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記事 8件
  • 米国株式市場の行方

    2020-09-14 14:56  
     コロナ禍により日米欧の金融政策(ゼロ金利政策)が揃いました。 欧州では復興基金の創設により(平たく言えば)ドイツ政府が南欧諸国の財政を支える構図が出来ました。EU諸国の財政統一が一歩前進したことになり、南欧諸国の財政が安定することにもなろうかと思います。 これら主要国が執るゼロ金利政策と無制限とも言えるQEにより先進国の金融市場に資金が流れ込んでいますが、日本の課題としては、米国にはインフレ期待があり日本には無いことです。欧州はその中間にあると思われます。米国ではFRB主導でインフレ目標を設定していますが、日銀は既に数年前にインフレ目標達成を諦めています。 以前は日本にもインフレ期待があり、21世紀に入っても日銀は継続的にインフレ目標を定めていましたし、2013年からの黒田日銀総裁による大胆な金融政策とともに株式市場はインフレ期待によるデフレ脱却を期待しました。 当初、黒田総裁は2年での
  • 為替市場動向~ドル高&円高ミックス~

    2019-10-03 17:09  
     欧州、米国の金融緩和が行われた9月が過ぎ、10月入りした今週。 米中閣僚級協議の開催を控えていることから、両国から諸々の駆け引きとしての情報が発せられ、引き続き、市場もそちらに一喜一憂の反応で動かされる可能性は高そうです。 他にも政治がらみでは、米国の大統領弾劾問題関連、10月31日に期日を迎える英国のEU離脱関連、中東問題も目が離せない材料です。 一方で、経済の最新情報である月初恒例の米国雇用統計の発表が今週金曜日予定され、事前では、米中貿易問題への懸念からか大方低調な予想です。米国経済にも米中貿易問題が影を落としているはずです。 雇用統計に先立って、昨日発表されたISM製造業景気指数は、景気の良し悪しの境界50を連続して割込み、47.8と10年ぶりの低水準でした。 株式反落、債券利回り低下、為替はドル安方向での反応となりました。 最近出た欧州の経済指標も芳しいものではなく、特にドイツ
  • 有料メルマガライブラリから(308)「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」

    2019-09-26 13:54  
     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」= (有料メルマガ第450回・2017/9/19配信号)※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。(前略) 資産運用の世界には『72の法則』という教えがあります。 15世紀のイタリアで発見された法則ですが、資産運用において元本(=投資の元金)が2倍になるために必要な『利回り』と『年数』が簡単に計算できる法則です。 72を『1年間の金利』で割ると、その金利を複利で投資し続けると何年で最初に預けた元金が2倍になるかが計算できま
  • 年末挨拶

    2016-12-29 10:48  

     本年一年間ご愛読いただき、ありがとうございました。  いや、とにかく波乱の年でしたね。  トランプ氏の米国大統領選での当選を契機に、世界経済はインフレ色を帯び始めました。  よく「貯蓄から投資へ」という掛け声が聞かれますが、現在の日本人の金融資産のポートフォリオは、インフレに対し、弱いように思います。  来年は「資産内容の再構築」を考えたいですね。 来年も何卒宜しくお願い申し上げます。 (水島寒月) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
  • 市場潮流

    2014-01-14 20:59  
    2014年最初にお届けする「市場潮流」です。本年も何卒宜しくお願い致します。  6日(月)に始まった東京株式市場は、週間で379円(2.3%)下落しました。6連休となった年末年始の休暇中に米国株の上昇が一服したことなどが意 識され、大発会の6日から利益確定売りが優勢となりましたが、昨年の年末に大納会(30日)まで9連騰したことを勘案すれば、当然の調整といえましょう。 むしろ、日経平均で382円の下落となった6日も、東証一部の昨年来新高値銘柄数が170に達するなど、相場の地合いは相当に強いと評価出来ましょう。株 式相場は当面上昇基調を維持するとの見方に変更はありません。  1月6日の日本経済新聞電子版で証券部高井宏章記者は、「株高持続へ気になる世界の『適温』リスク」と題して、「脱デフレ」に伴う株高期待の裏のリスク 要因について見事な解説を加えています。高井記者は「世界的なディスインフレのもと
  • 為替市場動向~年足の大きな陽線は3年続くか?!~

    2014-01-11 07:34  
    新年あけましておめでとうございます。  本年もよろしくお願い致します。  年初来約57%上昇した日経平均株価、そして円安が年間約21%進んだ2013年巳年から午年の2014年が明けました。昨年のお祭りの二日酔いのため か、年明けは反落から始まった株式市場。ドル・円相場は年初105円半ばの抵抗線を抜けなかったこともあり、104円台に反落してもみ合いとなっていま す。  2013年の対米ドルでの主要通貨パフォーマンスで、上昇トップはデンマーク・クローネ、続いてユーロの2通貨が約4%の上昇。その他上昇したのは、スイス・フラン、英ポンド、スウエーデン・クローネとすべて欧州通貨でした。  一方、下落したのは、21%の日本円に続き、14%下落した豪ドル、8%下落のノルウエー・クローネ、カナダ・ドルは6%下落。日本円以外の主要通貨で下落したのは、ほぼ資源国通貨と呼ばれる通貨です。  昨年は、リーマンショ
  • 日銀が変わった!

    2013-05-05 21:23  
    3月21日に黒田東彦が総裁に就任してから1か月の間に矢継ぎ早に大胆な政策を打ち出してきた日本銀行ですが、4月27日に発表した「経済・物価情勢の展望」報告でまたもびっくりするような強気な見通しを発表しました。  本日のメルマガではこのレポートの内容を見ながら日本銀行が今後の日本経済をどのように見ているか(誘導しようとしているか)について考えたいと思います。  まず、今回のレポートで注目したい点は日銀の今後の日本経済の見通しがバラ色のような表現になっています。前任の白川さんの記者会見の様子とは全く異なります。  具体的にあげると ・海外経済が回復して輸出も大きく回復して成長率に寄与する ・金融緩和によって将来の物価上昇が予測される ・政府の公共投資によって今年の経済は下支えされている ・労働需給環境も改善して、従業員の賃金給与は上昇する ・賃金上昇や物価上昇予測によって消費も活性化する ・結果
  • 為替市場動向~異次元の金融緩和サプライズ、キーワードは2~

    2013-04-11 10:56  
    関東地方では桜の花が吹雪となり、新緑が目の保養になっています。今年の植物の動きは例年よりも早いペース。今年起こる事象、キーワードは「早い」でしょうか。  4月に入り、注目されたのは新体制の日銀政策決定会合でした。新・黒田体制への期待はあったものの、発表されたのは事前予想の次元を見事に裏切る「異次元」。  内容はまさに「リフレ政策」。  市場へのバズーカ砲、強力爆弾投下とも報じられました。  安倍政権の3本の矢の1番目は「異次元」の矢。  政策発表直後の東京市場の反応以上に海外市場でのサプライズは大きく、欧州、米国へ時間帯が移るにしたがって為替市場では円安が進行。発表直前92円台 後半だったドル・円相場は4日のニューヨーク終値96円台前半、その後押し目ほぼ無く、5日の米雇用統計結果がドル売り要因だったにもかかわらずドル高円 安の97円台。  その後、今週に入り、一直線に9日の東京市場で99円