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社会構造の変化で私たちが最低限身に付けるべき金融リテラシーの4分野・15項目
2017-12-30 07:51
梶原真由美です。 「億の近道」がまぐまぐ大賞部門1位を獲得したとのことで、皆様の暖かいご支援の賜物と感謝しております。 先般、私も所属するFPアソシエイツグループの神戸孝氏の講演を聞く機会があり、非常に納得感のある話と金融庁と繋がりの深い神戸氏ならではの話があったのでみなさんにも共有したいと思います。■神戸孝氏とは (株)三菱銀行、日興證券(株)を経て、1999年独立系FP会社の老舗といえるFPアソシエイツ&コンサルティング(株)を設立。 自ら個人・法人等のコンサルティング、各種講演会・研修会の講師などを行う傍ら、全国の独立系FPのための支援ビジネスも展開している。 資産運用に強いFPの第一人者として評価が高く、金融審議会専門委員や金融庁の「家計の安定的な資産形成に関する有識者会議」委員、金融広報中央委員会(日本銀行)の金融経済教育推進会議委員、日本FP協会理事なども歴任し -
家計コンサルティングの正しい手順
2017-10-13 15:20
先日、お客様の相談をお伺いしながら、 はたして、自分がどのような方法(手順)でお客様の家計を改善させようとしているのか? をもう一度改めて考えてみました。 1.バランスシート、損益計算書を作成する まずは、お客様のバランスシート(貸借対照表)の作成と損益計算書の作成に必要な情報を収集して整理します。 バランシートとは、資産と負債なので 【資産】 金融資産 不動産 保険 その他資産 【負債】 住宅ローン その他負債 等を整理します。 損益計算書は、その年度の収支なので 【収入】 給与所得 事業所得 不動産所得 その他収入 【支出】 生活費 住宅関連費 その他支払い 教育費など 税金、社会保険料 を整理します。 2.バランシート、損益計算書の大きな数字に着目する 何か物事を変えようとしたときに、どこを変化させると全体でのインパクトが大きいのかを考えま -
30代「当たり前の幸せ」のリアル【教育とおカネ】編
2014-05-08 23:363月28日に出版した本を記念して、本の内容を連載の形態で少しご紹介してきました。 本文は東洋経済Onlineにて全文公開しています。 それでは最終回は【教育とおカネ】編です。 =子供の教育より、自分の勉強を優先せよ= ■教育投資は自分を優先するべき ファイナンシャルプランナーとして若いご夫婦のおカネの相談にのっていると、お子さんの「習い事」におカネをかけすぎているケースに出合うことがあります。生活がカツカツなのにピアノやスイミングを習わせて、結果として貯金がほとんどできていない、というケースです。 僕は、こういったご家庭を見るにつけ、「教育費をかける順番が間違っている」と感じてしまいます。特に若いご夫婦では、教育費を優先してかけるべきなのは、自分たちです。 経済学では、個々人の持つ資本を「金融資本」と「人的資本」に分けて物事を考えます。金融資本というのは、すでに貯めた貯蓄や、保有し -
30代「当たり前の幸せ」のリアル【結婚とおカネ】編
2014-03-27 17:58=専業主婦は、「億ション」よりも贅沢だ= お知らせですが、3月28日に東洋経済新報社から、いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。 という本を出版いたします。 この出版を記念して、これから本の内容を連載の形態で少しご紹介します。 本文は東洋経済Onlineにて全文公開しています。 それでは第1回は【結婚とお金】編です。 「お父さんはサラリーマン、お母さんは専業主婦」という家庭は、僕たちの親世代ではきわめて当たり前でした。近年では専業主婦世帯は減少していますが、それでも厚生労働省「若者の意識調査」によると、女性の34.2%が 「専業主婦になりたい」(「どちらかといえば」含む)と答えています。専業主婦願望、いまだ健在といったところでしょうか。 そのこと自体のいい・悪いについて発言する立場ではないのですが、ファイナンシ
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