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記事 5件
  • 年度後半戦

    2019-08-16 15:44  
     本日で74回目の終戦記念日を迎えました。 40歳になった頃から歴史書を多く読むようになりましたが、戦争などと言う大惨禍は二度と経験したくありません。 当時の日本人はどのような気持ちで終戦を迎えたのか?父親を含め知り合いの戦中派の人達からよく聴いたのは、終戦とともに急に親米派が増えたというものでした。誰もが厭戦気分になっていたし、当時の軍部の嘘も見破られていたとのことです。戦況が良ければ空襲など受けるはずがないのだからと。 地域によって感じ方は随分と違っていたようですが、激戦により破壊され尽くし、沢山の人が亡くなり、その後も人権を蹂躙されてきた沖縄の人達にとっては別格な意味があるものと想像できます。 少なくとも戦後70年以上に渡り、最大被害者である沖縄県民は「米軍基地を何とかしてくれ!」と訴え続けてきたはずです。その訴えに日本国を代表する全国の政治家は本気で取り組んできたのか? 沖縄の基地
  • 最低賃金

    2019-06-03 22:00  
     最低賃金引き上げの議論が漸く動き始めました。 このメルマガを通して、もう何年も前から引き上げによる経済効果を書いていましたが、今までは既得権の壁(オールドエコノミーや地方中小企業、後援会)に阻まれ進みませんでした。それが人手不足により、いよいよ「そんなこと言っていられない」状況になりつつあるのでしょう。 安倍首相が幾ら「景気は良くなった」「トリクルダウンだ」と言い続けても、異次元緩和と公共投資以外に成長戦略が無い中ではトリクルダウンどころではありませんし、余程の好景気にでもならなければ僅かなトリクルダウンすら期待できません。 一部の実績ある首相経験者を除いて、大半の為政者は言うことは立派ですが実行が伴いません。特にアホ~ド鳩政権の2010年前後は悪夢でした(苦笑) 先日も日本商工会議所を中心に最低賃金引き上げに反対の意見が出るなど「賃金を上げたら会社が潰れてしまう!」と言う声に阻まれ易い
  • 書評:人口論

    2018-12-05 16:18  
    書評:人口論 マルサス 著、 光文社古典文庫  https://amzn.to/2Rwy3zu ■現代の経済は食糧(農業)に制約されるのか?  トマス・ロバート・マルサスによって1798年に匿名の小冊子で発刊された本書が、人口の増減と世の中の繁栄(人々の幸福度)の相関関係に関して述べた本であることは間違いが無い。  しかし、本書において彼が親しかったデヴィット・ヒュームや、先人のアダム・スミス(ヒュームと親しかった)にしばしば(特にアダム・スミスに)言及しているように、底流に流れるのは「人間の営みと経済」に関する考察である。  人口が等比数的に増えるのに対して、人間に必要な生活物資(主に食糧)は等差級数的にしか増えないから、あるがままに人口が増えれば、増加した人口に対して必要物資がいきわたらなくなり、人口が抑制され均衡状態にまで減少する。これが永遠に繰り返されるというのが、マルサスの主張
  • 資産形成ダイナミックメカニズム その3

    2018-09-28 00:13  

     前回に続き、資産形成ダイナミックメカニズムの解説です。  前々回 ⇒ http://okuchika.net/?eid=7926  前回  ⇒ http://okuchika.net/?eid=7956  前回に続き、資産形成ダイナミックメカニズムの解説です。  前回は、収入を拡大するためには、長く、健康的に働き続けられるための努力が必要だという内容を解説していきました。  今回は、もう一方のすべての人間に平等に与えられている時間の価値をどれだけ高めることができるかというのがテーマになってきます。  それでは、資産形成ダイナミクスの表を解説していきましょう。 【1】収入を拡大する 2.時間当たり生産性の向上      a.1時間当たりの効率を向上       ・稼ぐ仕組みの構築  まずは、個人の1時間当たりの仕事単価を上げることが必要です。  サラリーマンでも大企業から中小企業まで、
  • 働き方改革に思う

    2017-03-28 01:22  

    ブラック企業が、ホワイト企業へ変身中というのが 日本企業の「今」なのでしょうか? ほんの数年前に牛丼屋の深夜一人体制やコンビニの店長の超長時間残業の悲惨な実態がありましたね。 未来ある新人を死に追いやった電通の過労死問題もありましたね。 そこで出てきた「働き方改革」。 デフレ脱却のためには消費が大事。消費が振るわないのは給料が下がっていたから。 給料下げるのは企業が悪いと政府が乗り出す。 政府が異例の春闘で賃上げ要請。 さらに、これまでの長時間労働は是正されつつあるようです。 昔に比べて、日本人は確実に働かなくなっています。 週休二日が大企業中心に90年代から定着。 国民の祝日も何日も何日も増加。 そして、現在、プレミアムフライデーや週休三日の導入、 さらに、裁量労働への移行の真っ只中ですね。 小池都知事は首都ラッシュアワー緩和のために 10時や11時の出社を呼びかける。 給料上げて労