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有料メルマガライブラリから(385)「バランス・シートを読むための簡単な知識(5)」
2021-06-17 13:39
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「バランス・シートを読むための簡単な知識(5)」 (有料メルマガ第349回・2015/9/29配信号)※2015年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】■財務分析は一期だけを見て判断しないで数期分を並べて見ることが効果的です。■ 資産の割安株投資なら、一期だけを見て割安かどうかを判断することが可能です。 しかしこの企業が割安なだけでなく、成長もしていくかどうか。 持っている資産を食い潰してジリ貧になって、落ちぶれて行く企業かどうか。 そんなことを判断するためには少なくとも3期くらい -
PER3倍銘柄が嫌われる理由
2020-04-08 23:13全体相場の調整局面の中で、個別銘柄も奈落の底に落ちている銘柄が続出。 かつての株式市場での常識が通用しない評価のされ方となってきた。 過去の経験が通用しない中で、PER3倍、PBR0.3倍、配当利回り6%といった驚きの評価に甘んじている銘柄が出てきた状況は私のアナリスト生活においても滅多にないことだ。 これは近未来における当該企業の業績不安が背景になっている可能性もあるが、そうは言ってもなかなか理屈が立たない。これを需給のなせる業と言うと簡単だが、それほど市場が停滞していることの証と言える。 例えば過去10年間黒字を維持し特別利益ではない本業による利益計上で当期利益を向上させている企業のPERが3倍だとしておく。それが更にPBR0.3倍という評価だとして、しかも配当利回りが前期実績ベースの配当金(配当性向は20%)で6.5%という配当利回りだとなれば、多くの個人投資家は投資したくなる筈だ
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