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記事 65件
  • 有料メルマガライブラリから(500)「大きい株価の下落はチャンス到来と考えても良い時期に入った」

    2023-11-10 12:20  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「大きい株価の下落はチャンス到来と考えても良い時期に入った」= (有料メルマガ第253回・2013/11/12配信号)※注 2013年11月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 3月、6月、9月、12月決算企業の決算短信の発表が続いています。同じ自動車関連銘柄の中でも、上期は当初予想の利益を大きく超える実績を出してきても、通期業績を据え置くと、株価が大きく下落してしまう銘柄も多く見かけます。この下げは、チャンスと考えてよいと判断して、私自身は落ちてくるナイフを掴みに行き、更に買った直後から大
  • モノづくり企業の新たな挑戦

    2023-10-30 22:33  

     本誌でも時々取り上げて参りました福岡に本社を置く金属加工を中心にしたモノづくり企業として創業以来積極的な事業展開を行ってきた日創プロニティ(3440)が先週、アナリスト協会主催の決算説明会に登場。 8月本決算についての説明を石田社長とIR担当役員の諸岡取締役で行いました。 石田社長は創業者からバトンタッチした2代目。諸岡取締役は銀行出身で社長の片腕的存在です。 これでアナリスト協会での説明会は2回目ですが、前回よりも今回の方が参加者が多かったとの印象です。 同社は加工の総合商社を標ぼうしており、自社の大きな工場を福岡と福島に置き、金属加工をメインに行っているほか、数年前にM&Aで最初にグループ入りした群馬県所在の吾妻ゴムではゴム加工も行っています。 かつてはソーラーの架台特需で3期間で50億円もの利益を計上。この蓄積資金をM&Aや設備投資に充当しながら業容を拡大してきました。 現在グル
  • 南紀白浜

    2023-10-26 19:28  

     先日、久しぶりに南紀白浜へ行ってきました。泊ったのはいつもと同じ「しらら荘グランドホテル」。初めてここに宿泊して以来、少し古いものの(個人的な感想で)日本を代表するリゾートホテルを気に入ってしまい、年に1~2度は訪れています。 建物は古いながらも綺麗に清掃されており、立地も良く、食事も筆者のような60前後の夫婦には丁度良い量で、美味しい料理が並びます。 いつも、昼過ぎに着く便で南紀白浜に降り立ち、家内が好きなパンダを見にアドベンチャーワールドへ寄ってから、循環バスなどで夕方までにホテルに入ります。 風呂を済ませて6時頃からの夕食を楽しみ、その後は部屋で波の音を聴きながら読書などを堪能するのがルーティンになっています。 パンダのペイントがされた循環バスは停車ボタンを押すと「キャン!」というパンダの鳴き声で反応してくれるのですが、初めは何の音だか分かりませんでした(笑)。 コロナが広まった
  • 四半期決算好調でも通期見通しを変えていない銘柄への投資

    2023-08-10 13:14  

     四半期決算発表のラッシュです。 ポジティブにもネガティブにもサプライズがあると株価は発表されてからかなり変動を見せているようです。 ここで考えないとならないのはまずは進捗率の問題です。 第一四半期の業績が中間期や通期の見通しに対しどの程度進捗したのかを見るのですが勿論、進捗率が高いと通期業績の達成確率が高まり、上方修正される期待も高まりますのでポジティブです。その進捗率を見て株価は変動します。想定通りならば株価は中立的になります。問題は企業ごとに四半期業績の推移のパターンが違うことです。 いくら1Qの進捗率が高くてもビジネスがその後に縮小することもあり得ます。実際には単純に進捗率だけで判断してはいけないかと思われます。 短信に書かれている企業のメッセージをしっかり読み取り、中間期や通期に向けたイメージをしっかり掴む必要があります。 また進捗率も売上や営業利益、経常利益に分けて評価が必要
  • 決算発表ラッシュ

    2023-05-08 15:16  

     最大9日連続の休日が続くゴールデンウィークが先週土曜日から始まりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか? コロナ禍で今週の株式相場は1日と2日のみ。そんな中ではありますが、先週は4月最終週と月末が重なりテクニカル上は週足と月足がダブルで決まるためどうなるのか興味深かったですね。日銀総裁会見でのYCC維持も確認され先週末の株価は底堅い展開となり今週に引き継がれました。 こんな明るい展開の中ですので連休中でも株式相場に関心をお寄せの投資家の皆さんは多いかと思います。 さて、今週から月半ばにかけては本決算や四半期決算の発表ラッシュを迎えます。そうした意味でもこの時期は投資家の皆さんにとって発表される企業業績に関心を寄せる大事な時期ともなります。 皆様が保有されておられる3月、9月決算銘柄や12月、6月決算銘柄の本決算や四半期決算が発表される訳ですが、皆さんはどのように決算発表を迎えられるでしょ
  • 本気の改革を

