 15:44米中貿易摩擦の先行き不透明感に加え、消費税増税の消費への影響が日本の景気を悪化させるとの観測が強まっています。そうした中で政府は総額26兆円程度の新経済対策を打ち出し閣議決定しました。 その主な中身は自然災害からの復旧・復興で7兆円規模の事業規模を想定。 河川の堤防などのインフラ強化をはじめ土砂災害のハザードマップの作成を加速させることなどが盛り込まれています。 このほか小中学校の児童・生徒に1人1台のPC、タブレット端末を配備することを目指すほか、マイナンバーカード保有者へ買い物ポイントを付与する制度の導入(来年9月から)、高齢ドライバー交通事故防止対策としての自動ブレーキなどを備えた車の購入支援なども盛り込まれており、株式市場では早くもその恩恵を享受するセクター銘柄の株価が上昇し始めており、師走相場に彩りを添えています。 これらは補正予算に盛り込まれての執行となる予定で、既にゼネコン -
炎が選んだ10万円以下で買える高配当利回り銘柄
2019-03-28 14:23今月27日は3月期決算の配当権利落ちです。配当の権利を取るラストチャンスが26日までに買われた銘柄となります。 決算期は3月だけでなくウエスコHDのように7月決算銘柄もあります。 下記の通り選択した有望銘柄に最低単元を投資してみてはいかがでしょうか。 題して、炎が選んだ10万円以下で買える株価の位置が低い高配当利回り(バリュー)銘柄。皆様の参考になるかご賞味下さい。 全部買っても総額は40万円以下ですので配当重視で取り組んでおられる皆様に参考になれば幸いです。 1.テノックス(1905) 時価809円 100株 8万900円 決算期3月 時価総額55.8億円 3Q末保有現預金79億円 妥当株価1145円 今期予想配当金30円(中間期15円、下期15円) 今期予想配当利回り3.7% 配当性向30% 獲得配当金1500円 来期予想EPS108.5円 予想配当金33円( -
バリュー銘柄の経営者の奮起に期待
2018-11-07 12:10
11月3日のセミナーには多くの皆さんに足を運んで頂きました。 心より感謝申し上げます。 また熱心に耳を傾けて頂いたことにも重ねて御礼申し上げます。 セミナー開催を前に起きた出来事は全体相場の波乱でしたが、リスクを感じさせる波乱の局面こそチャンスでもあり、お見えになった皆様の今後の投資成果が多少でも向上しますことを切に願っております。 山あり谷ありの株式相場の中で着実に経験を積み重ねながら株式投資を実践し成果を高めようとされている皆様にとって多少でも参考になったのであれば幸いです。 全体相場の波乱から個別銘柄の株価にも影響が及んでいる今日この頃ですが、株価下落の中にこそ投資チャンスが存在すると考え、地道に銘柄研究を行いながら投資タイミングを図る皆さんの運用成果の向上を祈願したい。 3日のセミナーでは具体的に投資対象の一つとなる典型的なバリュー銘柄を取り上げたが、その典型的な -
地味な地方企業に投資チャンス
2018-10-03 02:36
先日、筆者を訪ねてこられた直近のIPO企業で信和(3447)という建築現場の足場を製造している企業があります。 同社は岐阜県に本社を置き全国展開を図っている金属加工、モノづくりの企業です。地味な印象が強くIPO後の株価は鳴かず飛ばずの状態が見られます。 配当利回りが3.9%と言う点だけが魅力のような銘柄なのですが、安定成長を実現する材料はありそうです。 この会社過去に3つのファンドが保有してその都度、有利子負債がたまってきたという歴史があり、3つ目のファンドがようやく株式市場にEXITして今や1万6000名の株主に見守られている状態のようです。 インカムゲイン狙いゆえ、キャピタルゲイン狙い、つまり株高は必要がないという存在になったという印象があります。 こういう安定成長型の銘柄は個人年金づくりにはぴったりなのかも知れません。いずれはキャピタルゲインを狙った外国人投資家や機関 -
バリュー株礼賛
2018-04-05 00:57
行き場のないお金がIPO市場に大挙して押し寄せている昨今の株式相場ですが皆さんの運用成果はいかがでしょうか。 短期変動の激しいIPO相場についていけない投資家も多いのかも知れませんがそうした投資家の皆さんにはバリュー株でお楽しみ頂きたいと思います。 バリュー株への投資は極端な株価変動はないのでじっくりと楽しむことができる点で良いのですが、それが面白くないと言われる可能性もあってやや限定した投資手法なのかも知れません。それでもバリュー投資をこよなく愛する投資家も多く、それを礼賛する声を聞くことがあります。 ある株式同好会の会長などはとにかくバリューをコアにしてじっくり添い寝しながら配当を楽しむスタンスで株式投資を楽しんでおられます。 バリュー株投資は我慢の投資、地味株投資となりがちですが、一定の期間で動きが見られますので、長期にずっと動かないということはありません。 配当利回 -
出遅れ株探しの旅に出かけよう
2017-11-08 16:59
糸井重里氏率いるほぼ日という株が春先に上場しました。上場時にこそ話題を呼んだがその後すっかり忘れられた状態となっています。 ほぼ日はアイデア手帳を売っている企業ですが、文具店では来年の手帳がたくさん並んでいてその中にほぼ日の手帳もありました。女性に人気のようですが皆さんの手帳選びはいかがでしょうか。 因みに手帳に日経平均の上げ下げを記入しておられる方もお見えになるかと思いますが今年の10月から11月のかけての手帳には上げ一色で埋め尽くされているに違いありません。 手持ちの銘柄の株価も記入されているのであればうきうきと楽しい状況なのかも知れませんが、全体相場が上がっているからと言って個別銘柄も同様に上昇しているとは言い切れません。 全体相場が安値から17%も上昇しているのに自分の持ち株は10%以下の上げに留まっているとかまったく上がっていない。反対にマイナスになっているじゃない
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