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為替市場動向~再びのドル高復活、黒田シーリングはタフ?~
2015-06-25 11:32今週、ギリシャ救済問題に明かりが見えたことで、リスク回避の動きが緩みました。 株式市場が大幅上昇の反応を見せ、日経平均は18年ぶりの高値まで急騰してきました。6月に入ってからの反落で、もうひと押しを待っていた投資家の方も 多かったのではないかと思います。このところ、やや下向き、または、こう着を予想する声が多くなっていたことも、ポジション的に大反発、急騰に繋がってい たのでしょう。常に何が起こってもいいように、兆しを見逃さず要準備ということでしょうか。 為替市場の反応は、ギリシャ問題による質への逃避が剥がれたことに加えて、少し後退していた米国のFRBの年内利上げ2回説も出て、米国金利の上昇によるドル高の動きが復活しました。 ドル円は、今月初に125円台をつけた後、日米の要人発言を「警告」として解釈したことから、122円台へ下落。その後は、122円~124円の取引レンジの範囲で動いていま -
為替市場動向~ボックス相場、外からの波で揺れ、内は停滞?~
2014-03-21 00:37ウクライナ問題は、クリミア地方が住民投票で過半数の賛成をもってロシアへの回帰を決めたことから次の段階へ入りました。昨日、ロシア議会ではクリミア のロシア編入を決議し、プーチン大統領によって正式に発表。欧米諸国は反発していますが、ロシアがクリミア編入のみに終始し、ウクライナへの介入には至ら ないという声明もあり、マーケットはこの問題でのリスク回避行動は一服しました。深刻な状況が避けられている背景の一つには、ロシアと欧米との間に切って も切れない経済的相互関係ができているからでしょう。 日本では年度末、今年の第1四半期という節目のためか、取引量が減少しています。目先では、米国の金融政策を決めるFOMC(結果は日本時間20日午前3時頃)待ちという要因もあります。さらに、極め付きは、中国経済の不透明感への懸念です。 為替市場での、各主要通貨の対米ドル、年初来パフォーマンスを見ると、上昇トップは
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