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記事 14件
  • 世界的ガーデニング企業の評価

    2023-06-28 15:04  

     和歌山県海南市に本社を置くガーデニング企業のタカショー(7590)の株価はこのところ低迷状態。今1月期1Q決算の内容が前年同期比1.2%の減収、同43.9%の営業減益、同66.9%の経常減益であったことが単純に嫌気されている状況ですが、同社の高岡社長は至ってポジティブに現状の業績についてコメントしており、現在の株価低迷は四半期業績の進捗状況が明らかになるにつれて大きく見直されるものと期待されます。 通期の業績見通しは前期比11.5%の増収、15.3%の営業増益、6.7%の経常増益を見込んでおり、EPSは38.7円(配当性向40%で16円配当予定)を想定。様々な要因が重なりあっての株価低迷ではありますが、その要因の一つは流通時価総額がプライム上場の基準100億円を超えていないことです。 これについては2026年1月20日までの期間で適合させるべく鋭意努力中で条件のクリアには763円以上の
  • 企業の発展を考える

    2022-08-31 15:46  

    ~タカショーの事業拡大はこれからが本番~ およそ3800もの上場企業に投資家の目線は日々注がれていますが、皆さんのご関心ある企業はどのような企業でしょうか。 株式投資に関心を持っておられる投資家の多くは株価の変動が関心の的になっているようですが、その株価の変動、とりわけ上昇に至る過程ではアナリストなどが俗に言うトップライン(売上高のこと)が伸びて、それにつれて利益も追随して伸びていくことに拠り所を求めます。 いわゆる業績ですね。 企業は予め決まっている一定期間の決算を終えると公表します。 現在は四半期ごとに決算が発表され投資家はその出てきたデータに振り回されることになります。 中長期スタンスの投資家はともかく短期投資家はその出てきた四半期業績を見て減益なら売り、増益なら買うといった行動に出てしまいます。それが期待外れの結果なら一斉に売りが出てそれまでの変動レンジを底に抜けるといったことも
  • クレマチスの花咲く頃に

    2022-05-25 15:58  

     株式投資をお楽しみの皆さんにとって次に花咲く銘柄は何だろうとお考えなのかも知れません。 季節ごとに咲く花は変化し私たちの目を楽しませてくれるのと同様に株式市場で花を咲かせる銘柄も変化してきます。 手塩にかけて育てた株の花が咲く様は感慨もひとしおなのかも知れませんが、なかなか咲かない花に戸惑いを覚える皆様も多いのかも知れません。 5月中旬に開花する花の代表はバラかも知れませんが、それだけではなくクレマチスの花も見事な咲きっぷりです。先日足を運んだ筑波の植物園では色とりどりのクレマチスの花が開花し訪れた人々の目を楽しませてくれていました。 クレマチスなんて知らないという方もお見えかとは思いますが北半球の温帯地域を中心に約300種が世界中に分布していると言われています。一度ネットで調べて頂くと良いかと思います。かく言う筆者もそれほどの知識があった訳ではなくたまたまその展示があったので見てきた
  • 煌びやかなイルミネーションの季節

    2021-12-20 23:38  

     12月も、はや半ば。気ぜわしい中でコロナ禍を乗り超えたという皆さんの思いがあってか、予想されるオミクロン株の感染拡大を前にして先週末の街中にはお出かけされた多くの皆様の姿があふれています。 とりわけ東京都内のあちこちでは煌びやかなイルミネーションが点灯し、人々の目を楽しませてくれています。 この時期はクリスマスシーズンともなりLED照明の飾りつけがあちらこちらでなされ、街中ではそのライティング点灯を目当てに有名スポットには多くの市民が集まっています。 筆者もこの時期、都内の有名なイルミネーションスポットを訪ねることにしており、今年も銀座、丸の内、原宿と訪れ、スマホの万歩計を使って3万歩というウォーキング(やや疲れました。)を楽しんできました。 それぞれのエリアにはコロナ禍を克服した安堵感なのか大勢の人々であふれ、街には活気が出てきたという印象です。 街を元気にするという意味でイルミネー
  • 過去の安値圏に来つつあるバリュー株

    2021-12-01 22:18  

     株式投資の王道は成長株投資。一口に成長株投資と言っても利益の成長性を見抜く必要が求められる。 過去から今日まで長期に利益成長を辿り評価され続けてきたのがトヨタ(7203)。トヨタ株を資産株として長期保有されている投資家は多いだろう。 また、産業のコメともいうべき半導体に関連する東京エレクトロン(8035)も誰も否定できない成長銘柄で半導体不足となっている今、新たな株高神話を醸成しつつある。 電子部品の村田製作所(6981)やキーエンス(6861)、日本電産(6594)、半導体関連素材の信越化学(4063)などの成長株が軒並み株価を上げてきた点は言うまでもないことだが、個人投資家にとってはこうした超値がさの銘柄はやや高嶺の花でもあり、ポートフォリオには入れ難い。 結局こうした銘柄は機関投資家や外国人投資家の投資対象となっているのだが、個人投資家にとっては新たな成長株や別の視点での投資対象
  • 世界的ガーデニング企業のテレビCMスタート

