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暴落時のポジション管理
2016-02-17 01:55年始から明確な理由が無いままリスク回避が進み、株価は調整しているが、下値の目処を意識する際に株価の下落幅を一つの目安にすることができる。 年初から日本株の下落幅は20%を超えており、この下落幅はリーマンショック後に起こった大きな下落幅と同レベルである。 ここからの為替の一方的な円高方向への推移も考えにくいことから新たに大きな懸念材料が噴出しない限り、この水準を一旦の下げの目処と考えている。 世界的な株価の下落から市場参加者にリスク回避的なマインドが蔓延しているため、春節明けの中国株の暴落に日経平均が引きずられることを気にしている向きがある。 しかし、最近、日本株が中国株放れしていること、春節中に日経平均は10%以上下落していることから仮に上海総合指数がストップ安してもうろたえるのはナンセンスだと思っている。 日経平均のPERやPBR1倍割れ(2016年3月予想)等を頭に入れて冷静 -
追証の逆張り買い
2016-01-18 21:46年初から日経平均は戦後初の6日連続下落した後も軟調に推移し、昨年末から約10%下落。 直近では昨年9月の安値水準まで下落する場面もあった。 今日は安値付近のトレード戦略についてお話ししたい。 安値が近づくと 「セリクラ(セリングクライマックス)はまだか?」 という話題をよく耳にする。 「セリクラ=一番安い水準」 なので逆張りで買う投資家は皆セリクラで買いたいはずだ。 セリクラだったかどうかは株価の推移を見ないとわからないが、梅雨明け前に雷が鳴って大雨が降るように明確なサインが出ることがある。 日経平均のような指数と個別銘柄のセリクラは両方とも需給の大きなブレを伴うことが多い。 昨年9月の安値からの反発は底打ちの兆しが見えていたところにオイルマネーファンドの大幅解約のヘッドラインに驚いて売りが殺到した場面が底(報道等で取り上げられた際に売り終わっていた可能性がある)であった。
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