• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 1件
  • 書評:トコトンやさしい海底資源の本

    2018-09-26 16:16  
     書評:トコトンやさしい海底資源の本  大高敏男 乾睦子 著、 日刊工業新聞社  https://amzn.to/2QW05ED  「海底資源」というキーワードをかなり幅広く解釈した内容ですが、その範囲の広さにもかかわらず、コンパクトかつ充実した内容だと思います。  特に第1章、第2章で鉱物に関する基礎知識の解説(担当:乾睦子)、第3章~第6章では、海洋や海底の資源やエネルギー変換技術、採掘技術、探査技術についての基礎知識の解説(担当:大高敏男)という構成は良いと思います。  海洋資源は大きく鉱物とエネルギーに分けることができるかと思いますが、2004年度の家庭用エネルギーの内訳は<電力44.9%、石油24.3%、都市ガス17.5%、LPG12.2%>です。また、業務用エネルギーの消費量も、おおむね同じで電気が全体の約半分を占めます(しかも、もし日本中の車が電気自動車になれば、電力使用量