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賢人バフェットに学ぶ投資と経営の成功法則 第6回
2014-09-04 21:11=成果を出したものには十分報いる(成果を出す前に報酬を与えてはならない)= 産業新潮9月号連載記事の冒頭部分です。http://homepage2.nifty.com/sancho/ ■実力主義 バフェットは、「成果を出す前に従業員(役員)に報酬を与えてはいけない」と言います。それだけに、役員や従業員のビジネス上の成果とは何ら無関係に 「棚から牡丹餅」的に、彼らに報酬が転がり込んでくるストック・オプションは、「株主への背信行為」であり、「株主の懐の財布に手を突っ込む行為=泥棒」 とまで述べて、厳しく非難しています。実際、ストック・オプションの費用はすべて株主の本来得るべき利益=財布の中から支払われるわけですし、大部分の投 資家(株主)はその事実に気が付いていませんから、彼が「泥棒」とまで言って憤慨するのはよくわかります。 巷では、ストック・オプションの導入によって、役職員の能力ややる気 -
孫子の投資法 投資とは詭道なり その4
2013-08-30 14:01本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧ください。 ■投資とは詭道なり その4■ ◎首を切る=将軍が私のはかりごとに従わない場合には、彼をもちいたならばきっと負けるからやめさせる 孫子のこの言葉は、次のようなエピソードでとても有名です。 呉の大臣から王に推薦された孫子は、兵法理論13巻を呉の王に献呈します。その兵法を読んで素晴らしいと思った呉王は、理論を実戦に応用できるかどうか試すために、彼に女官の訓練を命じます。 孫子は女官を「左」と「右」の両組みに分け、呉王の寵愛を受ける二人の妃を女官の訓練を担当する「左」と「右」のリーダーに任命しました。 孫子は皆の前で訓練の要領をきちんと説明します。しかし、王の寵愛を受けている女官たちは、孫子の話をきちんと聞かず、隊形が乱れてしまいます。しか し、孫子は根気よく何回も説明を繰り返します。ところが、女官たちは、孫子を馬
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