    2021-10-15 11:41  

     日本発世界的なガーデニング関連企業として存在感を増すタカショー(7590)株が1180円高値から調整を余儀なくされているが、同社の高岡社長から出てくる発言は強気のものであった。 そうは言っても現実の株価は様々な要因で決まるため、経営トップがいくら強気を述べても致し方ないと言われるかも知れません。この調整は先般実施された公募増資による需給悪でもたらされたと言える。  時価は835円で時価総額は146億円。8月23日の1180円高値から直近の安値803円まで31.9%調整。252万株(公募価格886円)の公募増資、29万株の第三者割当増資などの新株発行や84万株の売出が株価の足を引っ張ったほか、全体相場の調整もここに来ての株価下落の背景であるが、ここでは出直りのタイミングを図る局面と考えられる。 既に公表されている通り今回の資金調達は同社の一段の成長を目指すための布石であり、世界企業として
  • 継続的な利益成長

    2021-09-01 14:07  

     多くの投資家の皆さんは四半期ごとに企業から発信される決算情報をどのように読み取りながら運用されているでしょうか。 各上場企業の業績はリーマンショック後の2009年から四半期ごとに公表されるようになり、投資家の方はその発表内容に関心を持つ必要が出てきました。投資のバイブルとも言える会社四季報は文字通り四半期ごとに企業から発信される内容を伝えている媒体と言えます。 企業の決算期は様々で、最も多いのは3月期決算のようですが、既に今期の第1四半期(4-6月期)の発表が終わり、既に第2四半期(7-9月)の真っ只中にある状況です。 四半期決算のポイントは通期の見通しに対してその四半期決算がどの程度、売上や利益が進捗しているかになります。通期目標に対しての進捗率が低い企業は通期達成確率が下がる一方で進捗率が高い企業は達成される可能性が高くなる。 常識的にはそうなのですが、企業ごとにそうした単純な捉え
  • 明暗分かれる企業業績

    2021-03-31 22:46  

     コロナ禍で多くの企業が窮地に陥っている。上場しているから安心だと言う訳ではなく、未曽有の赤字転落でとうとうワタベウェディング(4696)が事業再生ADRを申請し受理されるなどまさかの出来事がこれまで比較的優良だと思われた企業にも訪れている。 コロナ禍では人と人の交流が極端に制限されそうしたビジネスモデルを敷いてきた企業は軒並み大幅な赤字に転落。先般から話題の深夜営業型の飲食店を運営するグローバルダイニング(7625)もその類で、時短要請に応じなかったことで東京都から時短命令を受けたがこれを違法として東京都を提訴するに至った話が盛り上がり200円以下で低迷してきた株価もこの話に乗って応援団でもいるのか3月24日に373円と言う高値まで一気に買い進まれたのだが、その後は見ての通りの状況。 そもそも同社の業績は低迷続きで上場時こそ長谷川オーナーへの暴力事件(足をピストルで撃たれた話だったかと
  • デジタル集客が決め手

    2020-10-07 20:48  
     コロナ禍で余分な費用がかからず、それが利益を生んだ事例が増加しつつある。 これまでの営業スタイルは基本的に相手先に営業マンが出向いてビジネスを成就させるというのが基本だが、もはや営業や商談自体がデジタル化されて即断即決の時代となって効率化が図られようとしていることが実感される時代となってきた。 熊本の住宅メーカーLibWork(1431)の受注好調の背景はデジタル化による集客が効を奏したことにある。 同社は過去20年も前からWEBによる集客を推進し、最近ではYOUTUBE活用による展示ハウス案内などで住宅を求めるクライアントの心をつかんで離さない。 住宅モデルハウスの映像が3Dで見ることができるなどかなり先進的で面白い。 この映像に問い合わせが相次いでいるらしい。皆さんも一度ご覧頂きたい。住宅を購入する際に、事前にこうした映像で確認できればトラブルや不満もなくなるだろう。 若い営業スタッ
  • 大胆な本社移転に取り組むパソナグループ(2168)

    2020-09-09 13:02  
     神戸出身の南部オーナー率いる人材派遣業界3位のパソナグループ(2168)が本社機能を東京から兵庫県の淡路島に移転させるとして話題を呼んでいる。 1800名の本社従業員のうち1200名が淡路島に移住し業務を推進するとの驚きの計画だが、こうした地方への流れが始まると日本は東京一極集中が収まり新たな潮流が生まれることとなる。 パソナグループは地方創生に熱心な企業。もともと関西が活動拠点だった同社なので淡路島と言ってもさほどサプライズはないのかも知れませんが、いわば故郷帰りとも言うべき大胆な施策に関心が集まっている。 これは余談だが、淡路島に関心が高まったせいか先般から淡路島に工場等の拠点を置く住宅用タイルメーカーのダントーホールディングス(5337)が先般来、人気化。本日も一時ストップ高を演じた。 首都圏に拠点を置く企業の地方移転で考えられるのはコストの低減。人件費や賃料の削減が抑制されること