-
株の玉手箱 がんばる液晶軍団
2021-06-08 10:26
恵和という会社の株価が上昇している。 決算発表直後は売られたものの、その後の株価切り返しは凄く、5月17日の2,168円が6月2日は3,205円まで急騰している。 事業は農業や鉄鋼、紙パルプ産業向けの包装資材、フィルムを手掛けていたが、1992年に光学フィルム製品に参入。 光学フィルムといえば日本ゼオンさんのゼオノアなどの位相差フィルムや、富士フィルムさんやコニカさんのTACフィルム、それを貼り合わせる日東電工さんなどが有名であった。 日本ゼオンで活躍された研究者の荒川さん(現在のゼオンナノテクノロジーの社長)は富士フィルムで視野角制御のフィルムを開発後に転職されゼオンに入社し、ゼオノアを大きく成長させた方。特に溶融押し出しに勝ることが競合より優位になった筈である。 当時、ゼオンの研究のYボスによればシクロオレフィンポリマーの末端を多少変更することで特許を回避したのが競合品で、デメリッ -
オリンピック開催地決定は大相場の始まりか?
2013-09-10 23:542020年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まったことで関連銘柄が一段と賑やかになっています。 それだけではなく経済効果を期待して株式市場に流入する資金が一段と増加し、日本株への関心が高まっています。 開催地決定前までは原発の汚染水問題などで東京は選ばれないとする意見もあって、週末には一連の関連銘柄が売られていました。それが逆の結果となり株式相場にポジティブな材料が生まれましたので強気に転じています。 「オリンピックに直接関わる企業もそうではない企業も押し並べてポジティブな評価が得られ、中・長期的な上昇相場が始まると見て良い。」という意見が大 勢を占めていると思われますが、既にオリンピック関連銘柄は先行して過剰に評価されている可能性もあります。このため、開催地が東京に決定したことで一時 的に株価が上がってもそれは材料出尽くしとなるのではないかとの見方もできるのかも知れませ
1 / 1