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企業価値を決定するもの
2017-01-25 14:55
企業価値は現実の収益で図るべきか、未来に生み出される収益で評価すべきかを議論してみたいと思います。 本来の株式投資の王道は成長株投資であることは言うまでもありません。 ですから多少まだ収益には貢献していなくても未来に利益貢献してくれる製品が登場すると企業の評価は俄然高まることになります。 企業の活動には2つの側面があり、市場で受け入れられる製品や商品を企業の経営資源を用いてユーザーや消費者に提供して事業を存続させるためのキャッシュフローを生み出す活動が主たるものではありますが、まだ、市場性がないものの、近い将来において製品化が可能な次世代の製品を研究開発して準備する活動は別の視点で企業の大事な活動と言えます。 特許や知財はそのための有力な武器となります。 株式市場において評価が高まるのは先行的な研究開発投資が開花して業績に貢献するタイミングです。 研究開発優先で事業活動を -
【お知らせ】【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第32号配信中!!
2015-03-17 08:40月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が3月16日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 創刊号はこちら→ http://okuchika.net/?eid=5177 【3/16第32号では】 ■出遅れ創薬ベンチャー系2社の報告 ■炎の注目銘柄チェック(8社) → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/【バックナンバー販売始めました!】 詳しくはこちらのページへ。http://www.honohfm.com/bknb_s201401.htm【3/9第31号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ht -
創薬ベンチャー投資の難しさ
2014-11-05 14:35米国では日本の約20年前にジェネンテックやアムジェンといった創薬ベンチャーが設立されたのですが、今やこれらの企業は米国を代表する創薬ベンチャーとして多くの従業員を雇用するバイオベンチャーとなっています。 ジェネンテックは1976年に設立され、アムジェンは1980年に設立されたとされ、規模はアムジェンがジェネンテックを上回っています。 アムジェンの売上は2013年で187億ドル(世界の医薬品売上ランキングで11位)で、日本の武田を上回っています。その4割が営業利益となっており、極めて優良な企業になっています。 日本でも米国に遅れること20年、1999年に設立されたアンジェスMG(4563)が大阪大学の森下教授の下で設立され、大学発創薬ベンチャーとして 注目され、多くの投資家の関心を集めることになりますが、現実は厳しく、期待の重症虚血肢治療薬であるコラテジェンRの開発に設立されて15年経 -
創薬ベンチャーの時価総額
2014-09-24 13:00ここでの上昇相場の圏外にある銘柄群が創薬ベンチャーであると言えます。それは2013年5月に活躍した銘柄群であり、その後の調整過程で、理研の STAP細胞の問題で人気離散となった銘柄群です。しかもいつの間にか銘柄数が20を超えて、猫も杓子も創薬ベンチャーとなってしまい投資家の的が絞りに くくなってしまったことも影響しているように思われます。 結果として創薬ベンチャーの時価総額は低下してきています。 ただ、一方では開発に向けた取り組みの結果として開発の進捗が見られ、評価の余地が高まっている可能性もあります。 そこで改めて銘柄をチェックしてみる必要がありそうです。 【時価総額ランキング】 大手医薬品メーカーの傘下にはない上場創薬ベンチャー数は現在23社ほどになっています(試薬メーカーまで含めれば25社になるかと思います。もちろん宝酒造系のタカラバイオは除いています)。 その中のトップの -
乱高下相場
2013-05-28 14:51株価が調子よく上がっていたと思ったら先週23日はいきなり大幅な下落を見せ、乱高下相場が見られました。短期調整なのか、少し長引くのかは予断を許しませんが、ここは冷静に見ていきたいところです。 5月の日経平均は2日の安値13637.96円から23日の高値15942.6円まで16.9%上昇し、急ピッチな上げを演じていましたが。この高値か らその日は一転その日の終値である14483.98円まで9.15%の下落を見せ、不安感が台頭しました。恐らくどこで利益確定しようかと迷っていた投資 家が一気に売りの行動に出たと思われます。 こうした状況は翌日にも表れ、24日の安値は13981.52円。終値こそ14612.45円に戻して終わりましたが、今後もやや乱高下の可能性が感じられます。 ここでの不安感は長期金利の上昇による金融、不動産株の急落がきっかけだと言われていますが、もともと株価の急ピッチな上げが -
創薬バイオベンチャーのビジネス評価
2013-04-16 16:27日本の創薬バイオベンチャーがiPS細胞で話題の山中教授がノーベル賞を受賞して以来、政策的な後押しもあって注目されています。 多くの創薬バイオベンチャーは先行投資による赤字経営で株価の低迷が続いてきましたが、ここに来て軒並み上昇傾向を辿っています。若干バブルのような雰囲気ですが、やや短期指向の投資家も混じって相場の一つの潮流を醸し出しています。 赤字だというのは創薬のための開発経費が先行して発生するためで、ベンチャー企業としては当たり前のことなのですが、普通の投資家には評価が難しいために上場後多くのバイオベンチャー企業の株価が低迷してしまうという結果となったのです。 日本の株式市場には既に事業基盤や製品基盤をもった製薬会社や検査薬を除くと19社の創薬ベンチャーが上場しています(正確な数字ではないかも知れませんのでご了承願います)。 そのうちの5社を下記に掲げてみましたのでご参照下さい
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