    2023-02-21 12:31  

     12月末の決算が概ね出揃いました。 3月期決算企業の第三四半期決算は想定通り、仕入(輸入)コスト負担が大きい製造業や食品、小売り、飲食業などで減益が目立つ一方、輸出メーカーやIT系(グロース)は検討している企業が多かったようです。 全体としては、それほど悪くはない印象ですが、化学や素材などは随分と利益率が落ちており為替頼みの会社が増えたと感じました。先進的な商材を持たない限り、コストの安い新興国に世代交代せざるを得ない業種なのでしょう。 食品などの値上がりも顕著ですが、物価高につきましてはマスメディアの論調にあるように、日銀が金利を抑えているためインフレが進み物価が上がって困る・・・のでは無く、日銀が金利を押し下げていたうちに抜本的な成長戦略や構造改革を打ち出し、経済構造を変えることで物価高に耐えられる賃上げに繋げておかねばいけなかったはずです。 そうしていれば日銀も無理して金利を抑え
  • 1Q決算発表で注意すべき点

    2022-08-03 21:08  

     8月に入っていよいよ四半期決算発表が相次ぐことになります。 皆様が保有されている株式もそうした決算発表で株価の変動が想定されるかと思います。 3月期決算企業の場合は1Qがどの程度進捗したのかを確認してみる必要がありますが、企業によっては良しにつけ悪しきにつけイレギュラーな決算内容だとしているケースもありますので、このあたりの決算コメントをしっかり見極める必要があります。 例えば7月29日に1Q決算の発表を行った補聴器最大手のリオン(6823)は6.4%増収ながら17.3%の営業減益、12.6%の経常減益を発表。当期利益も48.6%の減益となり、通期は変えていないものの、これを見た投資家は一気に投げ売りをして2035円までの安値をつけてきました。 出来高は20万株余り。終値も2122円で284円安となりました。 一時的な要因のため通期業績見通しは変えておりませんが、1Qが単純にマイナスだ
  • 信頼関係を築く

    2022-06-16 23:36  

     株式市場がまた低迷し始めた。 上がっては下げ、下がっては上げの株式相場に集う投資家の心は揺れ動く。 それと同様に上場企業の経営者は困難な経済情勢に立ち向かい、企業を成長に導く必要がある。その結果を決算という形で表すことになるのが企業運営の基本だ。 決算がうまく計画通り着地できれば良いが、経済状況の変化が著しい状況下でうまく計画通りにはいかないこともある。 そうした時に経営者にとって大事なのは投資家(既存株主)との信頼関係の再構築だ。決算説明会はもちろんのこと、中・長期計画ならその計画内容を説明するなどで信頼関係を構築する必要しファンになってもらう努力が必要となる。 その結果、株主から脱落する投資家もいれば新たに株主になる投資家も出てくる。絶えず株主が入れ替わり、一定期間のリスクテイクを行ってもらうのが経営者のミッションでもある。 このように経営者には計画した業績を上げるだけではなく、投
  • 数字は踊る!!好業績銘柄の株安をどう見るか

    2021-05-19 23:33  

     企業業績の発表が先週ピークを迎え、土曜日の日経新聞の紙面はおびただしい数の企業の決算数字で彩られていました。 日経新聞を購読されている方はほとんどが何らかの格好で株式投資をなさっているかと思いますが、されていない方にとっては何だかやたらと数字が並んでいるけど何だろうと思われるのかも知れません。 まさに決算発表シーズンたけなわ。数字は踊るですが、こうした企業決算こそ日本経済の状況と活動内容の結果を表しています。 悲喜こもごもの決算発表内容ですが、皆さんの投資されている企業の業績はいかがでしたか。 決算内容と言った場合、実績と見通しで示されるのですが、いくら実績が良くても投資家の関心は新たな決算に向けた企業業績に移りますので、実績がいくら良くても見通しが悪ければ株価はネガティブな反応となってしまいがちです。おまけに実績に対して見通しは仮に良い見通しを出したとしても期初段階では不透明な状況で
  • 決算シーズン、決算ファイトの時期になってきました。

    2021-04-22 12:07  

     昨日、「ゴールドマン・サックス」「JPモルガン・チェイス」の決算発表がありました。 ゴールドマン・サックスは2%超の上昇、半面、JPモルガン・チェイスは下落と評価が分かれました。業績内容は両企業とも市場予想を上回る結果になったものの、今後の費用対効果が良いか?悪いか?で評価が分かれたようです。 今後も米国では決算発表が本格的に始まります。その中での各企業への評価は今後の見通しをどのように見ているのかが重要なポイントになります。 この決算発表時期は米国の証券会社の調べによると、多くの投資家、90%以上が決算発表を挟み、1週間前後には投資活動を行っているとの調査結果もありました。市場・個別銘柄の動きが活発化すると言われています。 大型株でもストップ安・ストップ高と大きく変化する時期です。過去に決算発表で「アドバンテスト」がストップ高、ストップ安を演じたことがありました。その後の動きを決算日