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高値更新までの位置
2022-08-24 19:49
株価は何らかの理由で上がったり下がったりの繰り返し。 株価が下落してくる局面ではどこまで下がるのかに関心が集まり、上がってくるとどこまで上がるのかに関心が寄せられる。 今年のNYダウは6月に3万ドル台を割れてこれまでのところは安値は2万9653ドルとなる。一方で高値は1月につけた3万6952ドル。中間値は3万3302ドルとなるが、時価はその中間値よりも少し高い3万3706ドルに位置している。ここから9.6%の上昇で高値になるという水準である。 またNASDAQについては昨年11月の高値16212ポイントまで時価12705ポイントから27.6%の位置にあることになる。 一方でこのところ強い動きを見せている日経平均は本日現在の2万8794.50円で昨年9月高値3万795円まで6.9%の位置にある。つまりNYダウより日経平均の高値更新の方が早そうだ。 同様にTOPIXも時価1992.59は昨 -
なかなかできない底値買い
2021-07-27 15:19
株式投資は摩訶不思議な世界である。 株価が上昇している時は買いたくなるのに下げていると買いたいどころか売りたくなる。 そうした投資家心理が最近の株式市場には如実に出ており、全体相場の調整場面継続とともに個別銘柄も調整局面が続いている。日経平均やTOPIXに代表される全体相場が昨年3月のコロナショック時の6,7割上の水準なのに対して個別銘柄には業績は比較的堅調なのに既にコロナショック時の株価に接近中の銘柄もあるほか、上場した後の大幅調整場面を続けている直近IPO銘柄も見出せる。 中には年初に高値をつけた後、良いところなしに調整を続けている銘柄もあり、資金に余裕のある投資家にとっては投資チャンスが生まれている。 とは言え、こうした局面ではなかなか積極的な投資ができにくい。 まず、三角保合いを続けている全体相場の行方が不透明で、テクニカル上において下放れもありうるという見方から個別株において -
日経平均は29年ぶりの高値更新なれど
2020-11-19 12:05日経平均が29年ぶりの高値更新。コロナ禍で疲弊する日本経済にとっては喜ばしい限りのニュースだがこれにはきっと何かある・・と訝し気に考える皆様もお見えなのかも知れません。 グローバル企業が数多く含まれる日経平均の上げはコロナ禍で業績が低迷する企業群とは反対に業績向上が見られる値がさ優良株を柱に始まった感がする。上場3800銘柄の中の200銘柄程度の株高では投資家の資産増強は決して果たされていないと推察されるがそれでも下げるよりは上げる方が楽しい。 心もウキウキとなり年末商戦にも明るいムードが漂うことになる。 いやそうは言っても、自分の持株はびくともしない。むしろマイナスになっている、という投資家諸氏も多いのかも知れませんが、市場から離れていた投資家も日経平均の高値更新の報道で関心が向くのかも知れません。株高報道こそ投資家にとっては良いニュースなのかも知れませんが、この話はほとんど大半の投資 -
ユーフォリック
2020-03-15 02:18株式市場はいよいよファンド同士の空中戦の様相ですが、昨年の秋から2月中旬まで、米国株式がどのような材料でも好材料として織り込んでしまう中で違和感を持っていた方も多かったのではないでしょうか。今年に入ってからは特に。 それが先月末からの下落により修正されており、且つ海外ファンドによる影響が大きいためか暴力的な値動きが続きます。 このコラムではこの2週ほど3月が買い時ではないかと書いてきましたが、これほど下がるとは予想できませんでした。これを書いている現在(12日AM)、NY先物市場は22,500ドルまで下げています。 日経平均も18、400円まで下げていますが、信用取引の投げを除いて、ここまで売り込める投資家は国内には思い付きません。投機ファンドのマネーゲームと諦めて、買うにしても落ち着くまで待とうと思います。 ここまで下がると「相場の終焉」も意識しなければいけませんし、春以降の景気動向も -
