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犬も歩けば低PBR銘柄に当たる その2
2016-06-07 18:14前回の本コラムでも報告した低PBR銘柄の多さ(全体の半分がPBR1倍以下)は現在の日本の株式市場を象徴しています。決してマスメディアが伝えない現実を投資家は真剣に考えないとなりません。 ただ、そうした市場に存在する低PBR銘柄への投資が本当にリターンをもたらすのかは誰しもわかりません。 なぜこうした状況になっているのかは極めて構造的なものかと見られます。低PBR銘柄の多くは財務内容が悪化していて実質的には割安感がないものも多い のかも知れません。財務内容が良好な銘柄はIR不足だったり、業績が不安定で四半期で評価するようになった短期投資家はネガティブに見てしまうことが多 い。低PBR銘柄のかさ上げ相場が見られると株式相場は大きく好転してくると信じて当面の相場に取り組まれると大きく外れることはないと考えています。 低PBR銘柄への投資リスクは流動性に乏しいために起きる全体相場の換金売り時 -
慎重な投資家、積極的な投資家
2016-06-07 18:11円高進展で輸出関連銘柄を中心に全体相場の頭が抑えられています。一方でマザーズ指数やJASDAQ指数のような中小型株指数は比較的強い展開が相変わらず見られます。 市場の相場感は弱気と強気の見方が戦っていて、直近は弱気に傾く展開が見られます。そこでは主力銘柄を避けて為替に影響を受けないような内需系の中小型株を物色しようとする動きが見られたことで、指数にも二極化が表れていると見られます。 そうした意味で現在の株式相場は健全な動きと言って良いのかも知れません。 1989年のバブル相場末期のような極端な現象はまだ起きておらず、多くの投資家は冷静なまま慎重に対応しているように感じられます。 株式相場はババ抜きゲームのようなもので、最後にババを引いた者が負け。上がっていく銘柄につられた高値づかみして泣きを見るのが嫌なら冷静に市場を分析して、ポートフォリオを組んで行く必要があります。 売られ過ぎ
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