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あるカンボジア青年との出会い
2020-02-09 12:32お隣の中国が抱える困難が今回の新型コロナウイルスによる肺炎の大流行で露呈したが、これは今後の経済交流にも影響することになる。 かねてから中国リスクに備えるべきとの考え方はあったが、今後は経済の悪化がもたらすリスクが関心の的になることは容易に想像がつく。 恐らく、中国経済は大きな苦難の道を辿ることになるだろうが、これは世界の経済にも大きな影響をもたらすことになると誰しもが想像することになる。 一方で米中貿易摩擦は今回の騒動が終息に向かうまでは棚上げとなりそうだと思われる。ある意味今回の騒動が12月上旬に予見されたからこそ1次合意を急いだとも言えるのではないだろうか。 株式相場が調整を始めたのもこの点を嫌気してのことだが、せっかく期待感が高まる中だったので多くの投資家はまだリスクオフできずにきたと推察される。相場は案外底堅いのかと思わせるぐらい、指数は強かったが、パンデミック相場はこれからが -
本日の事業提携発表をどう見るか
2019-10-25 00:26甲府に本社を置く宝飾品メーカー、クロスフォー(7810・JQ)が本日、同じJASDAQに上場する川口に本社を置く日本精密(7771)との業務提携を発表した。 新製品開発に成功しながらもその生産体制の構築に課題のあったクロスフォーとベトナムやカンボジアでの生産キャパシティの有効活用に課題のあった日本精密が提携を図り、世界市場に向けたビジネス展開を図っていこうというのが今回の業務提携の狙いと見られるが、果たしてこの事業提携が両社の業績にどの程度プラスに働くか注目される。 まずクロスフォーとしてはこれまでダンシングストーンで業績を伸ばしてきたものの、最近は頭打ち傾向にあり、業績の停滞が続いてきた。2017年7月の上場後の株価にそのことが如実に反映され、上場後の高値905円(2分割を加味して逆算)から直近の安値271円という水準まで3分の1以下にまで低迷。 同社ではこれを打破するために2つの特許 -
Mr.IRのいる企業の株価は上がる!?
2015-12-15 16:47平田機工(6258)の株価が堅調に推移しています。 熊本を拠点にした生産設備プラントエンジニアリング会社というビジネスを投資家に理解して頂くには、IR担当者は相当の覚悟が必要ですが、このところのIR手法はなかなか積極的です。 ドローンを用いた工場の俯瞰図を映像化して機関投資家やアナリストに見せたり、工場内のラインを企業に許可を得て映像化したりと工夫が見られます。 同社のIR担当者F氏は今年から変わったばかりで、力が入っています。 私のようなアナリストにも懇切丁寧に対応して頂き、わざわざ事務所に足を運んで頂くなど熱心です。私はこのF氏を今年のMr.IRとしたいと思います。 かつてのMr.IRは個性があって面白かったのですが、Mr.IRがいる企業の株価は上昇するということをこれから確認、検証していきたいと思います。 日本コンセプト(9386)N氏もそのMr.IRだし、直近ではトレッ -
IRに熱心な企業で成果を上げる
2014-07-08 21:23IRに熱心な企業ほど株価意識が高い、という背景もあって効率的な運用に挑戦する投資家の間では、フィナンテックなどのIR会社がクライアントにしている企業への関心が高まっています。 億の近道ではこれまで様々なポートフォリオをご提供申し上げてきましたが、今回はIRに熱心な企業を組み入れ対象としたIRポートフォリオをご提案させて頂きます。 今回は特に個人投資家向けIRに熱心な6社の株式をポートフォリオに組み込むこととします。 【炎のファンドマネジャーがセレクトしたIR銘柄ポートフォリオ:300万円コース】 START:7月8日⇒GOAL:9月末メド 1)メディビックG(M2369) 7月4日株価309円 株数1600株 投資金額46.3万円 再生医療関連事業で成長目指す、筆頭株主の売りを消化中。ロート製薬との関係強化。筆頭株の売りでまだ多少値動きは頭重いが今週は310円前後での売りモノを消化 -
低位株研究
2013-11-20 17:20皆さん、NISA口座開設の手続きは終わりましたか? また、口座を開設された皆さんの投資スタンスは決まりましたか? 投資の選択肢は様々ですが、100万円という枠をどう活用するかをスタートまでに考えておきたいところです。 比較的買い易い100円前後の低位株に関心をお持ちの方も多いのかと思います。時価総額と経常利益との関係で比較的割安感のある低位株は大化けの要素もあるかと思います。 100万円の投資で得た大きなキャピタルゲインが無税となり、手元に丸っぽ残るということを考えてみたいと思います。その可能性を検討してみるのも面白いかと思います。 1.ヤマノホールディングス(7571) 時価:91円 時価総額:31.4億円 今期予想経常利益5.1億円 かつてM&Aで業容の拡大を試みたが状況の変化でとん挫。その後リストラを続けてきたが、ここに来て状況が明るくなってきたため、積極的な経営に着手し -
果報は寝て待て
2013-11-13 11:50毎日のように株価を眺めては、一喜一憂する日々を送られている多くの投資にとって、全体相場がなかなか本格的に上向かない状態とあっては、気分もすぐれ ないもの。アベノミクス相場に乗り遅れるなとばかり高値まで買い込んでしまった向きが、これからの相場展開でにっこりと笑えるのかどうかだが、それは神の みぞ知ること。 投資にリスクはつきものなので、何らかの波乱があるとキャッシュポジションを積み上げた投資家もどこで出動するかは悩むところとなる。相場は未来の期待値を先取りした投資家の行動の反映となって私たちの目に入ってくる。 未来には一体何が待っているのか? それがわかれば苦労はない。誰しもがお金持ちになろうと頑張っているはず。お金持ち=幸福になろうとリスクを取ってリターンを上げようとしている。目先の出来事にとらわれず、ここは果報は寝て待ての心境でいくことにしよう。 【果報は寝て待て銘柄】 1)図書印
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