マザーズ市場の高値
2017-07-12 02:17
日経平均株価は6月に1年半ぶりに2万円を突破した後、底堅い展開が続いている。 高値圏で膠着している日本の株式市場は個人投資家にも影響を与えている。 マザーズ市場は1年半前の高値に迫ろうとしており、これらの要因は「膠着した日経平均株価」「堅調なナスダック市場」「上昇基調が続くゲーム株」だろう。 1年半前にマザーズ指数が高値を付けた際は大型株の上昇が相場をけん引したが、そーせい、サイバーダインの株価はさえず、共に1,000億円以上時価総額を減らしている。 一方、足元ではゲーム株を中心に時価総額300億円前後のマザーズ銘柄の底上げが今のマザーズ市場の活況を支えている。 時価総額300億円以上の銘柄は1年半前では25銘柄だったのに対し、直近では38銘柄に増加している。新たに時価総額が300億円を越えた銘柄群はゲーム株が多い。 新興市場は短期間で時価総額が激増する可能性を秘めている -
不透明感が漂います
2015-04-06 11:50最近の金融市場にかかわる論調で気になるものとして、「どこまでドル高が容認されるのか?」と言う発言が徐々に増えつつあると感じることです。 以前にも書きましたが、昨年10月末の黒田バズーカ第二弾の際、日銀による、 1)発行される国債全てを買い取るほどの日銀買入れ 2)日銀の3兆円を上回る株式(リスク資産)購入に留まらず公的年金も株式組み入れを増やし、外国株及び債券を買い増すなどの合わせ技 3)米国の利上げ示唆のニュース等々・・・ 特にこの3大ニュースをもってしても121円/ドルまでしか円安が進まなかったことが未だに気になっています。 複数のエコノミストが一層の円安を示唆する中で先日は瞬間的に122円を付けましたが一時的なものでした。最近の論調を踏まえればもっと(例えば130 円とかの)円安に振れそうなものですが、落ち着くと直ぐに110円台に戻してしまいます。つまり、円ドル為替はもう随分先 -
祝!!日経平均高値抜け
2015-02-24 16:50先週の日経平均はついに2007年2月の18300円高値を抜けました。NYダウも高値更新となり、今週以降の株価上昇にますます期待感が高まってきました。 その背景になっているのが企業収益の改善(円安による輸出企業の好業績、昨年後半からの原油価格の下落によるコスト低下など)です。多少は明暗が分かれるものの主力上場企業の業績向上が見られます。 また、消費税増税の影響で停滞気味だった住宅や個人消費なども年度後半は下げ止まり、来年度以降は回復が期待されます。再消費税引き上げまでに景気回復を実現させ、実行の体制を整えようとする安倍首相の狙い通りとなってきそうな昨今の株高となってきました。 ここまでの展開はまだ単なる通過点にしか過ぎず、日経平均が20000円の大台にいつ頃乗せるかの議論が既に市場関係者の関心事になりつつあります。相 場が上がれば投資家心理は一段と強気に傾くのが常で、余資を遊ばせては勿 -
ちょっと気になる個別株動向
2013-10-17 01:03NYダウの大幅な調整を予測する向きがある中で、市場連動型銘柄よりも個別株に関心が移っているようです。とは言え、多くの銘柄が5月高値を抜けないま ま、推移している現状で高値掴みした投資家の心はまだ癒されずにいるものと思われます。12月までに損切りして新年を迎えるか、このまま持越しして新年を 迎えるか、悩んでおられる投資家の皆さんも多いのではないでしょうか。 そこで今回、インデックス連動型の主力銘柄やちょっと気になる銘柄の株価水準をチェックしてみましたので宜しければご参照下さい。【5月に高値をつけた主力銘柄と時価比較】 多くの銘柄が5月に高値をつけ、調整中ですが、中には既に高値に接近している銘柄(◎)もあります。 銘柄(コード) 5月高値 時価 時価/5月高値(%) 三菱ケミカル(4188) 593円 448円 75.5 コマツ(6301) 3095円 236
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